前回からの続きです。
じゃあ、どうすればいいの?ですよね。
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先ほど言ったように、ほとんどのヨガ・ティーチャー・トレーニングでは伝統的に、肩のインピンジメントを最小限にするためと信じられているためダウンドッグではかたの 外旋を勧めています。しかしここで見てきたように、痛みと機能障害のモデルとしての「肩関節インピンジメント」は、近年の研究によって急速に時代遅れとなってきています。腕をあげると肩の軟組織が骨と衝突するのは完全に正常なことで、肩に痛みがあろうとなかろうと、頭上に腕を挙げれば誰の肩でも自然に起こります。肩の屈曲に伴った痛みは確かに起こりますが、痛みというのは実際は複雑で複数の要素が組み合わさったものなのですが、ヨガの世界では多くの場合単純に考えられています。肩のインピンジメントが本質的に病気だという証拠はほとんどないという事実に加え、心理的、社会的な痛みの経験に関連するような解剖学を超えた複数の要因があるのです。
これを念頭に置いて、ダウンドッグのアライメントを再度検討するのが適切でしょう。現在の証拠で支持されていない理由によるモデルであるため、安全性を確保するための外旋は必要ありません。ダウンドッグにおいて外旋は肩に全くよいものである一方、このポーズで内旋することも本質的に何も間違ってはいません。実際、私たちの体を探るためにこの2つの方向の間のどこにいても構わないのです。
とすれば、どちらの回旋にもよい悪いがないのならば、ダウンドッグでどちらの方向に肩を回旋するよう教えればいいのでしょう?
生徒の肩にとって最善のポジションを推測する代わりに、肩の回旋について指示しないことも考えるとよいのではないでしょうか。生徒たちの複雑で洗練された神経系は、ヨガのアライメントのルールが理解する以上にどうすれば体が整うのかを理解しているのです。それぞれの生徒が、その時の彼ら固有の体にもっとも効率的な方法で肩のポジションを決めるのをただやらせてみたらどうでしょう?外旋が好きな人もいるでしょうが、内旋が心地よいと感じる人もいるかもしれません。そして回旋を全くしないほうが気持ちいい人もいるでしょう。
じゃあ、どうすればいいの?ですよね。
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ダウンドッグの肩:新しいアプローチ
先ほど言ったように、ほとんどのヨガ・ティーチャー・トレーニングでは伝統的に、肩のインピンジメントを最小限にするためと信じられているためダウンドッグではかたの 外旋を勧めています。しかしここで見てきたように、痛みと機能障害のモデルとしての「肩関節インピンジメント」は、近年の研究によって急速に時代遅れとなってきています。腕をあげると肩の軟組織が骨と衝突するのは完全に正常なことで、肩に痛みがあろうとなかろうと、頭上に腕を挙げれば誰の肩でも自然に起こります。肩の屈曲に伴った痛みは確かに起こりますが、痛みというのは実際は複雑で複数の要素が組み合わさったものなのですが、ヨガの世界では多くの場合単純に考えられています。肩のインピンジメントが本質的に病気だという証拠はほとんどないという事実に加え、心理的、社会的な痛みの経験に関連するような解剖学を超えた複数の要因があるのです。
これを念頭に置いて、ダウンドッグのアライメントを再度検討するのが適切でしょう。現在の証拠で支持されていない理由によるモデルであるため、安全性を確保するための外旋は必要ありません。ダウンドッグにおいて外旋は肩に全くよいものである一方、このポーズで内旋することも本質的に何も間違ってはいません。実際、私たちの体を探るためにこの2つの方向の間のどこにいても構わないのです。
とすれば、どちらの回旋にもよい悪いがないのならば、ダウンドッグでどちらの方向に肩を回旋するよう教えればいいのでしょう?
生徒の肩にとって最善のポジションを推測する代わりに、肩の回旋について指示しないことも考えるとよいのではないでしょうか。生徒たちの複雑で洗練された神経系は、ヨガのアライメントのルールが理解する以上にどうすれば体が整うのかを理解しているのです。それぞれの生徒が、その時の彼ら固有の体にもっとも効率的な方法で肩のポジションを決めるのをただやらせてみたらどうでしょう?外旋が好きな人もいるでしょうが、内旋が心地よいと感じる人もいるかもしれません。そして回旋を全くしないほうが気持ちいい人もいるでしょう。
ダウンドッグで肩の痛みを感じる人がいる場合には、頭上に腕を上げた時に痛みを感じないよう他の方法を探すと安全性を守ることができるでしょう。しかし、外旋だけが「安全」なアライメントだという古いモデルに執着するよりも、今はもっと多くの選択肢があります。もしかしたら、ブロック2つの上に手を置くと肩の不快感が消えるかもしれませんし、肩の内旋を試してもいいですし、肩甲骨を耳に向かって引き上げることすらしてみてもいいでしょう。なぜなら、痛みは複雑なので、ポーズに対するいくつもの変化が痛みのアウトプットをうまく変化させるインプットをもたらす可能性があるからです。
概して、ダウンドッグで肩のポジションをコントロールしたり支配したりしようとしないほど、自分のためのポーズをより簡単に効率的に行える人が多いことに私は気づきました。アライメントは確かに役立つルールで、本当に多くの状況で使います。しかし、現代の運動科学と人体の複雑性を学べば学ぶほど、多くのヨガアサナのためのアライメントの指示が「正しい」「間違い」の絶対性を手放す方が良いと確信するようになりました。
(出典)https://yogainternational.com/article/view/shoulder-alignment-in-downward-dog-is-external-rotation-the-best-cue