まだまだ真夏のような気温が続いています。
それでも、夕方は「ツルベ落とし」ですぐ暗くなるようになり
夜になれば少しは涼しくなって、秋の虫たちも鳴いています。
確実に季節は進んでいますね。
さて、アーユルヴェーダでは、季節の変わり目にデトックスをすると良いと言われます。
暑さに慣れた体から、今度は冬の寒さの準備をするというわけです。
というわけで、
久しぶりに Virechana (腸洗浄)をしました。
少し強めの塩分のお湯を2Lほど作って、1時間くらいかけてちびちび飲むと
浸透圧によって体内で吸収されずに(逆に壁から吸い出して)
そのまま消化管を通り過ぎます。
(塩分が薄かったり一緒に水を飲むと
体内で吸収されてしまうので体調を崩す危険があります)
早い人では1時間後くらいに、私はたいてい2時間後くらいに「それ」がやってきます。
そして何度も排出し、出てくるものが無色になったら終わりです。
もっとすっきりしたい時は、Vaman Dhauti (胃洗浄)も行うと胃壁の汚れも取れます。
胃の場合は、同じく濃い目の塩分の「ぬるま湯」を一気に飲みます。
お腹がたぷたぷになるので、体の反射反応で自然に吐くか
あるいは指を喉に入れて吐きます(私はこっち)。
この吐いた水の色が薄いピンクだったり緑っぽかったりするんですが、
消化管の余分な分泌液の色だそうです。
そしてこれはとてもとても大事なことですが、
浄化の後は、良質の油分であるギーあるいはココナツ油を入れたお粥を食べて、
疲れて乾いた消化器官を鎮めます。
水分もたっぷり補給しながら、その日はゆっくり過ごします。
準備から休息するまでを考慮すると、だいたい5時間くらいは必要です。
少し疲労感もありますが、すっきりします。
心なしか感覚が鋭くなって味も濃く感じるので薄味で満足できたり
肌の調子がすこぶる良くなったり。
翌日からは食事も含めて普通に生活できます。
これまでの経験から言うと
塩からすぎて飲めないという人、ダメだと言っても水を飲んでしまう人、
溺れるような恐怖感を感じる人などもいます。
やってみようかなという方は、初めは必ず知識の豊富な方と一緒にやってくださいね。
ちなみに私のルーティンは
朝起きたら、口を水ですすいでから舌をスクレーピング、レモン水を飲む、植物に水をやることから1日を始めます。
Vata体質なので乾燥ぎみだと思う時は
オイルプリング(オイルで口をクチュクチュ)もします。
Vata体質なので乾燥ぎみだと思う時は
オイルプリング(オイルで口をクチュクチュ)もします。
日中にアサナと瞑想をして
夜はお風呂でオイルマッサージ。毎日だと大変なので、コンディションによって
顔だけとか頭皮だけとか足裏だけとかの日もあります。
劇的な変化!というのは無いかもしれませんが、
アトピー持ちのアレルギー体質な私ですが
肌荒れや痒みも随分減りましたし、ひどかった花粉症の症状がほとんどなくなりました。
ああ、またインド行って毎日デトックスの日々を送りたーい。