先日、シニアヨガに体験の方が来られました。
長年美容師をされていて立ち仕事が多く、昔から腰痛がひどかったそうですが
歳を重ねられてますます酷くなり、
立ったり座ったりの動きがとても難しくなっているとのこと。
医者の診察は受けておられなかったのですが、ヘルニアや怪我の兆候も無さそうでした。
腰を動かすことにとても怯えておられる様子だったので
まずは、膝の悪い生徒さんの隣で同じように椅子に座って始めていただきました。
手足、肩、首のルースニングの後、簡単な呼吸法から始めましたが
床に座るのはもちろん、四つ這いになるのも仰向けで横たわるのも
「できない」と拒否されます。
「ゆっくりで結構ですので」と促すと
本当にゆっくりゆっくりと他の生徒さんたちと同じ姿勢になってくださいました。
この日のシーケンスは、筋肉の緊張と弛緩を繰り返し
股関節周りから背中を中心にほぐすものでした。
その方の様子を特に注意しながら進めていきます。
さて
最後は仰向けに横たわっての深いリラクゼーションで終わる約1時間半の後、
「椅子かマットの上に楽な姿勢で座りましょう」とみなさんに促した時
その瞬間が来ました!
(本文とは関係ありません) |
「あ、座れてる!」
なんと腰痛で四つ這いになるのも怖がっておられたその方は
安楽座(胡座)で普通に座っておられるのです。
「すごい!」
みなさんからも拍手喝采。ぱちぱちぱちぱち
「なんだか体が軽くなったわ。すっと動ける!」
やっぱりヨガはすごいです。
人からやってもらうのではなく、自分の体と精神力だけで
つっかえていたものがフっと取れる。
このブログ前々回の通り、
「動かすと痛い」という恐怖心から腰痛をかばいすぎてしまい
悪化してしまう例だったのだと思います。
こんな瞬間があるからこそ
みなさんにヨガをシェアし続けることが私にとって喜びなんですよね。
さあ、またがんばろ。
(全ての腰痛の方に当てはまるわけではありません。痛みが酷い場合は、医師に相談し狭窄症やヘルニアなどがないかお医者様に診てもらってくださいね)
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