私がアーユルヴェーダ・ドクターからヨガセラピーの講義を受けた時、初めに教わったのが呼吸器の働きや喘息など疾患のためのヨガについてでした。
ヨガでは、呼吸=息(生き)=プラナ=生命力と考えられておりとても大切なものだからなのかもしれません。
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深く吸って、深く吐く
呼吸は生きていく上で不可欠のものですが、不随意筋によってコントロールされています。そのため毎日の生活のなかでほとんどの人は意識することもなく呼吸しています。ところが喘息になると、呼吸が日々の辛い経験になってしまうこともあります。呼吸は、ヨガの実践においての重要な側面であり、よい呼吸は精神と身体を落ち着かせるのに不可欠なものです。ヨガは、喘息に苦しむ人に、呼吸を整え、身体とともによりよく呼吸する方法を教えてくれます。
身体への影響
喘息は、気管を炎症させ狭める慢性の肺疾患です。ぜいぜいとした呼吸や胸の締め付け、浅い呼吸、咳などが繰り返し起こります。多くの場合、夜間や早朝に咳が起こり睡眠の質に影響します。
喘息のきっかけは、喫煙や呼吸器感染、アレルギー、運動、大気汚染、毒、冷気、薬品やストレスなどです。ストレスは喘息の悪循環の原因となり、すでに感じているストレスをさらに増やし発作の頻度や重度を悪化させます。
ヨガの効果
ヨガは、アサナやプラナヤマを通して呼吸筋や呼吸器を強化します。姿勢を整えて呼吸器を強化することで、喘息を和らげます。浄化法では、肺の気管に障害物を作る余分な粘液を取り除くことができます。
(i) アサナ - 胸を広げることで呼吸筋の強さを高めます。アサナを一定の時間リラックスして保ち、呼吸器官をイメージしながら身体の気づきを練習します。次のポーズがよいでしょう。ブジャンガサナ(コブラ)、シャラバサナ(バッタ)、ダヌラサナ(弓)、アルダ・マツエンドラサナ(半魚神)、アカルナ・ダヌラサナ(弓を引く)、ウシュトラサナ(ラクダ)、チャクラサナ(車輪)、トリコナサナ(三角形)、ヴィラサナ(戦士I)など。
(i) アサナ - 胸を広げることで呼吸筋の強さを高めます。アサナを一定の時間リラックスして保ち、呼吸器官をイメージしながら身体の気づきを練習します。次のポーズがよいでしょう。ブジャンガサナ(コブラ)、シャラバサナ(バッタ)、ダヌラサナ(弓)、アルダ・マツエンドラサナ(半魚神)、アカルナ・ダヌラサナ(弓を引く)、ウシュトラサナ(ラクダ)、チャクラサナ(車輪)、トリコナサナ(三角形)、ヴィラサナ(戦士I)など。
(ii) プラナヤマ - プラナヤマは、呼吸を減らして代謝を減少させ、肺の容量を増大させます。呼吸の保持(クンバカ)により、残った酸素を使い切り、狭くなった気道や肺胞を活性化させて障害物を取り除きます。次を試してみましょう。ナディ・ショーダナ(交互鼻腔呼吸)、バストリカ(速い呼吸)、ウジャイ。
(iii) 浄化 - 塩水を片方の鼻腔に注いで粘膜を除去するジャラ・ネティ(鼻うがい)、ダンダ・ネティ(チューブで鼻腔浄化)などは、鼻の中の汚れやバクテリアを全て取り除きます。これが喘息のリスクを減少させ、発作が悪化するのを防ぎます。
(iv) 禁忌 - シータリやシタカリ、左鼻腔のプラナヤマは避けましょう。これらは喘息を緩和するより悪化させる可能性があります。
意識的な呼吸はどのようなヨガの実践においても重要な部分であり、精神と身体を落ち着かせてくれます。ヨガの間の様々な呼吸法は、呼吸を深め身体をリラックスさせます。体内の全ては関連していて、身体全体と心、精神がお互いに整うようヨガが導いてくれます。喘息に悩んでいるのなら、ストレスと呼吸困難を緩和する最適な方法は、ヨガの練習を習慣づけることなのです。
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