カルシウムやビタミンDをたっぷり摂って、そしてヨガをする?骨粗しょう症や骨減少の治療や予防に関しては、より頻繁にヨガがいいと耳にするようになったかもしれません。その理由のひとつは、「Topics of Geriatric Rehabilitation」に発表されたローレン・フィッシュマン博士による10年来の研究の結果のおかげでしょう。
フィッシュマン博士らは、12ポーズ、つまり、ヴルクシャサナ(木のポーズ)、トリコナサナ(三角のポーズ)、ヴィラバドラサナII(戦士のポーズII)、パールシュヴァコナサナ(側面伸展のポーズ)、パリヴリッタ・トリコナサナ(回転した三角のポーズ)、仰向きの手を足につけるポーズのバリエーション2種(スプタ・パダングシュタサナ)、座位のツイスト2種、そしてシャヴァアサナ(屍のポーズ)の効果について研究しました。参加者は、全てのポーズを約12分間で終えるよう、DVDを使って行いました。
インターネットで募った741人のうち、227人が毎日あるいは1日おきにヨガを日課とし、そそれらの人たちを「完全に準拠」「やや準拠」と研究の対象としました。残った参加者のうち89%が女性で、年齢の平均は68歳でした。参加者の80%以上が、それまでに骨粗しょう症や骨減少と診断されたことがありました。
研究者らは、研究開始時と10年後の参加者の骨ミネラル濃度(BMD)データを収集しました。
その結果は?とても勇気づけられるものでした!「完全に準拠」「やや準拠」の参加者227人の、脊椎、骨盤、大腿骨の骨ミネラル濃度に向上が見られました。「ヨガに関連した深刻な怪我は、全く見つからず報告もなかった。ヨガ実践者においては、骨の質的な向上があったと思われる」と研究者は述べています。
もちろん、より多くの研究は必要ではありますが、それでも、これらの結果は希望に満ちており、おそらくヨガ実践者らがこれからも毎日マットの上に立つもうひとつの理由になることでしょう。
(出典)https://yogainternational.com/article/view/new-research-on-yoga-and-bone-health
0 件のコメント:
コメントを投稿