2015年10月26日月曜日

<日記>朝食について


今日のクラスは、主に前屈を深める骨盤の動きと、
ダウンドッグ(下向きの犬のポーズ)のための上半身の使い方の練習をしました。

終わってからいつも皆さんでお茶(今日はジンジャーレモンタルシティー)を飲みながら
いろいろお話するのですが
今日の話題は「朝食ってどうしてる?」でした。

個人的に胃腸が強いほうではないので、私は朝は軽くすませるか抜くこともあります。
しっかり食べると、昼ごろまで胃がもたれたりするので
これは、昔からの経験に基づいて自分に一番いい食事サイクルを実践しているわけです。
が、一般に、朝食は夜間の絶食後の大事な栄養補給だと言われています。

最近のお気に入りは、起き抜けにまずレモンを絞ったお白湯を飲んでから
人参をベースにした野菜と果物をコールドプレスしたジュースと
熱処理していない蜂蜜をかけたトーストを摂っています。
そろそろ寒くなってきたので、ジュースも考えないといけないなあと。

人はそれぞれ体質も消化力も違うので、
やはりここでも自分の状態をきちんと知ったうえで
自分にあった食事や生活パターンを見つけることが大事なんですね。



シンガポールの朝食の定番、カヤトースト

2015年10月25日日曜日

ヨガとストレスの科学
The Science behind Yoga and Stress

オーストラリアの情報サイト UPLIFT からの記事です。
http://upliftconnect.com/yoga-and-stress/
By Dr M Storoni MD PhD on Tuesday July 14th, 2015

ヨガには様々な種類がありますが、
それぞれに別の効果があり、個人の嗜好も色々です。
が、ストレスに注目する場合、どういったヨガがいいのでしょう。
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ヨガのポーズをすると脳内物質と神経間結合に何が起こるのか?

脳には、ストレスにおいて重要な役割をもつ場所が二ヶ所ある。これらは、感情や認識に関わる機能を果たしている。ここではこれらを「感情脳」(扁桃体とその結合部、内側前頭前皮質を含む内側前頭皮質)、「論理脳」(背外側前頭前皮質、前頭全皮質の他の部分、帯状皮質や海馬各部)と呼ぶことにしよう。




感情脳は、私達の血中にアドレナリンとコルチゾール駆け巡らせる交感神経により「ストレス反応」を引き起こす。論理脳は常に、このストレス反応を「停止」させようとし、また感情脳を抑制しようとする。論理脳が強ければ強いほど、これらの二つはよく機能することになる。ストレス反応が「停止」されれば、副交感神経系の信号が「作動」する。この信号は、身体を「弛緩」させる。よって、強い論理脳はリラックスと密接に関係しているのだ。

ストレス反応と「弛緩」信号は特定の経路を通って身体中を巡るのだが、この経路のある箇所には小さな「スイッチ」がたくさんあり、こうした信号の作動・停止を物理的にコントロールできる。首は、こうしたスイッチが存在する(頚動脈)よい例である。



ストレス回路を訓練する

ヨガは、このストレス回路全体を二段階で訓練することができる。まず、じっと静止して集中したり、バランスを取ったりしてポーズを「保持」する度、論理脳が活性化される。前屈すると、「弛緩」信号が首の「スイッチ」で作動する。従って、集中して前屈すると、同時に論理脳と弛緩信号が始動する。

後屈は、首のスイッチを通してストレス反応信号を始動させる。筋肉の収縮もまた、ストレス反応信号を誘発する。従って、静止しバランスに集中しながら後屈して筋肉を収縮させると、論理脳はまた「余分」の仕事をしなくてはならなくなる。静止してポーズに集中する前に、この2方向からきたストレス反応信号に耐えなければならないのだ。この論理脳に反する働きをする「余分」な妨害が、脳を筋肉のように「訓練」する。

神経を繫ぎ直す

一連のヨガが終わるころ、論理脳は「訓練」されている。すっかり活性化されているのだ。感情脳が静かになって、精神的な穏やかさを感じる。このように論理脳を長期間訓練すると、論理脳内の神経を繫ぎ直すことができる。考えを制御することが容易だと感じる新しい回路が作られる。おそらく、自分の考えを行きたい方向に導き、ネガティブな考えや経験にこだわらないようにすることが以前よりも容易に感じられるだろう。これが、ネガティブな出来事にこだわる傾向がある欝や不安症において、ヨガに効能があるように見える理由のひとつであろう。論理脳内の強い結合が、感情脳とストレス反応を抑えこみ続けるのだ。だから、ヨガはストレスと闘うのにこんなにも効果があるのである。

重要なことは、各ポーズのホールドが長く、うまく編成されたシークエンスに組まれたヨガポーズを行うことである。そうすると、ヨガとストレスはうまくバランスを取り始めるのだ。


2015年10月17日土曜日

グルテンアレルギー 5つの兆候
5 Signs You May Be Gluten Intolerant

今回は健康関連の情報サイトCurejoyの記事からグルテンアレルギーについて。

パッケージに「グルテンフリー」と書かれた食品が店頭に並ぶようになって久しいですが、
私のまわりでもグルテンフリーダイエットを始める人が増えています。
昔から麩などグルテンを食べてきた日本人にも
アレルギーの人が居ないわけではありませんが
あまりセンシティブになりすぎるのもどうか、と思ったりもします。
自分(の体質)を正しく知ること、それはヨガの目指すところのひとつですが
そこから全ては始まるのではないでしょうか。

http://www.curejoy.com/content/5-signs-may-gluten-intolerant/



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「グルテンフリー」が最近大流行しているようですが、
それはもう「ただのブーム」を超えています。
グルテン過敏(セリアック病と混同しないように)は本当に心配する人が多いことでしょう。
グルテンは小麦やライ麦、大麦に含まれる蛋白質です。
全く問題のない人もいますが、この蛋白質を消化するのにが大変な人もいるのです。
グルテンアレルギーが近年増えているのは興味深いことです。昨今の農業や小麦の変化、
殺虫剤、それとも環境の変化なのか、以前よりずっと増えています。
が、グルテンにとても過敏な人が、それに気づいていない可能性もあります。
さてあなたはどうでしょう?


グルテンアレルギーの可能性の兆候


ぼんやりする: 集中できない、落ち着きが無い、いつもだるい

腹部膨満感: グルテンを含んだ食事のあとの膨満感、ガス、下痢、便秘などの消化不良

気分不安定: ADD(注意力欠如障害)、ADHD(注意欠陥過活動性障害)、不安、欝などがグルテンで悪化する可能性がある

関節痛: グルテンが潜在的原因の炎症による、説明のつかない強張った関節の痛みや急に悪化する関節炎

自己免疫障害: 自己免疫疾患は内蔵の問題が原因です。もしそのひとつがグルテンの消化にあるなら、あなたの身体がグルテンを外敵の襲来と思い身体の中で攻撃するのです。それが甲状腺炎、乾癬、繊維筋痛、狼瘡などの自己免疫状態を悪化させる可能性があります。

グルテン過敏かどうかを知るには?

もし、上記のいくつかを経験したことがあるなら、30日間食事日記をつけて除外食を試してみて下さい。少なくとも2週間(可能ならもっと長く)グルテンを止めて、徐々にまた取り始めてみる。グルテンをやめている間に症状が改善し、再度摂取し始めてまた症状が現れたら、あなたは過敏症です。
もし過敏症ならば、グルテンを日々の食事から排除することで、もっと元気で気持ちが落ち着き、消化がよくなり、今までよりも全体的にずっと気分よくなるでしょう!



2015年10月16日金曜日

<日記>アハ体験と人生について?

実は私、ヨガを始めて半年くらいで、ビンヤサという動きで必ず出てくる
チャトランガ・ダンダーサナで右肩を傷めてしまいました。
数年かかってやっと治ったと思ったら、今度は左肩を傷めてしまい、
これはまずいと、改めてきちんと解剖学を勉強しようと思ったきっかけにもなりました。

Chaturanga Dandasana
Photo from Yogajournal
人数が多いとなかなか先生の目が行き届かなかったり
最初の基礎をきちんと教わっていないまま、難易度の高いポーズに進んでしまっていたり
私のように、若い頃に鍛えた筋肉で力づくでポーズができてしまう人は特に危険なのですね。

肩がなんとなく治ってきたので、徐々に練習を再開したピンチャ・アユラサナという倒立。
どうしても、上で静止できないのです。
コアが弱い、肘が開きすぎ、かと思われたのですが、、、

Pincha Mayurasana
Photo from Yogajournal

今日、アハ体験が来ました!
いつも教えていただいている先生のたったひとことで!
「重心が後ろ過ぎるから前にいかないと」
そう、頭を少し前にやっただけで簡単にバランスが取れたのです。
しかも、バランスが取れてしまうと、今までガチガチに入っていた力も必要なくなるのです。

なんだか人生の縮図のような気がした瞬間でした。

理由がわからなくて、本当の自分の状態がわからずにもがいて悩んで
でも、ほんの些細なことで理解できてしまう。
その向こう側に行ってしまうと、なぜ悩んでいたのかさえ忘れてしまう。

まだまだ練習は必要ですが、ほんと、面白いと思います。


2015年10月5日月曜日

<日記>背骨は大事なんです

今日のクラスのテーマはバックベンド。
子供の頃は何でもなかったいわゆるブリッジのポーズに挑戦。
ややこしいのですが、ヨガでブリッジポーズと言えばこんなポーズ↓

Setu Bandha Sarvangasana

これもバックベンドですが、今日やったのはこれ↓

Urdhva Dhanurasana

ご存知の通り、背骨は、中枢神経の一部である脊椎が通っている大切な場所です。
身体の大部分は、ここを通っている神経で調整されているので
ここを健康に保つのはとても大事なことなのです。

折りしも、生徒さんのお母様が椎間板ヘルニアになられたとのこと。
ヘルニアなど、背骨周りの不調を予防するには
背骨周りのインナーマッスルを鍛えること、そして柔軟性を保つことが大事なのです。
だから、美しい姿勢を保つのはエイジング予防の基本といえるのではないでしょうか。


2015年10月2日金曜日

<日記>シンガポールに行ってきました

あっという間に9月が終わりもう10月です!

9月の初めはシンガポールに戻り、恩師であるアーユルヴェーダ医師について
改めてアーユルヴェーダの基礎の勉強をしてきました。

ヨガティーチャー、ヨガセラピストの資格取得の際にある程度は習ったのですが、
アーユルヴェーダだけに特化した授業を受けたくなって
そして、やたら暑い日本を抜け出したくて(?)行ってきちゃいました。
(実際には9月になった時点で日本の方が涼しくなってましたが・・)

授業は、アーユルヴェーダの歴史から基本的な考え方や理論だけでなく
ドクターのクリニックに来る患者さんたちのセラピーにも及びます。
様々なデトックス法やオイルマッサージなどを見学し、実際に訓練していくのです。

残念ながら、というか、当たり前というか
短期間の限られた時間では修了するまでは行かず
再度、シンガポールに行くことになりました。
今度行ったら、試験、実習、レポート提出などなどまだまだ盛りだくさんです。
とりあえず、今は復習ですね。

といいながら、シルバーウィークを充分楽しんだり、中秋の名月楽しんだり
翻訳のお仕事に追われたり、友達のwebショップを手伝うことになったり、、、
で、なかなか時間が取れなかったりしたりして。。

でもね、勉強も仕事ももちろん大事ですが、
人生を楽しむのが一番の一番だと私は思っています。:)