2015年7月28日火曜日

悪循環を断ち切る: 高齢者の転倒>怪我>不安 
Falls, Injuries and Anxiety: Breaking a Vicious Cycle

Huffington Post からの記事です。

http://www.huffingtonpost.com/hilary-young/falls-injuries-and-anxiety-breaking-a-vicious-cycle_b_4875233.html (英語)

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アメリカでの調査ですが、65歳以上の怪我や脊椎損傷の主な原因は転倒によるもので、その数は年々増加傾向なのだそうです。

一度、転倒で怪我をすると、また転けるのではという恐怖心が生まれます。

そのせいで身体を動かさないようにすると、身体の可動域や体力の減少に繋がり、結果的に転倒のリスクを増やすことになってしまうのです。

転倒への恐怖はまた不安を増加させてしまうのですが、それに対する抗不安薬がまた転倒や認知症の危険を伴ってしまうのです。

2011年から2012年に行われたオランダのユトレヒト大学の研究では、向精神薬を服用した高齢者は、転倒のリスクが3~5倍になったそうです。

ベンゾジアゼピン(向精神薬の一種)の服用により認知症発症が50%増えたという

British Medical Journal に掲載された15年に渡るフランスの研究もあるそうです。

ヨガを習慣的に行うことは、年齢に関わらず、こうした転倒や不安症のリスクを回避することができるのです。

「ヨガの練習によって、心と身体の認識を促すことができます。やさしい動きやストレッチで、自分自身の限界や身体の変化を感じることができるのです」あるヨガセラピストの言葉です。

「ヨガで行う様々な屈伸が関節を円滑にし、脊柱をしなやかに保ちます。また、筋肉を強化させ骨を守ります。多くの呼吸法により、呼吸器系や神経系をリラックスさせ、不安やストレスを取り除くと証明されています」 筋力が衰えた高齢者には、椅子を使い無理なく行えるヨガもあります。

何か新しいことを始めることで、プラスの連鎖反応を起こすことができます。

そうして、悪循環を断ち、健康で幸せな人生を送り続けることができるのです。

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