日が短く寒い季節、日差しも少ない。とうとう冬が来た。この季節、身体の調子も心も落ち込みやすい。寒くじめじめと湿った日には、ヴァータとカパのドーシャが悪化します。むくんだり、咳や風邪をひいたり、時には恐ろしいインフルエンザに罹ったりも。
日光が不足すると私達の体力が奪われます。ですから、季節に向けて免疫系に焦点をあてるよい機会となります。休養をしっかりとって(年末年始には難しいかもしれませんが)、消化の火であるアグニを増やす栄養価のあるものを摂りましょう。
ピッタ・ドーシャが多い人にとっては冬はいい季節といえるでしょうが、寒い季節にバランスを保つアーユルヴェーダのコツを理解することは誰にとっても有益でしょう。
ヴァータを鎮めカパを落ち着かせる暖かく栄養のある食事を
朝食は暖かいお粥やオートミールがいいでしょう。昼食や夕食には、お米、大麦、ライ麦をたくさんとりましょう。ギーやココナツ、アボカド、ヘンプ、オリーブなどの健康的なオイルをさがしましょう。サラダなどヴァータを悪化させやすい季節はずれのものを避け、季節の根菜を足したスープやシチューを摂る様にします。ホットミルクに身体を温める生姜やシナモン、カルダモンなどのスパイスを入れて一日を終わりましょう。
あなたの人生にもっとスパイスを
Dを探せ!
地に足をつける
血流をよくする
休んで準備する
12月は、休養をとり一年を省みて新年に向けて準備をする時間です。自分の内側をみつめ、種を蒔き、意思を固めましょう。地につき、静けさの中で内省的になるときです。これを利用して、瞑想の時間をとったり日が短くなるとともにやってくる静けさを受け入れましょう。光が不足するので、季節的な鬱になることもありますが、これを防ぐため、光について瞑想したり、「オーム」など心に響くマントラを唱えましょう。
ひどい粘膜性の風邪をひいたときは、数日の間、食事を減らしましょう。軽く温かいスープなどの簡単な食事をとって、休んで回復させます。乳製品、甘いもの、揚げ物、イーストを使ったパンは避けます。これらは、停滞をより悪くします。咳のでる風邪には、ジンジャーティーがとてもよく、ローハニー(熱を加えていない蜂蜜)を少し入れると特によいです。気力が増し、地に着いた健康的な春を迎えるために、温かく光をたっぷり浴びた冬が過ごせますように。
出典:Wanderlust
http://wanderlust.com/journal/ayurveda-for-the-colder-months/
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