2016年9月28日水曜日

きれいな身体でいるにはアーマ(毒素)を取り除こう 
Want A Clean Body? Keep It Free Of Ama (toxins)

パンチャカルマの話が出たので、デトックスについて。
ayurveda next door からの記事です。

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私たちの身体は、毒のいっぱい詰まったゴミ箱ではありません。なのに、消化不良やストレス、呼吸する大気中の化学物質や飲料水、食物などの汚染によって、常に身体の中で毒素が作られています。それらを定期的に排出できなければ、毒素がたまった結果病気として現れるとアーユルヴェーダでは言います。そして老化とともにその不純物排出の働きは弱まっていきがちなので、定期的な内的浄化セラピーが必要なのです。

3つの毒素


アーユルヴェーダの師によれば毒素は3つあります。よくあるものがアーマで、消化力が弱まっていたり不適切な食事で過負荷になったときに消化管内に蓄積されるネバネバした未消化の老廃物のことです。

アーマが身体から排出されず蓄積され続けると、消化管にとどまって体内をめぐり始めるのです。ある部分に一定期間とどまるとアーマは反応しやすくなりサブ・ドーシャであるダートゥ(身体組織)、マラス(尿などの老廃物)に溶け込んでいきます。

三つめの毒素は、今日の私達が呼ぶところの環境毒素です。環境毒素は体外から取り込まれる食物に含まれる殺虫剤や化学肥料だけでなく、保存料や添加物、遺伝子組み換え食品などが含まれます。「腐った」食べ物や有害なバクテリアいっぱいの食物もこのカテゴリーに当てはまります。他のガラヴィシャ毒素は、ヒ素、鉛、アスベストや洗剤や生活雑貨に含まれる化学物質、毒、大気と水の汚染、着るものに含まれる化学物質や合成繊維、麻薬などです。

アーマヴィシャとガーラヴィシャの毒素はアーユルヴェーダ医師に任せるのが一番ですが、体内のアーマ蓄積を防止するための長期的ケアは自分でも行う方法がいくつもあります。


アーマ蓄積のサイン


身体が重い、関節がこわばっている、朝起きて舌が白くなっている、不快な体臭、食後にだるく眠い、頭がぼんやりするときは、身体にアーマが蓄積しているかもしれません。下痢や便秘、関節痛や悲しい気持ち、だるさ、免疫の低下、頻繁な発作や風邪なども全てアーマによって起こる問題なのです。

アーマは体内の循環経路を詰まらせ、細胞や臓器への栄養の流れを妨害します。もしくは、細胞や組織から老廃物を運ぶ経路を詰まらせて、結果的に毒素を蓄積させることもあります。


アーマはどうしてつくられるのか: 食事とライフスタイル


アーマは、不完全な消化による老廃物なので、消化を妨げる食事やライフスタイルはアーマの原因となります。

揚げ物や硬いチーズ、肉、残り物やジャンクフード、加工品、こってりしたデザートなどは消化しにくく、消化力を超えてしまってアーマの形成につながります。アイスクリームや氷水、冷蔵庫から出したばかりの食べ物など冷たい食べ物や飲み物もまた、その低い温度が消化の火を消してしまうので消化しにくくなります。

どれくらいのどんな食べ物が消化できるのかは、自分の消化力によります。消化の力は、身体の タイプやバランスによって弱かったり、強かったり、不規則だったりします。もし、消化力が弱かったり時間がかかるようであれば(カパ・ドーシャに関連した特徴です)、食べ過ぎたり消化力以上にこってりしすぎるものはアーマを形成してしまいます。

強い消化力(ピッタ・ドーシャに関連)を持つ人は、たくさんこってりしたものを食べてもアーマが形成されることはありません。不規則な消化力(ヴァータ体質に関連)を持つ人の食欲や消化力は変動しがちで、強くなったり弱くなったりします。

自分の消化のタイプに合うように食事を調整する必要があります。消化力はまた、季節によって変化し、食事やライフスタイルを調節しないでいるときに天気が変わればアーマが形成されることもあります。

消化力はまた、不適切な食習慣によって弱まります。例えば、毎日違う時間に食べる、消化力がより強い昼に最も重い食事をしない、食事を抜く、あるいは食事と食事の合間に食べるなどはすべて消化の力のバランスを崩します。

不規則な生活もまた消化を妨げアーマの原因となります。精神的、感情的、身体的ストレスもまた、消化不良とアーマの原因となります。イライラしているときに食べた後、胃に痛みを感じたことがあれば、それはこのせいです。一般に、自分の本質に逆らったり、自然の法則に逆らったりすると、消化力に影響してアーマの形成につながるのです。


アーマを減らす食事


単純なアーマは、消化の火であるアグニを強化してバランスを整えることで、普通は身体から排出することができます。まず、アーマを減らす食事を始めることが重要です。これは、温かく料理したての、軽く消化しやすい自然食品で、それぞれの体質と季節に適したものです。

アーマを減らす食事は、新鮮で有機的な野菜、甘く水気のあるフルーツ、未精製のキノアやクスクス、ライ麦、大麦、アマランサス、キビ、米、そしてムング豆やレンズ豆のスープなどの消化しやすいタンパク質などです。作り立てのヨーグルト1に対して4の水、味付けに塩か蜂蜜を入れてブレンドしたラッシーは食事の後の消化促進に大変良い飲み物です。消化を助けるバクテリアである乳酸菌が含まれているからです。チャードやケールなどの火を通した葉物は、排出を促し体のデトックスに特に優れています。

野菜や穀物は、体質と季節に合った味の良いスパイスで味付けしなければなりません。上記に挙げたアーマの原因となる食物は避けましょう。(揚げ物、熟成したチーズ、こってりしたデザートなど消化しにくいもの、冷たいもの)

一日を通してお白湯を飲むのは、アーマやあらゆる毒素を排出するのによい方法です。特にデトックスのスパイスを足したお茶はよいです。


デトックスのためのお茶


朝、2Lのお湯を沸かします。クミン小さじ1/4、コリアンダー小さじ1/2、フェンネル小さじ1/2を入れ、10分間蓋をして蒸らします。スパイスを濾して保温できるポットに入れ、一日中飲みましょう。毎朝、新しいお茶をいれて新しい一日を始めましょう。


ライフスタイル


太陽が最も強く、それが消化の火に反映される正午に、最も重い食事をすることが大切です。夜に食べ過ぎたり肉やチーズなどの重いものを食べると、それらが胃にとどまってアーマを作ります。夜は軽いものを摂るようにし、寝る前に消化が終わるようにしましょう。

また、毎日同じ時間に3食取るようにすることも大事です。身体が毎日の日課になれると、食事前に消化液が準備され、消化がより効率的になります。いろいろな時間に食べると、消化が狂ってしまいます。

本当にお腹がすいていなければ間食はやめて、食べ物が消化されるまで食事は待ちましょう。まだ消化中にもかかわらず、またそのうえに食べれば、未消化の酸っぱい老廃物であるアーマのもとになります。

アーユルヴェーダのその他の日課も重要です。夜の10時までには就寝することは欠かせません。というのも、10時から早朝2時のピッタの時間に消化の力が浄化し活性化するからです。遅くまで起きていると、おそらく夜中にお腹がすいて食べたくなり、それが消化力に負担をかけてアーマを作ります。

朝の6時前には起床しましょう。カパの時間(午前6-10時)まで寝ていると、アーマで身体の経路が詰まって身体が怠く疲れた感じになるでしょう。

体質にあった日々の運動は、消化力を刺激して体内の毒素を浄化するのを助けます。また、ストレス管理を行い、体質に負担がかからない楽しめる仕事をすることです。日々の瞑想は、精神的、身体的ストレスの解消におおいに役立ちます。

(出典)http://ayurvedanextdoor.com/want-a-clean-body-keep-it-free-of-ama-toxins/


2016年9月25日日曜日

心臓疾患の危険を軽減する1週間のパンチャカルマ
Panchakarma treatment for a week may reduce heart disease risk

The Times of India の記事です。
パンチャカルマとは直訳すると「5つの行い」という意味で、記事に説明されている通り、デトックスと若返りのためのアーユルヴェーダの5施術のことをいいます。
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アーユルヴェーダに基づいたヴェジタリアンの食事、瞑想、ヨガやマッサージを特徴とする健康プログラムである1週間のせパンチャカルマ・プログラムは、炎症やコレステロール調整、心血管疾患リスク因子などに関連する血液ベースの代謝をかなり減らすことができると臨床実験結果が示した。

著名な統合医学支持者である上席著者、カリフォルニア大学のサンディエゴ医科大学教授ディーパク・チョプラ氏によれば、「一週間のパンチャカルマ・プログラムは、受けている人の代謝プロフィールを著しく変化させることができる」

「the journal Scientific Reports」に発表されたこの発見は、統合医療やホリスティック医療の健康への効果を代謝生体指標を用いて評価するものである。

「生物学的研究の全システムのための骨組みを作るという試みの一端として、我々の次の段階は、遺伝子発現と心理学的健康のどちらにも相互的に関連するものとなるだろう」とチョプラは述べた。

カリフォルニア大学サンディエゴ医科大学の研究チームは、瞑想やアーユルヴェーダのような代替医療や統合医療は極めて人気があるが、ヒトの微生物群やゲノム、生理機能に対するその効果はあまり理解されていないと言及している。

「我々の研究プログラムは文献上のこうしたギャップに対処するものだ」と第一著者であるクリスティン・タラ・ピーターソンは言う。

「パンチャカルマは、マッサージやハーブ療法など身体を強化・活性する処置に関わるデトックスと若返りのプロトコルのこと」とピーターソンは指摘した。

この研究は、カリフォルニアのカールスバッドにあるChopra Center for Wellbeingで、30歳から80歳の119人の健康な男女において行われた。

約半数がパンチャカルマを受け、残りは制御グループとした。

液体クロマトグラフィーと質量分析を用い、6日間の治験期間の前後で血漿分析を行った。

研究者らの発見によれば、パンチャカルマのグループの中には、血清コレステロール、逆にⅡ型糖尿病危険因子に関連する12種の特定の細胞膜物質(フォスファチジルクロリン)に減少が見られた。

「これらリン脂質は、炎症やコレステロール代謝に関連する経路へ広範囲に影響を与える」ピーターソンは説明した。

「血漿や血清のフォスファチジルクロリン代謝レベルは、心臓管疾患のリスクを極めて予測しやすくする」ピーターソンが言及した。


これは、バンガロールに行ったときの
眼のデトックス中の友人です




(出典) The Times of India
http://timesofindia.indiatimes.com/life-style/health-fitness/health-news/Panchakarma-treatment-for-a-week-may-reduce-heart-disease-risk/articleshow/54275481.cms

2016年9月23日金曜日

経絡の存在を科学がついに証明
Science Finally Proves Meridians Exist

シンガポールにいた頃、プラナ(生命エネルギー)を計れるマシーンを開発したという人のプレゼンテーションを聞いたことがありますが、目に見えないものってなかなか信じられないものですよね。
今日の記事はUPLIFTから、経絡、いわゆるツボを科学的に解明したという大変興味深い話です。
かくいう私も、使いすぎで肩や手首を痛めやすく鍼灸院に定期的に通っていますが、その効果は間違いないと実感しています。

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スピリチュアルと科学の融合にはどんな意味があるのか


「すべての文化と近代医学以前のすべての伝統医学では、治療はエネルギーの移動によって為されていた」 アルバート・フォン・セントジェルジ(ノーベル生理医学賞受賞の生化学者)

何世紀もの間、いくつかの伝統における古代の賢者やヒーラーらはエネルギー体というものを鋭敏に理解していた。中国、インド、日本、そしてチベットなどの伝統的治療は、生命エネルギーが流れるエネルギーの経路や経絡、ナディに言及している。

生命とは生物的電気であり振動エネルギー現象であり、従って健康は様々な方法でエネルギーのバランスをとることで得られると考えられていた。生命エネルギーが身体を駆け巡って生気を与えることで生命が存在し、私達に動いたり、息をしたり、食べ物を消化したり、考えたり感じたりすることを可能にしていると。



エネルギーの経路


この生命エネルギーまたは「気」は陰と陽という2種類から成っており、身体中を巡るエネルギーの道(幹線道路)の高性能のネットワークに沿って流れている。2000年以上も前、古代文化はこのエネルギー経路の存在を知っていた。タイでは「セン」と呼び、インドでは「ナディ」、中国や日本では「経絡」「経路」「管」、チベットでは「経絡」と呼ばれていた。多くの東洋医学技術が発達したインドでは、72000ものナディ(エネルギーの道)があると言われていた。これらの経路におけるエネルギーの滞りが病気であると信じられている。鍼、指圧、マッサージやヨガを含む伝統的治療は、広大なネットワークの中の身体に駆け巡る経絡やナディとして知られるエネルギーの道あるいは経路の存在に基づいているのだ。

肉体や骨があるにも関わらず私達がエネルギー体であると考えるのはやや雲をつかむような話かもしれないが、私達は根源では他のエネルギー場に組み込まれたエネルギー場である。事実上私達の身体は電磁気を帯びており、科学は長年、心電図やMRIといった先端機器でその周波数の計測を行ってきた。針を使わなくても、こうした道や点が電気を帯びていることを示す多くの研究がある。指圧の技術は、同じエネルギー効果を活性化することを利用している。同様に、気功や太極拳、ヨガのポーズなどはツボに流れる電気を増幅させることがわかっているが、現在に至るまで科学は経絡の存在を信じてはこなかったのだ。


科学的研究


近年、ソウル国立大学の研究者らは、経絡の存在を確認し「primo-vascular system(訳註:PVS、直訳すれば『第一の脈組織』)」と呼んでいる。彼らによれば、この組織は心臓血管系において不可欠な部分である。

それ以前の1960年代初めに、北朝鮮の科学者キム・ボンハンが経絡を発見したと言及している。キム・ボンハン博士は50年以上も前に、血管とリンパ管の内外、そして内臓表面と真皮下に新しい管状構造の存在を示していた。彼はそれらが伝統的な経絡だと信じていた。彼の研究後、そうした経絡はボンハン管と呼ばれたが、様々な臓器におけるこの組織の存在はさらなる研究によって裏付けられている。

現在、韓国の研究者らは、PVSは実際に鍼経絡系の物理的構成要素であると考えている。そして、この組織は、生物フォトン(光の電磁波)やDNAが伝達するエネルギーや情報の流れに関連していることを示唆する。

この生物物理学の手法で東洋医学を研究している韓国の科学者らは、特別な染料を注入し経絡に色をつけた。ツボに染料を注入することで細い線が見えるようにしたのである。経絡のない箇所ではこれらは現れなかった。研究者らは、経絡は皮膚だけにあるのではなく、実際には実体のある液体が流れる管組織であり、この液体が集まって幹細胞を形成することを発見した。

かつて科学者らは、古代中国のエネルギー施術者が作成したツボの地図に明らかに合致している微小血管構造の集中した個所を観察するのに、イメージング技術とCTスキャンを使っていた。Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena(電子分光法と関連事象ジャーナル)で公表された研究では、ツボとそうでない個所両方にコントラストCTイメージングと放射線を使用した。CTスキャンによってツボでない個所とツボの解剖学的構造の明らかな違いをはっきりと示した。

特別な染料を注入し経絡に色をつけた


経絡体系


主要な経絡は12対あり、2つの中間経絡と6つの陽と6つの陰がある。陽の経絡は身体を下降し、陰経絡は上昇する。各経絡はまたある元素に関連する。各経絡は昼夜の一定の時間に最も活性化し、元素や季節に影響される。

その元素的構造の中の生命フォースの脈管として、経絡は私たちの身体と細胞レベルで、そして宇宙と複雑で深い関係を示している。私たちは、身体的レベルそして細胞レベルで、元素やエネルギー構造やエネルギーの流れによってすべての生命と親密につながっている。私たちの地球はまた経絡と同様、エネルギーの道やレイ・ライン(訳註:先史または古代のイギリスで、神聖な場所や重要な地点が並んでいると考えられる直線)だと言われている。


経絡と健康の関係


私たちの身体はバランスが必要である。多すぎず少なすぎないバランスの取れたエネルギーの流れが健康につながる。これは私達がどのように生きているのかと同じだ。バランスが最優先である。過不足のない食物と水、健康的なバランスの取れたライフスタイル。ブッダが言うように全てにおいて「中庸」であること。

人生におけるこの調和とバランスを、陰陽(より単純に言えば男性的女性的な)エネルギーという相反する宇宙の2つの触媒的エネルギーのバランスとみることができる。

私たちは、この2つの体内の力の調和とバランスが取れていると健康で生き生きとしていられる。バランスが崩れ、一方の力がもう一方より強くなってしまうと病気になる。この力やエネルギーはとても明確な身体の経路、もしくは経絡を通って流れており、それは身体が治癒するエネルギーの道である。

伝統的なインド医学は、経絡から発展した。身体にはナディがあり、神経系、循環器系、消化器系、呼吸器系、リンパ系などを形成している。このナディに滞りがあれば健康に影響する。ナディはまた、思考や感情、神経インパルスを運ぶオーラ体にもみられる。このナディが滞れば、感じたり他人や環境、自分自身と深くつながる能力が失われる。動脈や静脈が身体機能に重要であるのと同様、ナディは私たちの神経や心と自我の回路である意識のマトリクスを通り抜け、存在の超俗的次元から肉体的表現を支えているのだ。

このエネルギーの流れがブロックされると、力を失い病気になる。ヨガや瞑想といった練習は、こうした微細なエネルギー経路に働きかけ、身体中のエネルギーの流れを支える。いくつかの古代インドの文献によれば、身体にはエネルギーの道であるナディが35万あるという。伝統的インド医学や精神科学では、物体、オーラ体、因果体のエネルギーはナディを通って流れていると言われている。この骨組みでは、ナディはナディチャクラと呼ばれる強力な特別点でつながっているという。

脊柱に沿って走る最も重要な3つのナディは、イーダ、ピンガラそしてスシュムナである。スシュムナは人間の身体の中心にあるエネルギーの経路で脊柱の基部から登頂へと走っており、根本の進化的フォースであるクンダリニのエネルギーを伝える。クンダリニはヨガや瞑想を通して眼覚めるが、脊柱の基部に眠っているといわれている。クンダリニの活性化により、より高度な意識状態へとつながる。ヨガの目的は、スシュムナを広げ、こうした経路を結合させることである。これらの3つのナディを浄化すると、全体的に健康になり、体と心の健康だけでなく精神の広がりにもつながる。様々なプラナヤマのテクニックは、これらのナディを開き続けるのに役立つ。

柱に沿って走る最も重要な3つのナディは、イーダ、ピンガラそしてスシュムナである

もしエネルギーに敏感だったり鍼灸などエネルギー治療を体験したことがあれば、例えば脚や腕にエネルギーの流れや冷たいあるいは熱い流れを感じたことがあるかもしれない。これが、経絡におけるエネルギーの解放であり、滞りが取り除かれて放出されたエネルギーの流れだ。

輝かしい健康を支える経絡系を基にした素晴らしい治療様式は多数ある。身体のエネルギーの流れを高めることで、バランスがとれて健康になることができ、真の自分自身に繋がることができる。鍼治療は、石器時代後期の中国ですでに使われていた治療法である。人々のすべての病を治療するのに使われていた。鍼治療は、中国が分離政策をやめて外国の政治的また文化的接触を再開する70年代になるまで近代西洋の意識には入ってこなかった。

西洋における鍼治療の適用範囲の広がりはゆっくりだが、おそらく科学的根拠がないと思われていたからだろう。しかし、こうして経絡の科学的証拠がある現在、身体のエネルギーという視点に基づいた他の素晴らしい治療法とともに、鍼治療は全ての病に対してより広範囲になっていき、より多くの人々の輝かしい健康を支えていくだろう。


(出典) http://upliftconnect.com/science-proves-meridians-exist/

2016年9月20日火曜日

自然に幸せになれる方法
How to Boost your Happiness Naturally

UPLIFT からの記事です。
エクササイズの個所でヨガが言及されていますが、健康的な食事をすること、感謝する心を持つこと、自分の身体と対話することもまたヨガの一部なのです。

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ドーパミンの力で自然な高揚感を得る


ドーパミンは、私たちの脳の中で快感、熱中、報酬に関係する自然に発生する神経伝達物質だが、総合的な健康に対する価値はたいてい見過ごされている。鬱や倦怠感、優柔不断、無関心、絶望感、性欲減退、集中できないなどはドーパミン不足のサインだ。ラッキーなことに、に浸らなくても、もとの健康な状態に自然に戻る方法はたくさんある。人生に幸福感や至福、刺激や欲望を増大する準備はできているか?

たまにちょっとした「セックス・ドラッグ・ロックンロール」をやることもあるかもしれないが、極度の快感には中毒性があることを忘れてはならない。我々が求める「その場しのぎ」は必要なエネルギーの急上昇を与えてくれるが、時間がたつにつれ不健康な習慣へと変わりエネルギーを補給するどころか枯渇させてしまう。時には、こうした耽溺が不健康な社会的交流と合わさって、自分自身や大切な人たちにつらい苦しみを作り上げてしまうこともある。上昇が激しいほど下降もきつくなる。だから読者の諸君、自らの身体に責任をもつように!



ドーパミンは報酬や快感と大いに関係があるため、「目標に向かい続ける」集中力を与えてくれる。ゴールに達した達成感は素晴らしく、この記事を読み切ったときにはそれが少し出てくるはずだ!この成功へとかりたてる意欲は、ビジネスやスポーツ、そして愛においても助力となり、したがってドーパミンの誘発が豊富なライフスタイルを確立することは、探求する価値があるゴールなのだ。

その場しのぎ


「その場しのぎ」の食べ物といえば、カフェイン、アルコールそして砂糖だ。また、作られた危機(いつもドラマに深入りする)、衝動買い、ビデオゲームのやりすぎ、ポルノ、ギャンブルなどは、ドーパミンを急上昇させる行動だ。こういった物や行動に定期的に手を出してしまう時、それはドーパミン不足でありライフスタイルを改善するべきだというサインだ。

食事

健康的なドーパミンのレベルは、バランスの取れた腸内フローラに関連しているようだ。だから、ヨーグルトやケフィア、生のザワークラウトなど身体によい最近の豊富なものを食べるといい。バランスの取れた食事というのは、総合的に「自然」なものか加工されていない食べ物で、果物や野菜、穀物、豆類、種、ナッツなどの植物性食べ物に多い。食事はただの食べ物ではないと覚えておこう。メディアや周りの環境や人、毎日感じる精神的状態などは、自身の気分やドーパミンレベルを左右するのだ。効果的な食べ物をいくつか紹介しよう。

リンゴ: リンゴに含まれる「ケルセチン」は、癌予防になるだけでなく神経変性疾患の予防に大きな役割を果たすという研究がある抗酸化物質のひとつだ。昔のことわざにある通り「一個のリンゴが医者を遠ざける」

バナナ: バナナはチロシンの宝庫だ。チロシンは、ノルエピネフリンとドーパミンに変わるアミノ酸だ。乗るエピネフリンとドーパミンは興奮性の神経伝達物質で、意欲や警戒、集中や記憶において重要。

ビーツ: ベタインは特定の野菜に含まれるアミノ酸の一種で、特にビーツに多く、一次的な抗うつ剤でもある。ベタインは、S-アデノシルメチオニン(SAM-e)生成の誘発剤として働く。身体はSAM-eなしでは生きられないので、それを生成する。SAM-eは、ドーパミンやセロトニンなどの特定のホルモン生成に直接関係がある。ドーパミンは満足感、喜びといった感情を司る。

鶏肉: 卵と同様に鶏肉は、興奮性の神経伝達であるノルエピネフリンとドーパミンのレベルを上昇させる完全なタンパク質を含む。鶏肉はまた、神経のエネルギーを発生させる力になるコエンザイムQ10の宝庫だ。

チーズ (特にカッテージチーズ): チーズはタンパク質豊富な食べ物だ。タンパク質はアミノ酸を供給し、ドーパミンやノルエピネフリンの生成を助ける。

卵: カリフォルニア大学バークレー校の研究では、鬱患者の脳にはセロトニン、ノルエピネフリン、ドーパミンの量が少ないことを示している。タンパク質を多く含む食物を食べることでドーパミンを増やし自然に鬱に対抗する方法があるが、卵は用途が広く、また肉を食べない人にも勧められる。

魚: オメガ3脂肪酸は、特にサバや鮭、スズキ、ニジマス、カレイ、マグロ、イワシなどの魚に含まれる。この脂肪酸は身体の中で多くの働きをし、神経伝達物質の生成に役立っている可能性がある。

小麦胚芽: 小麦胚芽はフェニルアラニンの宝庫である。フェニルアラニンは必須アミノ酸で脳や血漿に多く見られ、体内でドーパミンの合成に必要なチロシンになる。

(参照: Medhelp.org)


エクササイズ


我々の多くは多くの時間をデスクに向かったり運転したりしているが、つまり十分なエクササイズをしていない。ドーパミンは血液が流れると放出されるが、例えば夕日を見るために山の頂上へハイキングに行くなどという目的があるときにより多くなる。エクササイズと積極的な行動はまた累積的な影響がある。例えば、何キロか痩せて健康的になり異性を引き付けるようになるかも。またエクササイズによって、脳に栄養を送り込み新しい脳細胞ができると同時に、セロトニンやノルエピネフリン、アドレナリンなどが生成される。ヨガや太極拳、気功、サイクリング、ハイキングをすることで、たくさんの気持ちのいいご褒美がもらえる。

感謝の気持ち

これは、脳内化学のうちで最も興味深いもののひとつで、我々が思考や考え方で自分の身体を変化させることができるというものだ。感謝は、Psychology Today article にも数多くの実験結果が記されている通り、ドーパミンを増やす素晴らしい方法だ。感謝は「徳のサイクル」を作り上げるが、それはすでに所有しているものや仕事などに対する感謝を促し、幸せになるものへ焦点をあてる一方で感謝するものをもっと探求するようになる。感謝の習慣をつけるには、感謝日記を書いて毎日読むといい。多くの場合一日中感謝の気持ちを習慣づけることでもう一歩前進できるだろう。

心地よいものの中のひとつは、そろそろこの記事を読み終えることだ。ドーパミンを多く作る習慣を健康的な方法で始められるたくさんのアイデアを手に入れたはずだ。二週間続けて結果をみてみよう。そして、その幸福感や意欲、刺激とともにドーパミン運動を初めて世界を救おう!(この記事を友達と共有するだけでもいい)

自分の身体を信じて自然に身を任せよう


なぜある種の人や行動が一定のの気持ちをもたらすのか理屈を説明するのは難しいが、もし自分を本当に調整できるなら、何かや誰かがほかの誰かのエネルギーに影響するような生命力を持っているということに納得がいくのではないだろうか。

これがわかれば、どうすればいいかわかるはずだ。時々我々は、何かを始めたり、変えたり、打開しようとして、一次的に疲れてしまいそうなことにエネルギーを注いだりしてしまうものだ。時には、生命力を枯渇しないで増やそうという方向から反れていく。そして、この世であるべき自分の完全性を保持し、成長し進化すべき状況から完全にエネルギーを取り上げてしまう行動をしてしまったりする。判断がつかないときは、自然が生命力維持のための素晴らしい教師だ。どの動物も、餌を探したり危険を避けるために自らの「感覚」と直感を信じている。植物はいつも、エネルギーを周りの環境から取り込んで蓄え、最も生命力をくれる要素に向かって育つ。彼らは、生命力枯渇の状況にいることに言い訳したり悩んだりしない。ただ、生命のバランスが保持できる方向に向かって動き、向かい、探し、伸びていくだけだ。

今の君の生命力はバランスがとれているか?バランスを崩してしまうものを手放し、君の存在する全ての場所の全てのレベルにおいて、もっとパワフルで前向きで心地よい生命のフォースを養うには、どうすればいいのだろう?


(出典)http://upliftconnect.com/dopamine-natural-high/

2016年9月16日金曜日

グルジがガンジー賞受賞!

シンガポールからの連絡で知ったのですが
数多くいる海外居住のインド人の中でインドに素晴らしい貢献した人に
 NRI Welfare Society of India
 (直訳すればインドの海外居住者福利協会 といったところでしょうか?)
から授与される 2016年Mahatma Gandhi Samman 賞に
前回ご紹介した Dr Satyam が選ばれたそうです!

インドの伝統医学であるアーユルヴェーダと伝統文化であるヨガの研究や臨床における国際的な素晴らしい実績を認められたものです。
授賞式は30日にロンドンで行われるそうで、ロンドン在住の日本人のセラピスト仲間が出席します。

驚きと感激と誇りといった感情がわーーーっと波になってやってきた感じです。

ああ、なんか嬉しいなあ。

2016年9月15日木曜日

<日記>グルジの新しい一歩

私が初めてヨガ・ティーチャーのコースを取ったとき、
たまたまそのスタジオでトレーニング講師だったのが
現在、シンガポールのUnion Yoga Ayurveda を経営しているドクター・サティアムでした。

当時彼はまだインドの病院に在籍中で、
トレーニングの時だけシンガポールにやってくる若いアーユルヴェーダ医師でした。
私もまだヨガがなんなのかよくわからないうちに受けたので、
彼の熱く語る哲学や浄化法など、毎日が驚きの連続でした。
他数人の講師の方々に学び、ながーい実習を終え約半年かけて
やっとお免状がインドから届いた日は本当に嬉しかったことを思い出します。

それから数年たって、ドクターはシンガポールでビザを取得し
アーユルヴェーダセラピーのクリニックであり、セラピストを育てるための Union をオープンしたのです。
オープンしてすぐ、ティーチャー・トレーニングでも一緒だった友人とともに
彼のもとへ行き、すぐにVYASAのヨガセラピストのコースを受けることにしました。
(事情により、現在はVYASAのコースは行われていません)

彼は、年齢こそ若いものの努力家で知識も豊富で頼りがいがあり、
何よりもその笑顔がものすごく優しく温かい人物なのです。
そんな彼なので、商売上手というわけでもなく、私が実習に携わっていたころは、
良心的な値段にも関わらずそんなに忙しいというわけでもありませんでした。

そのころ、来られていた何人かの患者さんの中に、パーキンソン病の男性がおられました。
脊椎がだんだん湾曲してきており痛みもあり、歩くのもやっとでしたが
絵やギターがとてもうまく、いつも冗談を言っておられる明るい方で
私も何度かセラピーにお付き合いしながら笑ってお喋りをしたものです。
そんな明るい彼がある日、身体の症状のことでドクターと話していた時、突然、泣き崩れてしまったのです。それを受け止めたドクターは、
「大丈夫、僕が(症状を)よくしてあげるから安心してください」と言いながら彼をそっと抱きしめました。そうしてしばらくそこに抱き合って立ったままの二人を見ていて、私は涙が出そうになりました。
医者というのは、こうやって患者に寄り添って安心させてあげるものなのだということを目の当たりしたのです。ドクターに全てを委ねてしまいたいという患者さん側の気持ちも伝わってきました。
その日以降、私の中の何かも少し変わったような気もします。

そんなこんなで結局、約9か月もかかってしまったのですが、
無事にカリキュラムを終えてお免状をもらって日本に帰ってくることができました。

帰国後、クリニックは口コミでどんどん患者さんも生徒も増え、
セラピールームも増築し、香港にもブランチができ、
そして今週末、シンガポールでもうひとつブランチがオープンすることになりました。
それに立ち会うことができないのが残念なのですが
こうして、彼の温かい想いが広がっていくのを見るのは本当にうれしく思います。
そして、昨年から今年にかけて再度アーユルヴェーダを学びに行った際に出会った新しい仲間たちも頑張っています。

Union の詳細はこちらのホームページからどうぞ。
英語ですが。。。
ちなみに、インドに行った時の写真に私もちらっと写っています。 ^^


さて、私も(マイペースで)頑張らねばなあ、と。





2016年9月8日木曜日

<日記>ガムランでヨガ

約二年前から始めたインドネシアのガムラン演奏ですが、
昨日、先生とともに地元の老人福祉センターで演奏してきました。
(昨年末あたりから、ちょくちょく演奏会に出させてもらってます♪)

当日の打ち合わせのとき、演奏の合間にヨガをやってもらえないかというお話しをいただき
急きょ20分ほどクラスをやることになってしまいました。

おそらく、ヨガを経験したことない方がほとんどだろうと思い
冗談を交えて笑いを誘いながら(関西人ですからね)
呼吸法と軽いストレッチを行いました。

と、舞台の上で私のうしろにいたガムランの先生とメンバーが
静かにガムランの演奏を始めたではないですか!
ライブのガムラン演奏をバックにヨガができるなんてなんて贅沢な!!
静かで集中していく呼吸の時には穏やかな音色で・・
立ち上がってストレッチに移ると少しにぎやかに・・・

すごいライブ感でした。
病みつきになりそうです(笑)

2016年9月1日木曜日

ヨガセラピー: 医師が注目する最新の健康トレンド
Yoga Therapy: The Newest Health Trend that Doctors are Paying Attention To

Huffington Post からの記事です。
ヨガセラピーの可能性について、IAYTの活動について詳しく述べられています。

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健康志向の人は以前から、ヨガの癒しの効果を知っている。しかし、この古代の英知の人気は今日の主流となりつつあり、それは特に医師たちの間で広がってきている。今、医師が処方するヨガセラピーが西洋医学の医師の間でも高まりを見せている。

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では、ヨガセラピーとは何なのか?なぜ注目されているのか?ヨガセラピーは患者の回復を助けるのだろうか?

ヨガセラピーとは?


ヨガセラピーは、自然治癒力を高め健康状態を改善する様々な実践を含む。それには、呼吸法や身体的ポーズ、イメージングや瞑想への誘導などがある。食事もまたヨガセラピーの一部となる。

普通のヨガには速いスピードで体力が必要なものもあるが、ヨガセラピーは安全で穏やかな方法で行う。そして、様々な健康状態にある患者に対応するため特別に訓練を受けたヨガ・ティーチャーによって行われる。各患者が異なるように、ヨガセラピーもそのスタイルや形は大きく異る。小規模のセラピークラスや個人セッションから、養護施設や病院のチェア・ヨガなど多岐にわたる。

ヨガセラピーは、その症状だけでなく患者そのものに注目し、より総合的に治癒へと導くものだ。その実践は、身体と心、精神に同時に働きかけ、心臓血管系や肺、神経系など身体のあらゆる個所を強化する。

人はときに同時にいくつかの症状に悩まされるが、ヨガセラピーもまた多目的に作用するものだ。ヨガの実践が、消化機能を改善し、精神的健康をはぐくみ、同時に身体の組織への酸素供給を促すのだ。


注目される理由


ヨガセラピーはまだ新しい分野だと思われている。が、現在、世界中で臨床的に実行可能な治療法だと認識されてきている。米国では、大きな医療施設やクリニックにおいてヨガセラピーのプログラムが確立されており、定期的に実践する医療施設や病院がますます増えてきている。ヨガセラピーが患者の治癒に有効であることを多くの医師たちが理解するにつれ、医療の一部となってきている。

ここ12年間、48ヵ国3400人以上のメンバーからなる国際ヨガセラピスト協会(IAYT)は、西洋諸国において尊重され認知されるセラピーとしてのヨガを確立するため努力してきた。審査のある年一回発行の医学誌を発行し、学術研究会議に出席し、ヨガセラピーの厳しい認定基準を作成するための国立衛生研究所の助成金を受けた。現在では、トレーニング・プログラムを認定したり、卒業したセラピストに資格を与えたりし始めている。

IAYTのデータベースによれば、2003年には5プログラムにすぎなかったヨガセラピー・トレーニングが現在では130以上にのぼる。それには、最近IAYTに認可された何年もかかる厳しいプログラムが24あり、さらに20のプログラムが検討中だ。2015年にはIAYTのヨガセラピー施術師のほとんどが病院に努めており、その他は外来クリニックや理学療法、腫瘍部門、リハビリ部門、あるいは個人で行っている。

医療界におけるヨガセラピーの容認には、臨床研究がその一端を担っている。多くの研究機関が、不安症や腰痛、不眠、鬱など広範囲にわたりヨガを用いた治療を行い、その実証された効果を文書で立証してきている。また、高血圧や心血管疾患の危険因子を減少させる効果も証明されている。研究はまた、ヨガが癌治療の副作用の緩和にも成功していると示している。放射線治療中にヨガを実践した患者について、疲労感やストレスが減り、生活の質の向上がみられたと報告している。


ヨガセラピーに効果があるのか?


ヨガセラピーは特にストレス軽減の効果があることが証明されている。これは、先進国で日々高レベルのストレスにさらされている多くの人々にとって良いニュースである。ストレスは様々な疾患の原因(の一部)となることが知られているが、それは過敏性腸症候群、偏頭痛などから、心臓疾患や糖尿病、骨粗しょう症など潜在的に生死にかかわるものにわたる。

他の医療(代替医療であれ伝統医療であれ)と組み合わせることで、ヨガセラピーは特に慢性疾患の治療に効果的であると証明されている。例えば、がん患者の科学治療や放射線治療の副作用を緩和する以外に、ヨガセラピーはバイパス手術後の治癒を早めることができるという研究がある。臨床試験では、高血圧、II型糖尿病、喘息の患者で定期的にヨガの実践を始めた者の多くが、必要だった薬剤の用量を減らすことができたり、また全く必要でなくなった。患者にとって、薬剤を減らせるということは副作用を減らせるということであり、また言うまでもなく経済的な節約となる。

ヨガセラピーの未来


医師や患者がヨガセラピーを主要な治療法として完全に受け入れるにはまだ時間がかかるだろう。しかし、それが補足的なものであれ、ヨガセラピーは飛躍的発展を遂げるだろう。その効果を文書化する研究機関が増えていることが、ヨガセラピーが普及しているという大きな証拠だ。