2016年9月23日金曜日

経絡の存在を科学がついに証明
Science Finally Proves Meridians Exist

シンガポールにいた頃、プラナ(生命エネルギー)を計れるマシーンを開発したという人のプレゼンテーションを聞いたことがありますが、目に見えないものってなかなか信じられないものですよね。
今日の記事はUPLIFTから、経絡、いわゆるツボを科学的に解明したという大変興味深い話です。
かくいう私も、使いすぎで肩や手首を痛めやすく鍼灸院に定期的に通っていますが、その効果は間違いないと実感しています。

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スピリチュアルと科学の融合にはどんな意味があるのか


「すべての文化と近代医学以前のすべての伝統医学では、治療はエネルギーの移動によって為されていた」 アルバート・フォン・セントジェルジ(ノーベル生理医学賞受賞の生化学者)

何世紀もの間、いくつかの伝統における古代の賢者やヒーラーらはエネルギー体というものを鋭敏に理解していた。中国、インド、日本、そしてチベットなどの伝統的治療は、生命エネルギーが流れるエネルギーの経路や経絡、ナディに言及している。

生命とは生物的電気であり振動エネルギー現象であり、従って健康は様々な方法でエネルギーのバランスをとることで得られると考えられていた。生命エネルギーが身体を駆け巡って生気を与えることで生命が存在し、私達に動いたり、息をしたり、食べ物を消化したり、考えたり感じたりすることを可能にしていると。



エネルギーの経路


この生命エネルギーまたは「気」は陰と陽という2種類から成っており、身体中を巡るエネルギーの道(幹線道路)の高性能のネットワークに沿って流れている。2000年以上も前、古代文化はこのエネルギー経路の存在を知っていた。タイでは「セン」と呼び、インドでは「ナディ」、中国や日本では「経絡」「経路」「管」、チベットでは「経絡」と呼ばれていた。多くの東洋医学技術が発達したインドでは、72000ものナディ(エネルギーの道)があると言われていた。これらの経路におけるエネルギーの滞りが病気であると信じられている。鍼、指圧、マッサージやヨガを含む伝統的治療は、広大なネットワークの中の身体に駆け巡る経絡やナディとして知られるエネルギーの道あるいは経路の存在に基づいているのだ。

肉体や骨があるにも関わらず私達がエネルギー体であると考えるのはやや雲をつかむような話かもしれないが、私達は根源では他のエネルギー場に組み込まれたエネルギー場である。事実上私達の身体は電磁気を帯びており、科学は長年、心電図やMRIといった先端機器でその周波数の計測を行ってきた。針を使わなくても、こうした道や点が電気を帯びていることを示す多くの研究がある。指圧の技術は、同じエネルギー効果を活性化することを利用している。同様に、気功や太極拳、ヨガのポーズなどはツボに流れる電気を増幅させることがわかっているが、現在に至るまで科学は経絡の存在を信じてはこなかったのだ。


科学的研究


近年、ソウル国立大学の研究者らは、経絡の存在を確認し「primo-vascular system(訳註:PVS、直訳すれば『第一の脈組織』)」と呼んでいる。彼らによれば、この組織は心臓血管系において不可欠な部分である。

それ以前の1960年代初めに、北朝鮮の科学者キム・ボンハンが経絡を発見したと言及している。キム・ボンハン博士は50年以上も前に、血管とリンパ管の内外、そして内臓表面と真皮下に新しい管状構造の存在を示していた。彼はそれらが伝統的な経絡だと信じていた。彼の研究後、そうした経絡はボンハン管と呼ばれたが、様々な臓器におけるこの組織の存在はさらなる研究によって裏付けられている。

現在、韓国の研究者らは、PVSは実際に鍼経絡系の物理的構成要素であると考えている。そして、この組織は、生物フォトン(光の電磁波)やDNAが伝達するエネルギーや情報の流れに関連していることを示唆する。

この生物物理学の手法で東洋医学を研究している韓国の科学者らは、特別な染料を注入し経絡に色をつけた。ツボに染料を注入することで細い線が見えるようにしたのである。経絡のない箇所ではこれらは現れなかった。研究者らは、経絡は皮膚だけにあるのではなく、実際には実体のある液体が流れる管組織であり、この液体が集まって幹細胞を形成することを発見した。

かつて科学者らは、古代中国のエネルギー施術者が作成したツボの地図に明らかに合致している微小血管構造の集中した個所を観察するのに、イメージング技術とCTスキャンを使っていた。Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena(電子分光法と関連事象ジャーナル)で公表された研究では、ツボとそうでない個所両方にコントラストCTイメージングと放射線を使用した。CTスキャンによってツボでない個所とツボの解剖学的構造の明らかな違いをはっきりと示した。

特別な染料を注入し経絡に色をつけた


経絡体系


主要な経絡は12対あり、2つの中間経絡と6つの陽と6つの陰がある。陽の経絡は身体を下降し、陰経絡は上昇する。各経絡はまたある元素に関連する。各経絡は昼夜の一定の時間に最も活性化し、元素や季節に影響される。

その元素的構造の中の生命フォースの脈管として、経絡は私たちの身体と細胞レベルで、そして宇宙と複雑で深い関係を示している。私たちは、身体的レベルそして細胞レベルで、元素やエネルギー構造やエネルギーの流れによってすべての生命と親密につながっている。私たちの地球はまた経絡と同様、エネルギーの道やレイ・ライン(訳註:先史または古代のイギリスで、神聖な場所や重要な地点が並んでいると考えられる直線)だと言われている。


経絡と健康の関係


私たちの身体はバランスが必要である。多すぎず少なすぎないバランスの取れたエネルギーの流れが健康につながる。これは私達がどのように生きているのかと同じだ。バランスが最優先である。過不足のない食物と水、健康的なバランスの取れたライフスタイル。ブッダが言うように全てにおいて「中庸」であること。

人生におけるこの調和とバランスを、陰陽(より単純に言えば男性的女性的な)エネルギーという相反する宇宙の2つの触媒的エネルギーのバランスとみることができる。

私たちは、この2つの体内の力の調和とバランスが取れていると健康で生き生きとしていられる。バランスが崩れ、一方の力がもう一方より強くなってしまうと病気になる。この力やエネルギーはとても明確な身体の経路、もしくは経絡を通って流れており、それは身体が治癒するエネルギーの道である。

伝統的なインド医学は、経絡から発展した。身体にはナディがあり、神経系、循環器系、消化器系、呼吸器系、リンパ系などを形成している。このナディに滞りがあれば健康に影響する。ナディはまた、思考や感情、神経インパルスを運ぶオーラ体にもみられる。このナディが滞れば、感じたり他人や環境、自分自身と深くつながる能力が失われる。動脈や静脈が身体機能に重要であるのと同様、ナディは私たちの神経や心と自我の回路である意識のマトリクスを通り抜け、存在の超俗的次元から肉体的表現を支えているのだ。

このエネルギーの流れがブロックされると、力を失い病気になる。ヨガや瞑想といった練習は、こうした微細なエネルギー経路に働きかけ、身体中のエネルギーの流れを支える。いくつかの古代インドの文献によれば、身体にはエネルギーの道であるナディが35万あるという。伝統的インド医学や精神科学では、物体、オーラ体、因果体のエネルギーはナディを通って流れていると言われている。この骨組みでは、ナディはナディチャクラと呼ばれる強力な特別点でつながっているという。

脊柱に沿って走る最も重要な3つのナディは、イーダ、ピンガラそしてスシュムナである。スシュムナは人間の身体の中心にあるエネルギーの経路で脊柱の基部から登頂へと走っており、根本の進化的フォースであるクンダリニのエネルギーを伝える。クンダリニはヨガや瞑想を通して眼覚めるが、脊柱の基部に眠っているといわれている。クンダリニの活性化により、より高度な意識状態へとつながる。ヨガの目的は、スシュムナを広げ、こうした経路を結合させることである。これらの3つのナディを浄化すると、全体的に健康になり、体と心の健康だけでなく精神の広がりにもつながる。様々なプラナヤマのテクニックは、これらのナディを開き続けるのに役立つ。

柱に沿って走る最も重要な3つのナディは、イーダ、ピンガラそしてスシュムナである

もしエネルギーに敏感だったり鍼灸などエネルギー治療を体験したことがあれば、例えば脚や腕にエネルギーの流れや冷たいあるいは熱い流れを感じたことがあるかもしれない。これが、経絡におけるエネルギーの解放であり、滞りが取り除かれて放出されたエネルギーの流れだ。

輝かしい健康を支える経絡系を基にした素晴らしい治療様式は多数ある。身体のエネルギーの流れを高めることで、バランスがとれて健康になることができ、真の自分自身に繋がることができる。鍼治療は、石器時代後期の中国ですでに使われていた治療法である。人々のすべての病を治療するのに使われていた。鍼治療は、中国が分離政策をやめて外国の政治的また文化的接触を再開する70年代になるまで近代西洋の意識には入ってこなかった。

西洋における鍼治療の適用範囲の広がりはゆっくりだが、おそらく科学的根拠がないと思われていたからだろう。しかし、こうして経絡の科学的証拠がある現在、身体のエネルギーという視点に基づいた他の素晴らしい治療法とともに、鍼治療は全ての病に対してより広範囲になっていき、より多くの人々の輝かしい健康を支えていくだろう。


(出典) http://upliftconnect.com/science-proves-meridians-exist/

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