2018年3月27日火曜日

公認の事実:ヨガは鬱を緩和する 
It's Official: Yoga Helps Depression

Time誌のサイトからです。
--------------------------------------------------

ヨガが身体的、精神的な健康状態の両方に有益であるという証拠は、どんどん増え続けている。今度は、ボストン大学の小さな研究が、週に二回のヨガクラスで部分的に深い呼吸のおかげで鬱が和らげられるということを見出した。

Journal of Alternative and Complementary Medicine(代替医療ジャーナル)に発表されたこの研究では、18から64才の30人の臨床的鬱病患者で、抗うつ剤を服用していないか最低3ヶ月間安定した量を服用している者に対して行われた。患者の半数は、週3回90分間のアイアンガーヨガ・クラスに参加、毎週30分のセッションを4回自宅で受けさせた。その他は、毎週2回のグループクラスに参加、自宅のセッションは3回だった。

アイアンガーヨガのクラスはアライメントや正しいポーズ、呼吸のコントロールを重要視する。この研究でのクラスもまた、1分間に5回鼻で呼吸するペースの20分間のゆっくりとした優しい呼吸のレッスンがあった。

約3ヶ月後、どちらのグループにおいても、鬱検査のスコアが最低でも50%ほとんどの患者で下がった。驚くまでもなく、ヨガをたくさんした方が良く、週3回クラスを受けた方が週2回受けた者よりもスコアが下がった。

しかし、多くの時間の参加は大変だと多くの患者が訴えたため、研究者らは有意義な効果が得られるとして週2回の参加を勧めている。

こうしたヨガの効果は、鬱に悩む人々にはよい知らせである。ボストン大学医学部の精神科と神経科の准教授で、研究のリーダーであるクリス・ストリーター博士は、向精神薬に比べ副作用や薬の相互作用の恐れも大変少ないと言う。研究で報告された最も多かった症状は一時的な筋肉痛という小さなもので、自宅で呼吸を練習している際に苦痛を感じた患者が一人いた。

既存の治療では回復しない人の中にはヨガに向く人もいるだろう。というのも、抗鬱剤と異なりヨガや深い呼吸は自律神経を整えるからだとストリーターは言う。「自律神経のバランスが整っていると、脳の他の部分もよく働く」と彼女は言う。研究によれば抗鬱剤を服用する40%の人が完全に鬱から回復せず、再発のリスクが高まるそうだ。「その40%を回復させるのが本当に重要なゴール。さらなる投薬をするのではなく、効果があるであろう治療のひとつとしてヨガを勧めたい」

ヨガが他の治療に匹敵するのかを見極めるにはさらなる研究が必要である。(この研究には、ヨガとウォーキングを比較するさらに大きな試みが行われていると書かれている)

アイアンガーヨガは、一般的に全てのレベルの人々にとって安全なものであると認識されているが、健康効果があるのはアイアンガーだけではないとストリーターは付け加える。「誰が何を求めているかによる」現在明らかなのは、健康に効果が最もあるタイプのものを選ぶべきということだ。



http://time.com/4695558/yoga-breathing-depression/

0 件のコメント:

コメントを投稿