2024年1月18日木曜日

坐骨神経痛のための10のヨガポーズ Vol.2
10 Yoga Poses for Sciatica Pain Relief

前回からの続きです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

6. 膝を胸につけるポーズ・ガス抜きのポーズ(パバンムクタサナ)


これは、腰や股関節、臀筋の凝りをゆるめるとても良いポーズです。
強度を緩めるには、片脚ずつ行いましょう。



  1. 仰向けに寝て、両膝を胸に引き込みます。
  2. 足首と膝を揃えて引き込みながら、腿の後ろか脛の前に両手を伸ばします。
  3. 手が届くなら指を組むか、反対側の肘を持ちます。
  4. ストレッチを深めるには、頭を持ち上げて顎を胸に引き寄せましょう。
  5. このポーズを1分間保ちます。



7. 仰向けの鳩のポーズ(スプタ・カポタサナ)


仰向けの鳩のポーズは、腰を支え股関節の圧迫を少なくする働きがあります。臀筋や股関節とともに梨状筋もストレッチされます。


  1. 仰向けで膝を曲げ、踵を骨盤の方へ近付けます。
  2. 右膝を曲げて、右足首を左腿の付け根に乗せます。
  3. すでに深いストレッチを感じていればこのままでいましょう。
  4. より深めるには、左足を持ち上げて左膝を胸に引き上げます。
  5. 左の腿裏あるいは脛で手を組みます。
  6. ここで1分間保ちます。
  7. 反対側でも繰り返します。



8. 橋のポーズ(セツ・バンダ・サルヴァンガサナ)


橋のポーズは、背骨をストレッチし、痛みや緊張を緩和します。優しく体が刺激され血流が促されます。また、脚や臀筋、コアにも効果があります。



  1. 仰向けで膝を曲げ、踵を骨盤の方へ近付けます。
  2. 両腕は体の横に手のひらを下にして置きます。
  3. ゆっくりと背骨を床から持ち上げて、腰をできるだけ高く上げます。
  4. 両膝か両腿の間にブロックを挟んで、アライメントを維持しましょう。
  5. ゆっくりと下ろします。
  6. この動きを10回繰り返します。
  7. 最初の姿勢で体をリラックスしましょう。
  8. このポーズの高く上げた位置で1分間保ちます。



9. 半魚神のポーズ(アルダ・マツエンドラサナ)


このねじるポーズは、背骨を伸ばし痛みや緊張を緩和します。腰のあたりから始まるねじる動きを感じましょう。


  1. まずは座ります。
  2. 右足を左腰の外側に置いて、膝が前方か横に向くようにします。
  3. 左足を右腿の外側に移動します。
  4. 左手を後方の床に置き、指先で支えておきます。
  5. 右腕を左腿に巻き付けるか、あるいは左腿の外側に置きます。
  6. 息を吸うたび、背骨を持ち上げて伸ばしましょう。
  7. 息を吐くたび、もう少し捻ってポーズをより深めていきます。
  8. 頭を回して、好きな方向に視線を向けます。
  9. 1分間続けます。
  10. 反対側でも繰り返します。



10. 脚を壁に上げるポーズ(ヴィパリタ・カラニ)


体を休ませ、リラックス、回復させる究極のリストラティブ・ポーズです。
クッションやボルスターを腰の下に置くとより安定します。


  1. 壁を右にして座ります。
  2. 横たわって両脚を回し壁の方へ挙げ、心地よい範囲で腰をできるだけ壁に近づけます。
  3. 頭の下に枕や折りたたんだブランケットをおきましょう。
  4. 両腕は快適な場所に置きます。
  5. 体をしっかりとリラックスして重く下ろしましょう。
  6. このポーズを最大20分間続けましょう。




坐骨神経痛の時に避けるべきポーズ


症状を悪化させる場合があるので、坐骨神経痛の時は避けた方が良いヨガポーズがいくつかあります。体の声を聞きながら感覚を尊重し、不快に感じるポーズを無理にやろうとしないようにしましょう。


その日の自分自身に最も効果的だと思うものを試しましょう。痛みが起こるどんなポーズでもやめておきます。


骨盤や腰により負担をかける可能性があるので、座位や立位の前屈(ダウンドッグ以外)はやめた方が良いでしょう。仰向きの前屈は可能です。股関節や腰が支えられているからです。


坐骨神経痛はたいていの場合は片側の脚にのみ現れるので、片側だけ行えるポーズがあるということに気づくでしょう。どのポーズにおいても膝は自由に曲げても構いません。座位ポーズで不快感を感じる場合は、膝の下にクッションを置きましょう。



妊娠中の坐骨神経痛の場合は、腹部を圧迫したり強く引くポーズは避けましょう。強い後屈や捻りのポーズ、または腹部を圧迫するポーズもしないでおきましょう。必要に応じてボルスターやクッションを使ってポーズを変更しましょう。



さいごに


坐骨神経痛がある時は、上記のポーズが役にたつかもしれません。そのほかのポーズも、簡単で優しく安全なポーズを練習してみましょう。


可能なら、ヨガクラスや個人レッスンを受けてみましょう。正しい方法で行えているかをチェックするため、月に一度はプロに相談するのも良い考えです。個人レッスンがなければ、クラスの前や後に先生と話をするのも良いでしょう。


もし、坐骨神経痛の痛みが1ヶ月以上続いていたり、深刻なものであったり、通常ではない症状を伴うようであれば、医師や理学療法士に相談しましょう。


ーーーーーーーーーーー
過去の記事も参考にされてください。
https://jyotis3yoga.blogspot.com/2015/12/poses-to-soothe-sciatica.html



(出典) https://www.healthline.com/health/yoga-for-sciatica

0 件のコメント:

コメントを投稿