2017年1月28日土曜日

左を下にして眠って得られる驚くべき効果 
Amazing Benefits Of Sleeping On Your Left Side

アメリカはコロラドのアーユルヴェーダ医師である Dr. John Douillardの記事からです。

ヨガやアーユルヴェーダの世界では、身体の左側と右側に通っているエネルギーの種類が異なるという考え方をしています。左鼻腔と右鼻腔片方ずつの呼吸をしてバランスを取る手法もあります。
だったら、眠るときも影響があるはずですよね。本当に身体っておもしろい。

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身体の左右ってどれくらい対称になっているか考えたことがありますか?

全ての症状が身体の一方の側だけに出ている患者さんはたくさんおられます。左足が痛い、左腰が悪い、左肩が悪い、左のお腹が痛い、首の左側が痛いなどなど。なぜでしょう?

なぜ身体の右や左だけに発疹がでるのでしょう?
なぜ左右で視力がこんなにも違うのでしょう?
なぜ身体の片方だけが痛くなるのでしょう?

アーユルヴェーダによれば身体の左側は右側と全く異なっており、変に聞こえるでしょうが、睡眠時に左側に重点を置くと健康や寿命への実際的な効果があるとわかっているのです。

左を下にして眠った方がいい7つの理由

左下で寝た方がいいアーユルヴェーダ的理由が以下です。リストの後に詳しく説明しています。
  • リンパの流れを促進する
  • 心臓が下方へ血液を送るのを助ける
  • 排泄がよくなる
  • 脾臓の働きを助ける
  • 正しい消化を促す
  • 心臓へ戻る血液の流れを助ける
  • 胆汁の流れを促す

リンパは左へと流れる

面白いことに、身体の左側は主要なリンパがある方です。体内のリンパ液のほとんどは左にある胸管に流れていきます。その途中で、タンパク質やブドウ糖などの代謝物や老廃物を運ぶリンパ液がリンパ節で浄化されて心臓の左に流れます。

このため、アーユルヴェーダでは左側の疾患は慢性的にリンパが詰まっていると推定されることが普通です。リンパ系が詰まっていると、身体のリンパが多い左側でリンパが滞ることになります。これが論議の的になっていることは間違いないのですが、理屈はわかるでしょう。

同様の非科学的流れから、右側に現れる問題は肝臓や血管のバランスが崩れていると考えられています。肝臓が右にある臓器であり、肝臓の停滞は体の右側に起こりやすく問題を引き起こす可能性が高いのです。

身体の優先される働き

アーユルヴェーダによれば、停滞が起こるのは優先される働きのあるパターンによるものです。リンパは肝臓や血液に負担がかかってしまう前にまず毒素を排出する組織です。従って、リンパの問題は早期のうちは左側に現れ、長期になって肝臓や血液が停滞し始めると右に移ります。その時点で症状が身体の右側に現れてくるのです。

左下に眠ることのマジック

よりよい排泄
小腸は、身体の右側にある回盲弁を通して大腸の始まりに老廃物を廃棄します。大腸はお腹の右側を上へそして反対側に進み、左にある下降結腸に老廃物を運びます。
左を下に寝ると、重力によって老廃物が小腸から回盲弁を通って大腸により早く動いていくことになります。
夜の間、左側で寝続けると下降結腸へ老廃物が動いていきます。重力と深い眠りの助けをもらって、下降結腸は老廃物で満たされ毎朝完全にそして容易に排泄することができるのです。

よりよい心臓の働き
左側にある大切な役割を担うもののひとつが、もちろん心臓です。左下に寝ると心臓に向かうリンパがここでも重力に助けられ寝ている間の心臓の負担を軽減します。
体内で最大の動脈である大動脈は、心臓の上部から出て腹部へ下がるまえに左へと曲がります。左下で寝ると、心臓が送らなければならない下向大動脈への最大の負荷が軽くなります。
左下で寝ると、腸の大部分が心臓へ向かう壁のとても薄い下大静脈から離れます。興味深いことに、下大静脈は脊柱の右側にあるので、多くの内臓が下大静脈から離れていくことになるのです。ここでまた、重力が心臓の仕事を減らしてくれるのです。

脾臓は左にある
リンパ系の一部である脾臓もまた左にあります。脾臓は巨大なリンパ節のようなものですが、リンパだけでなく血液も濾過します。左下になると、脾臓への流れもまた重力によって促されます。
思い出してください、リンパ系は心臓の脈でなく動きや筋肉の収縮で流れます。脾臓や心臓への流れを重力で促すのはとてもいいことなのです。

たくさん食べた後は眠くなりませんか?

アーユルヴェーダでは、食事の後は左を下にして休むのが普通です。午後ずっと休むシエスタとは違い、アーユルヴェーダは食べ物を正しく消化するために左下に10分程度の短時間休むことを薦めています。
胃やすい臓(消化酵素を作ります)は左側にぶら下がっています。左下に寝ると胃やすい臓は自然な位置になり効果的で最適な消化を行います。食べ物が胃へと自然に動き、一度にたくさんではなく必要なだけ膵液が出ます。右下になって重力に引かれているときに膵液は一度にたくさん出すことがあるのです。
右下で寝ると、胃やすい臓がやや不自然な位置になり、内容物をあまりにも早く出してしまうことになります。
一方で、肝臓や胆嚢は右にあります。左下に寝るとこれらが自由になり、重力に促され、脂肪を乳化し胃酸を中和する重要な胆汁を消化管へと分泌します。
消化がこのように促されれば、半日ずっと疲れたりはせず、スムーズで短い消化サイクルが得られます。ですから、左下で少しの休憩を取ることで一日を快適に過ごすことができるかもしれないのです!

疲労ではなく、食事で元気になろう(疲れている場合ではない)!

ランチはたくさん寛いで食べてみよう。そして左下にして10分間の休憩を取り、元気になったか消化が早かったかみてみよう。
ぜひ試してみよう!
そうすれば、この非科学的な左下に寝るというテクニックに納得できるはずです。私は、古代の叡智を理解し現代科学でその証拠をみつけることが大好きです。ここでは、現代科学が少しかけているかもしれないが、試してみる価値のある解剖学的論理が十分説明できたと思っています。


(出典)http://ayurvedanextdoor.com/amazing-benefits-of-sleeping-on-your-left-side/

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