巷で流行しているグルテンフリーダイエットに対する警鐘が書かれています。
私も日頃グルテンフリーにはなんとなく違和感を感じていたので
こういう研究が発表されるとほっとします。
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グルテン過敏症、セリアック病、小麦アレルギーと診断されていない人の98パーセントにとって、グルテンフリーの食事は実際にはいいどころが害があります。グルテンフリーを取り入れる前にこの記事を読んでください。
グルテンフリーの食事は、悪玉菌を増やし善玉菌を減らす
ある研究で、10人の30歳に一か月グルテンフリーの食事をさせたところ、基礎代謝や食事の摂取量の分析により被験者の内臓の善玉菌が減少していることが示されました。さらに驚くことに悪玉菌が増加していたのです。
その発見を基に、グルテンフリーの食事はそれがたった一か月であっても、体内細菌を変化させ免疫系を損う可能性があり、それは内臓だけでなく末梢血管にまで及ぶと研究者らは結論をだしました。
グルテンは免疫反応を活性化する
9人の健康な人を対象にした別の研究では、そのうち5人に6日間毎日3グラムの濃縮小麦グルテンを与え、4人にグルテンフリーの食事をさせました。グルテンを与えられたグループはNK細胞の活動に著しい増加がみられました。NK細胞(キラー細胞とも呼ばれます)は私たちの身体の前線で防衛システムを構成しているのは大きな意味を持ちます。NK細胞の活動はまた、自己免疫の状態や癌に対する人の重要な働きでもあります。グルテンフリーのグループにはNK細胞活動に活性化は見られませんでした。
グルテンはコレステロールを下げる
全粒小麦の食事はコレステロール値をさげることを示す多くの研究がありますが、特に小麦の食物繊維がこの効果をもたらすと考えられています。しかしある研究では、食物繊維とグルテンが豊富な食事をしたものは、トリグリセリド値が、食物繊維だけを多く摂った物よりも下がりました。これは、コレステロールを下げ心臓に良いと思われている小麦の繊維ではなく、グルテンがトリグリセリド値を下げた主な原因である可能性を示しているのです。
グルテンフリーの食事は水銀レベルを上げる
最近のある研究では、以下の3つのグループで水銀のレベルを比較しました。
- セリアック病でグルテンフリーの食事をしている者
- セリアック病でまだグルテンフリーの食事をしていない者
- セリアック病でない者
おわかりのように、食事からグルテンを取り除くのは健康的に思われるでしょうが、思いもしない結果をもたらす可能性があります。
ヨーロッパ、スカンジナビア、オーストラリアなど14か国での1万人以上の成人を対象にした研究では、農場で育った者と郊外や街で育った者を比較しました。農場で育った者は、
- 他のグループと比較して喘息や花粉症を発症する率が54パーセント低い
- 鼻アレルギーの率が57パーセント低い
- 喘息の率が50パーセント低い
食事からどちらかといえば消化しにくい食べ物を取り除き消化の刺激を無くしてしまうと、何千年も培ってきた免疫活性刺激をも取り除くことになり得るのです。私たちは、1万年などではなく400万年にわたって小麦や穀物を食べてきたのを覚えていてください。
私たちの総合的な健康や免疫は刺激物や一定の毒によって活性し決まるという理論は「衛生仮説」と呼ばれます。微生物系が発見されてから、この理論は勢いを増し、小麦のように消化に悪い食物は大切な免疫促進になり得るのです。
セリアック病患者のグルテンフリーでの栄養摂取の懸念
セリアック病患者にとって、グルテンフリーの食事は栄養失調や肥満につながります。グルテンフリーの食品はミネラル(鉄など)、ビタミン(葉酸、硝酸チアミンやリボフラビンなど)、食物繊維などが不足しています。
従って、グルテンフリーの食品の栄養価は懸念されてきています。セリアック病の未成年の研究では、グルテンフリー食品を食べていないグループと比較して、グルテンフリーの食事をしている者は栄養のアンバランスや肥満につながるとわかっています。
(出典)http://ayurvedanextdoor.com/dangers-gluten-free-diet/
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