2021年3月22日月曜日

ヨガの逆転ポーズ:逆転ポーズとその効果 Voi.2 
Yoga Inversion: A Guide to What It Is, and How You Can Benefit

 

それでは、逆転の記事から比較的容易なポーズを紹介した部分です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ヨガの逆転アサナ(ポーズ)


以下は初心者でも行える4つのアサナです。

1. 下向きの犬のポーズ (アド・ムカ・シュヴァナサナ)


下向きの犬のポーズは、最もよく行われるアサナの一つです。その対象はハムストリングス、臀筋、四頭筋、そして上背部の筋肉群です。

  1. まず四つ這い、つまり両膝と両手を地面につけます。
  2. 両手は肩の真下、膝は股関節の真下に置きます。
  3. 両手を真下に押し、骨盤を天井に持ち上げながら両脚を伸ばしましょう。踵は地面からやや離れていても構いません。身体が上下逆のV字型になります。
  4. 膝を少し曲げて背骨を伸ばし、頭は肩の真ん中において下を向きましょう。ハムストリングスと上背部に少しストレッチを感じるはずです。
  5. 体重は、身体全体に均等にかかるようにします。
  6. そこで30-60秒ホールドしましょう。




2. 両脚を壁に上げるポーズ(ヴィパリタ・カラニ)

両脚を壁に上げるポーズは、脚をストレッチして腰痛を和らげる優しいポーズです。

  1. 床と壁の角に畳んだタオルを置きます。そのタオルの上に座り床に横たわりましょう。両脚を壁に立てかけて、踵が床と平行になるようにします。
  2. 坐骨や臀部が壁から数センチ離れるように、また尾骨や仙骨が畳んだタオルの上に乗るようにしましょう。
  3. 膝をリラックスして両脚が優しく壁に触れた状態にしておきます。優しいストレッチを感じるでしょう。
  4. この姿勢で5ー20分間ホールドします。この間、ゆっくりとしたこ呼吸を練習しましょう。



3. 子供のポーズ(バラサナ)


子供のポーズは、穏やかさを促進し、背骨や腰、肩、首などを優しくリラックスさせる簡単で強度の低いポーズです。

  1. まず四つ這いになりましょう。
  2. お尻を下げて踵の上に座り、膝の上に胸をおろして、額を床に着けます。
  3. 手のひらを床に向けて両腕を体の前に伸ばします。背中に優しいストレッチを感じるでしょう。
  4. Hold this pose for 30–60 seconds.このポーズで30-60秒ホールドしましょう。




4. 前屈のポーズ(ウッタナサナ)


前屈ポーズは背骨、ハムストリングス、ふくらはぎをストレッチするのに役立ちます。

  1. まず、両脚を股関節幅に開き、両腕を体の横から頭上へと伸ばしましょう。
  2. 優しく両腕を体の横に振り下ろしながら、股関節から曲がります(背中を丸めないようにしましょう)。
  3. 手のひらを足の前の床かヨガブロックに置きます。膝をやや曲げて両脚を真っ直ぐに保ち(膝は固定しない)、股関節が足首と並ぶようにしましょう。
  4. 少し前方に寄り掛かり、足の母趾球に体重をかけます。大腿四頭筋(腿の前)を使ってハムストリングス(腿の裏)をストレッチしましょう。
  5. 頭を垂れてこのポーズで30-60秒間ホールドします。







逆転アサナに慣れてきたら、もっと難しいポーズを試したくなるでしょう。カラスのポーズ(バカサナ)や、ヘッドスタンド(サーランバ・シルシャサナ)、羽で飾った孔雀のポーズ(ピンチャ・マユラサナ)、ハンドスタンド(アド・ムカ・ヴルクシャサナ)や車輪のポーズ(チャクラサナ)などです。より難しいヨガの逆転に進む際には、医師などの診断を受け流ようにしましょう。



結論


ヨガの逆転は、怖く感じるかもしれませんが、血流や柔軟性、体力、エネルギーレベル、自尊心などを促すなど多くの効果があります。

 
ヨガの逆転は、一般的には安全ではありますが、妊婦や循環器の病気、怪我などのある人には難しかったり安全出ない場合もあります。また、初心者には向かず経験のあるヨギだけが試してもいいようなポーズもあります。


ヨガの逆転を始める前には、初めてのポーズ、アドバンスのポーズなどの前に必ず医師などと相談することが大切です。


ヨガの逆転ポーズには多くの効能があるので、毎日の運動に取り入れていくと良いでしょう。








2021年3月19日金曜日

<日記>世界睡眠デー

今日は、世界睡眠医学協会(World Association of Sleep Medicine)が定めた「世界睡眠デー」です。


今年のスローガンは 「Regular Sleep, Healthy Future」
規則正しい睡眠、健康な未来、という感じでしょうか。


ある調査によると、日本人の睡眠時間は、OECD加盟国中で最も短いそうです。
確かに朝早くから夜遅くまで働く(遊ぶ?)日本人のイメージがありますね。


私自身は、睡眠不足がもっとも体調に影響するので(肌の調子も違う)ため、
毎日必ず7時間以上は寝るようにしています、というかそれ以下だとスッと起きられません。
ひどいときには10時間でも眠れる時もあります、
これは、体質にもよるので、誰にでもお勧めできることではありませんが。。。


ヨガや瞑想、毎日規則正しい時間に就寝し起床することなど、不眠を予防する方法がいくつかあります。
以前の記事も参考にされてみてください。



それでは、今夜もよい眠りを・・・zzz



呼吸の「失われた技術」が睡眠や回復に影響する 
How The 'Lost Art' Of Breathing Can Impact Sleep And Resilience



睡眠はスーパー・フード 
Sleep is a Superfood



2021年3月18日木曜日

ヨガの逆転ポーズ:逆転ポーズとその効果 Voi.1 
Yoga Inversion: A Guide to What It Is, and How You Can Benefit


ヨガの逆転ポーズにはさまざまなものがあり、サンスクリット語でも知られていますが、心臓や腰が頭より上になるポーズのことです。

怖いと思うかもしれませんが、大丈夫です。ヨガの逆転ポーズは、簡単なものから始められ徐々に難度を高めていきます。簡単に言えば、ヨガの逆転は前屈のようにシンプルなものもあります。熟練者にとっては、ハンドスタンドも含まれるでしょう。

ヨガの逆転の目的は、柔軟性や血流、エネルギー、自尊心をも向上させることです。そのいわゆる効能がどうであれ、逆転ポーズがあなたにとって安全で正しいことなのか不安に思うでしょう。

この記事では、ヨガの逆転ポーズの健康効果、考えられる危険、そしてビギナー向けのポーズを紹介していきます。



ヨガの逆転ポーズとは?


ヨガの逆転ポーズは、ヨガポーズ(ヨガアサナ)の分類で、頭が心臓や腰より下になるもの、つまりは通常の垂直にたった姿勢から体を「逆転する」ものです。

地面から心臓の距離が頭よりも高いポーズは全て、逆転ポーズと考えられます。ダウンドッグ(アド・ムカ・シュヴァナサナ)、壁に脚を挙げるポーズ(ヴィパリタ・カラニ)、ヘッドスタンド(サーランバ・シルシャサナ)などよくみられるポーズも逆転に含まれます。

ヨガの逆転ポーズは、緊張を解き、血流やエネルギーレベルを上げ、筋肉を強化すると考えられています。また、感情的な成長を促し、精神や魂を鎮静化し、エネルギーを心臓へ送り、より地面とつながるのに役立つと言われています。

逆転アサナは簡単なものから難しいものまで幅広くあるので、経験や強さ、健康状態、過去の怪我などにしたがって選択する必要があります。

健康な人であっても、それぞれのアサナを安全に行い、怪我を防ぎながら最大の効能を得る方法を知ることが大切です。




ヨガの逆転ポーズの健康効果


ヨガの逆転ポーズには多くの効能があります。以下は、研究結果が示しているものです。(詳細は一番下のリンクからソースをご覧ください)

血流をよくする

ヨガの逆転ポーズは、血流やリンパの流れをよくし、酸素や栄養を体全体に運び老廃物を取り除くのに役立ちます。

逆転ポーズは、骨盤から心臓へ、そしてそこから酸素を受け取るために肺へ流れる静脈血の流れを刺激します。このポジションはまた、心拍数を下げることで血液がより多くの酸素を取り込むのを助けます。


エネルギーレベルを増加する可能性

ヨガの逆転ポーズは、敏捷性やエネルギーレベルをあげる可能性があります。

理論上は、体を逆転するポーズは、敏捷性をあげて疲労を回復する可能性があります。それは、細胞に取り込まれる酸素や栄養が増え、ドーパミン、ノルエピネフリン、セロトニンなどのエンドルフィンが分泌され、注意力が増して気分が向上するからです。

さらに、上下が逆になることは集中力を要するため、徐々に、どんな状況に出くわした時も集中できる能力が向上するでしょう。


柔軟性と体力が向上する


全ての年代において、ヨガでバランスや柔軟性、体力を向上することができることが知られています。

逆転アサナは、心身への大きな気づきと、重力に逆らいながら伸展した位置で体を支えるための体力を必要とし、それによって筋力や忍耐力、柔軟性が徐々に向上していきます。

各ポーズは異なる筋肉群に効き、四肢全体の柔軟性や強さが高まり可動域が広くなります。

ヨガの逆転ポーズに特定した研究は存在しませんが、ある研究では、下向きの犬のポーズを週2回10週間行ったところ、膝と股関節の伸展に著しい向上がみられ、ハムストリングスや腰の柔軟性が高まったことを示唆しています。


自信が高まる


ヨガの実践は、自尊心や体のイメージ、全体的な自信を上昇させると考えられています。

特に、ヨガの逆転ポーズを正しく行うためには時間と練習が必要であるため、謙虚さや忍耐、不屈の意識をもたらすと多くのヨギが主張しています。

しかしこのようなポーズは、一旦できるようになれば、日々の生活の中で障害を克服することができるという大きな自信を与えてくれます。非執着の概念や不完全性を受け入れることを教えてくれるのです。


腫れや痛みを緩和する可能性


壁に両脚をあげるポーズなど特定の逆転のポーズは、リンパの流れを促し下半身の痛みや腫れを緩和する可能性があります。リンパ系は、体から老廃物や副産物を取り除き、体液平衡を保つのに役立ちます。

逆転アサナでは、重力と穏やかな動きによって、リンパと血液が四肢から心臓へと流れます。そのように、痛みや不快感、腫れなどを軽減することができるのです。



しかし、高血圧や脚や首に怪我のある人は、逆転ポーズは避けるべきです。


ヨガの逆転ポーズのリスク


多くの人にとって、逆転アサナは健康に大変効果があります。しかし、逆転ポーズがリスクとなる人もいて、ヨガに関係する怪我の主な原因です。

関節に問題のある人、首や背中の怪我、あるいは同様の問題のある人は、医師などの許可がない限り逆転ポーズを練習するべきではありません。

逆転ポーズでは心臓より頭が下になるため、血液が顔へと勢いよく流れます。緑内障、高血圧、血流に問題のある人は、こうした姿勢を避けることが望ましいでしょう。

妊娠期間は、ヘッドスタンドやショルダースタンドなどの体を完全に逆転する難しいポーズは避けるべきです。
4点が(両手両足が地面に)着いているダウンドッグなどの強度の低いポーズは、妊娠に関連する合併症や既往症がない健康な妊婦には安全だと考えられています。
つまり、妊娠期間は新しいエクササイズを試す前に医師などに必ず相談するということです。


最後に、ビギナーとして始める場合は、怪我のリスクを下げるため簡単で難度の低い動きから始めることが重要です。もしヨガが初めてならば、訓練を受けたインストラクターと直接会えるヨガクラスに参加し、安全に正しく行えることを確実にした方が良いでしょう。




ーーーーーーーーーーーーーーー
次回はポーズの紹介です。




2021年3月13日土曜日

ヨガとの関係性は食事との関係性を反映する 
How Our Relationship with Yoga Can Mirror Our Relationship with Food


ヨガの実践者として、私たちは時々、完璧でなければならないと感じることがあります。多くの人が、クラスで誰かをみていて、シルシャアサナ(ヘッドスタンド)や手のひらに足の裏をのせた立位の前屈、またはチャクラアサナ(車輪のポーズ)などができる人をみて羨ましがったりしたことがきっとあるでしょう。けれど、そうした嫉妬には意味がありません。アサナは、自己受容を学ぶことに役立つ理想の乗り物です。私たちは実践で時間とともにこの受容を学びますが、それを学ぶためには完璧である必要は全くありません。


自分が何者であって、何者でないかを受け入れることは、人生の最も困難なことの一つです。アドムカヴルクシャサナ(ハンドスタンド)やチャクラサナ、エカ・パダ・ラジャカポタサナ(片脚の鳩の王のポーズ)の心地よい完成形になれないあなたの体の構造を受け入れることができますか?練習の時に、自分に問いかけてみましょう。この瞬間に自分がいる場所を受け入れることを練習しているのか、それとも完璧になる欲望のために練習しているのかを。


ヨガポーズで完璧を目指そうとする努力は、食べ物との関係性の中で完璧を目指そうとするのとよく似ています。摂食心理学と心身滋養のコーチとして、時々「自分は十分でない」といもがいていることが、摂食障害として現れるのを目の当たりにします。完璧への奮闘は、大抵の場合は食べ物そのもののことについてではありません。そうでなく、食べ物との関係性は、足りないと思っているもの、欲望、また人生の中で明確にできないものを示すことが多くあります。食べ物が、自分の思いや感情、過去の記憶などにアクセスして癒すことができないでいることに対して、それ自身を消し去ったり、落ち着きを得たりする手段となるのです。


私たちは人間として、自分の痛みや「十分でない」という気持ちの原因が何なのかをいつも直に見つけることができるわけではなく、また、不快な気持ちをどう処理していいのかもわからないことが多いのです。ただ、ストレスや辛い過去の経験で居心地が悪くなることを知っているだけで、そんな時には、食べ物がはけ口となりえます。


完璧へ追い立てられると、拒食を引き起こすこともあります。患者さんを観察していると、拒食する人は、過去、現在、未来にかかわらず、状況をコントロールしたがっていたり必要があったりすることが多く、そのコントロールのために食べ物を手段としています。そういった人には、ヨガの実践や、「完璧な」食事という表現から離れて食べ物との滋養のある関係性を作り上げることがとても大事です(けれど、手っ取り早い解決法はありません)。


「完璧になりたい」という欲望が現れるもうひとつの現象は過食です。私たちの多くは、過食によって「自分は十分でない」という感情を鎮ませることができます。「食べ物は太る」とか「食べ物は敵だ」というような有毒な思い込みは、滋養に値しないというネガティブなメッセージを送ることになり、ストレス反応を引き起こします。こうした有毒な考えは、少しか食べずに後で大食いするという食事のサイクルにつながります。なぜならその間、体が必要なもの、栄養を得られずにいるからです。ネガティブな感情を鎮めるための過食は、複雑な状態ですが(ここでも、手っ取り早い解決法はありません)、過食をする人が食べものに対するリラックス反応を育むために役立つ方策のひとつは、ゆっくり食べることです。


メディアの示す美しさの表現は、食べ物が太らせるというメッセージを送り続けて、「十分でない」感情をより高めます。食べ物は栄養であり、体はそれを堪能する喜びと繋がっていますが、美しさの歪んだイメージを受け取った時、残念ながら、それが心と感情の一部に取り込まれ、食べ物との有毒な関係性が悪化する可能性があります。


現代の生活にあるストレスで社会がより警戒状態にある中、より多くの人がヨガの実践の必要性を感じています。ヨガの人気はますます高まり、アサナやプラナヤナ、瞑想など全てストレスを緩和するのに役立つと広く知られるようになってきました。こうした自己探求の方法によって、内にある不快感を発見し、どのように痛みから隠れているのかに気づくことができます。ヨガの実践は、自分自身と再び繋がらせてくれ、価値がないという感情を癒してくれますが、過食や拒食の習慣も落ち着かせることができるかもしれません。


時間が経つにつれ、実践は、違いを生むのでも不安な感情を消し去るわけでもなく、自分の内側や周囲で何が起きているのかにより気づかせてくれるのだと気づくでしょう。どこでどのように自分自身を大切にすることができるのかを十分に理解するためには、大抵の場合は、すでに感じている痛みと向き合う必要があります。本当の問題が何なのかを知らないままで、どのように痛みに向き合い、食べ物で自分を罰することをやめ、感情を処理し始めることができるのでしょう?ヨガの実践は、自己再生へ導いてくれる指標となります。それは感じているいう事実を伝えてくれるメッセンジャーとなり、その知識をもって人生に良い変化を作り出すことができます。


ヨガは、心と精神と体をより深く経験させてくれるものだと考えられています。アサナを練習する度、逆立ちで上下逆さになったり、後屈で胸を開いたりして、違う視点で世界を見る機会をもたらしてくれます。新しい視点を作ることで、すでに役に立たなくなった習慣や癖を解放することができます。自身を探求することは、完璧を目指すよりもずっと満たされるものだと体感することもあるでしょう。自分の思いや感情、人間関係や存在そのものを探求することを選択した時、人生の可能性は無限になります。


今度ヨガをする時、完璧を目指そうとせず替わりにこうしてみましょう。呼吸と繋がり、速度を緩め、体に注目し、実践への探求が語りかけるままに任せましょう。そして食事の時にも同様にしましょう。食べる前に、深呼吸します。全ての感覚を使って食事を探求する決意をします。おそらく、今まで経験したことのないほど、この探求で満足感を得るでしょう。あなたの食事やあなたのヨガの練習に寄り添い、その瞬間瞬間にあなたが感じていることに寄り添うと、自己発見と癒しへの真の道へと歩き始めることができるはずです。

2021年3月9日火曜日

前鋸筋のための3つのエクササイズ 
Three Ways to Target the Serratus Anterior

今回は、逆立ちやアームバランスの時に必要となってくる前鋸筋をみていきましょう。
ーーーーーーーーーーーーーー


「前鋸筋」という言葉を聞いたことがありますか?秘密の場所というわけではありませんが、他の筋肉と比べてあまり気にされない場所です。発音しづらいせいかもしれませんし、筋肉に特化したヨガクラスではもっと大きな筋肉群(ハムストリングスや四頭筋など)に注目するからかもしれません。


前鋸筋は、第8あるいは第9の肋骨の上部から起始し、肩甲骨の内側へと走っています。まず第一に、これらは肩甲骨を突き出す(お互いを遠ざける)役目をしています。また、胸郭に対して肩甲骨を維持して安定させる役割があります。これらの動きは、プランクやチャトゥランガ・ダンダアサナ(四肢の杖のポーズ)、アームバランスや逆転のポーズなどで、上背部、肩、胸の筋肉の動きをサポートします。





前鋸筋のどこがそんなに重要なのでしょうか?前鋸筋は、ヴィラバドラーサナ1(戦士のポーズ1)やアド・ムカ・ヴルクシャサナ(ハンドスタンド)で両腕を頭上にあげる時など、肩の上方への回転や動きに重要な役割をしています。


しかし多くの人のこれらの筋肉は、硬く弱くなっています。毎日、常に頭と首を胸椎より前に突き出してタイプしたりメールをしていて、上背部が丸くなり常に肩甲骨が突き出た状態になりがちだからです。


時間が経つに連れ、常にスイッチが入った状態で前鋸筋の繊維が縮み、慢性的に短くなります。そして、やがて柔軟性を失い萎縮していきます(そうして筋肉が硬いのに弱くなる)。


結果として、安定させるために、他の筋肉が担う負荷が増えます。これが、さらに前鋸筋を弱め、首の痛みや肩の挟み込み(大抵は、回旋腱盤の使いすぎや炎症が原因)までを引き起こします。


これは多くの場合、首周りの緊張や痛みとして現れ、特に、多くの人がストレッチやマッサージが必要だと思うような僧帽筋の上部に出ます(それがまた、前鋸筋をなおざりにする原因となります)。


前鋸筋が弱くても、最初のうちは特定のポーズをする邪魔にはなりませんが、時間とともに筋肉のバランスが崩れ、やがて怪我の原因となります。


前鋸筋は、後鋸筋とともに胸郭を持ち上げて肺の拡がりを支持し、起立姿勢を保つのに重要な役割を担っているため、前鋸筋が弱まると最終的には呼吸が浅くなる原因ともなります。


両腕を頭上に動かすことが困難で、菱形筋や僧帽筋上部が痛み、あるいは頭が前方へ突き出して(肩が丸まって胸が縮んで)いることに気づいたら、前鋸筋に注目するとそうした組織の問題を緩和させることができるかもしれません。


あなたの肩甲骨は後方へ開いていますか?タダサナ(山のポーズ)で真っ直ぐ立った時の肩甲骨の動きで、前鋸筋にストレッチや強化が必要かどうかがわかります。例えば、タダサナで、胸を広く保った状態で、肩甲骨が背骨に近く、背中で平らになっていますか?(それならOK!)


背中と肩甲骨



プランクやチャトランガで、その形を維持できていますか?それとも、片方か両方の肩甲骨が翼のように浮いていますか?もしそうなら、肩甲骨の内側の下端が持ち上がるため、背中と同じ面上にはなく、肩甲骨と背骨の間に谷ができています。


プランクで浮き上がった肩甲骨




翼のように浮き上がった肩甲骨は、この辺りの神経機能障害に関係していて、多くの場合は使いすぎや後遺症が原因です。アームバランスのポーズをサポートするために前鋸筋を強化したい時には、以下のようなストレッチと強化のエクササイズが有効かもしれません。


可能なら、各エクササイズを10回以上くり返し、2-3セット行うことをお勧めします。何度か繰り返す内、毎日の活動の中で前鋸筋を機能的に使っていることに気づくでしょう。



プロップ:折り畳んだブランケットかブロック、半分の高さのブロック2つ、そして友人(肩甲骨の動きを見てもらうために!)




ダンダアサナ(杖のポーズ)で床を押す


ダンダアサナから始めます。腰が丸くなっていた李、股関節やハムストリングスが硬い場合は、折り畳んだブランケットかブロックの最も広い面に座ります。足首を曲げたまま保ちましょう。


坐骨からしっかりと根付かせて体を安定し、そこで立っているかのように、両脚を踵への方へ伸ばします。腿に力を入れて、やや内側に回転させ、膝とつま先を天井へ向けておきます。

背骨を頭頂から上方へできるだけ伸ばし、仙骨から頭頂を直線に保ちます。手のひらをそれぞれ腰の横におきましょう。床に届かなければ、半分の幅のヨガブロック2つか、同じ幅のしっかりした本2冊、あるいは、平らでしっかりしていて滑らないものを補助として手の下に置きましょう。

床を押し、腕を伸ばし、肩の前を後方へ引きます。そして、肘を後方にやや曲げましょう。腋の下の後ろ側に何か感覚を感じるはずです。頭の上に向かって伸び続けましょう。胸郭が持ち上がるのに気づきます。


半分の幅のブロックを使って




ここで3回呼吸してから解放します。この姿勢でホールドできる時間が、徐々に伸びていくでしょう。

強化されてきたら、手で床を押しながら足首を組み両方の坐骨を持ち上げて、負荷をかけることもできます。



片腕を交互に挙げる肩甲骨の動き


四つ這いから始めます。両膝は股関節の真下に、手首と肘は肩の真下に置きます。5-10センチ程度前の床を見て、背骨を真っ直ぐに保ちましょう。

下腹部を引いて腹筋に力を入れます。左手でしっかりと押しながら、右の指先を前そしてやや右へ移動し、右腕が右肩に対して斜めになるようにしましょう。

右腕を肩の高さの半分まで持ち上げ、手のひらを(小指が下になるよう)顔の方向へ向けます。右肘をやや曲げて、右肩の上部を少し伸ばしましょう(落ち込ませたり、縮ませないように)。






ここから、頭を挙げて前を見たまま、息を吸って、指先の方向へ腕を伸ばします。





息を吐いて、肘を肋骨の右の方向へ曲げ、右の肩甲骨をもう一度引き込んで、床と垂直になるようにします。

右腕を再度伸ばして、右手を床に下ろし、四つ這いに戻りましょう。左側で繰り返し、それぞれ10回まで交互に腕を伸ばしましょう。



プランクのバリエーションで肩甲骨の腕立て伏せ


両膝をついたプランクから始めます(必要なら、折り畳んだブランケットを膝の下に敷きます)。胸を広げて、三頭筋を胸郭に近づけようとするように上腕を外旋し、肩甲骨の内端どうしを近づけるように引き込みましょう。

腹部全体に力を入れ続けます。そこで一呼吸し、やや背中を丸くしながら床を押して遠ざけま、肩甲骨を突き出しましょう。そこで一呼吸、そして少し胸を落として肩甲骨を引いて近づけます。


肩甲骨の引込

肩甲骨の突出




エクササイズの間、あまり腕を動かさないようにしましょう。肩甲骨を引くと胸は数センチ落ち込み、肩甲骨を突き出すと胸は持ち上がります。全ての動きは、肩甲帯の中で起こっています。


コツ:エクササイズの引込み段階で、肩甲骨がまだかなり「翼」になっていたら、この練習を四つ這いから始め、徐々に膝をついたプランクへと進みましょう。強くなってきたら、肩甲骨腕立て伏せを、プランクの姿勢でやってみましょう。






2021年3月4日木曜日

ヘッドスタンドとショルダースタンドでの
アライメントのコツ 
Alignment Tips for Headstand and Shoulderstand


ヨガをしていなくても、首まわりの問題は日々の生活の障害になるということに気づいています。たびたび、朝起きた時に「首凝り」や「首の痛み」に悩まされることもあるでしょう。赤ん坊はとても美しいラインで頭と首を支えています。では、成長するにしたがって、私たちはこのアライメントと心地よさをどのように失っているのでしょうか?

今度外出したら、周りの人たちの座っている姿勢を見てみましょう。赤ん坊の頭と首を長く伸ばしたような姿勢をしている人は、おそらく滅多にいないはずです。みんな、猫背で寄り掛かり、黒板やコンピューターのスクリーンを見るために見上げているでしょう。首の痛みがどのように悪化するかをよく知るため、そして防ぐため、首の解剖学をさっとみていきましょう。

首、つまり頸椎は7つの椎骨から成っていて、頭骨から肩の上までカーブを描いた構造で積み重なっています。それぞれの間、そして頭骨と第一頸椎の間には水分の多い結合組織厚いクッションである椎間板があり、椎骨を支持し正常な可動域を作り出しています。頸椎は椎骨のなかでも最も動きの大きい場所で、屈曲、伸展、回旋など驚くべき可動域を持っています。人間よりも大きな可動域を持つ動物はあまりいません。

おそらく、椎骨について忘れてはならない最も顕著なことは、その後方が凹にカーブした構造でしょう。首が休んでいる時は、ややカーブした形になっていて、これを生理的湾曲と言います。この湾曲した位置から離れるに従い、首の前方の椎骨、そして後方の面関節の両方で乖離するため、安定性が失われていきます。

もちろん、首や頭を動かしたり、普通の活動を行うために、この湾曲は変化します。そして、この湾曲を動かさなければ、ヨガ・アサナをすることもできないでしょう。しかし、椎骨の基本的な湾曲をできる限り尊重して維持する方法で動かすことを身につけることは、首の健康を取り戻しケガを防ぐのに最も効果的です。以下は、首に直接影響のある人気のアサナで、どのように首を守ればいいのかについてです。





ヘッドスタンドでの両腕と頭のバランスを探る


ヘッドスタンド(シルシャアサナ)は、おそらく、ヨガをしない人にとっては最もヨガっぽいと思うポーズでしょう。私がヨガを始めたころ、とうとう「本当」のヨガをしていると感じたものです。通常の禁忌(月経、妊娠、高血圧、裂孔ヘルニア、眼圧、網膜障害)で、ヘッドスタンドをおすすめできないのは、首に問題がある場合です。しかし、その他の人にとっては注意と気づきをもっていれば、行えるものです。

私がまず生徒にアドバイスするのは、ポーズの主な焦点がバランスにならないよう壁を使うことです。また、頭にはほとんど荷重をかけないことを勧めます。これは腕を強化するだけでなく、肩を天井に向かって引き上げる習慣を作ります。これが、荷重を首から肩甲帯へ移動するのに役立ちます。強い引き上げの動きで肩を使い続けることが重要なので、おかしな言い方をすれば、ヘッドスタンドもまた「ショルダースタンド」なのです。時間が経つにつれ、強化され自信がついてくれば、自然と荷重が頭へと移動していきます。最終的に洗練されたヘッドスタンドができるようになると、荷重は頭にあるのか腕にあるのかわからないほどに成っているはずです。それがヘッドスタンドです。



その他重要なことは、シルシャアサナでは頭は体の真下にくるということです。友達や先生に横から見てもらい、次の2点をチェックしてもらいます。まず、上腕が垂直担っているかどうか。垂直から遠ざかるほど、より大きな圧迫が首にかかります。2番目は、耳が上腕で隠れているかどうかです。

もし、横から見て、耳が完全に見えていたら、頭が手よりもずっと前にあるためで、体の真下ではないということです。もしそうなっていたら、首は荷重を平均して支持していないことになり、怪我や不快感の原因となります。もし、耳が見えていると言われたら、下りて数呼吸して、頭を数センチ肘の方へ移動してから、再度試してみましょう。新しい位置でバランスを取りにくい場合は、壁を使いましょう。バランスよりアライメントが重要だということを忘れないでください。バランスはいずれすぐに戻ります。

最後に、ヘッドスタンドでは、視線は部屋の方を真っ直ぐ見て、床や天井を見ないようにします。床を見ているなら首は湾曲しすぎています。天井を見ているなら首は真っ直ぐになりすぎています。どちらの場合も、首の安定性が悪くなり、頸椎周りの、特に腱や筋肉など軟組織へ必要以上の負荷がかかります。





ショルダースタンドは首のバランスではない


伝統的なヘッドスタンドのカウンターポーズはサルヴァンガサナ(ショルダースタンド)です。ヘッドスタンドで首が自然な湾曲(最も安定した位置)にある一方、ショルダースタンドでは、首が完全に屈曲しているためにその湾曲は平らになります。また、ショルダースタンドでは、荷重が最もかかる場所が首になります。頸椎が深く屈曲した状態では安定性がかなり下り、荷重のかかる場所は怪我の危険が増します。(ヘッドスタンドの禁忌はそのままショルダースタンドにも当てはまります)

怪我を防ぐため、ショルダースタンドでは、肩の下にブランケットを使うことをお勧めします。特にショルダースタンドでブランケットを使うことを躊躇う人が多いのはわかっていますが、ブランケットが有益なのには2つの理由があります。

まず、通常の頸椎の屈曲は、人が思い描くような90°ではなく最大で50°程度にすぎません。50°よりも深く顎先を胸に近づけるには、胸椎上部の屈曲が必要となります。この丸まりや屈曲は、理想的なショルダースタンドとは逆になってしまいます。

自然な首の屈曲角度になるよう、十分なブランケットを肩の下に置くことをお勧めします。まず、分厚いウールのブランケットを5枚置き、そこから必要ならば増やしたり減らしたりしていきます。ブランケットで肩が支えられ、首が自由になるようにします。(ブランケットに直角にボルスターを置いておくと、ポーズの出入りが楽になるでしょう)ブランケットを使っての練習の始めは、両足で壁を蹴りながら上がり、勢いをつけて足をあげないようにしましょう。





ショルダースタンドの間、首の後ろを先生に確認してもらってもいいでしょう。首の後ろが柔らかく最大にストレッチされていないようにします。ブランケットが十分かどうかは横からみてもらうとわかります。首の根本が頭骨の下端よりもやや高い位置にあれば、おそらく首が守られている高さにあります。


ショルダースタンドでブランケットを使う方がいい理由の二つ目は、首とは関係ありません。あなたが十分に高い位置にある時は、お腹が完全に開いて腹部の内臓が「上に動く」ように見えます。高さが足りなければ、腹部がやや凹んで内臓が落ち込んでいるように見えます。これでは、内臓や横隔膜の重みが心臓や肺を圧迫するのでよくありません。首を守り内臓を引き上げるため肩が高く持ち上下られていると、心臓や肺はより守られます。



ヨガの練習で首を安全に保つためのその他のコツ


首まわしをしない


ヨガで最も練習されているポーズの一つは首の回転です。体の回を実際的に360度回転させようとするものです。この動きを私はお勧めしません。

頸椎における脊椎関節構造(面関節と呼ばれます)の研究によると、頸椎は柔らかな平の表面で水平に対して45度傾いています。頸椎が実際に可能な動きというのは、面をすべらせる動きの「前と上」の「屈曲」(顎を胸に)、そして望遠鏡を閉じるような面のすべり「下と後ろ」の「伸展(後屈)」です。

回転と横曲げは、これらのふたつの動きの組み合わせです。例えば、右に頭を向ける時、首の左側の面が前と上に動き、右側の面が下と後ろに動き、それぞれがお互いに落ち込みます。飛行機が右へ旋回するところを思い浮かべてみましょう。左翼が持ち上がって右翼が下がります。頸椎は、股関節のように構造的に球関節ではないのでこのように動きます。ですから、360度の動きである首の回転は首にとっては非生理的な動きなのです。

椎骨の本来の構造を尊重した動きになるので、一度に一方向にストレッチをする動きの方が首にとって、より健康的です。特注:横に首を倒す時(耳を肩の方向に近づける)、顎は上ではなくやや下を向くようにします。椎骨の構造を頭に入れて動くと、怪我の防止になるだけでなく、椎骨関節を動かした時に聞こえる「ギリギリ」を減らす可能性もあります。




最後に


最後に、首にとっても最もいいことは、できるだけ後方への小さな湾曲を保ったままニュートラルの位置に維持することです。この湾曲を保ったまま、座り、運転し、アサナを練習し、歩き、そして眠ることができれば、痛みのない健康的な首への可能性を最大限まで広げることができるのです。





2021年3月1日月曜日

ストレッチが癌を減らす可能性があるという新研究 
New Research Suggests that Stretching May Reduce Cancer



ストレッチの最も良い方法はどのようなものかという研究は数多く存在するが、解剖学的の全ての場所における、良い、あるいは通常の可動域で動かすことが重要だと同意する専門家がほとんどだ。だから研究の相互評価のなかで、運動が癌患者にも効能があるということを知っても驚くに値しないだろう。先月、Scientific Reports誌が、マウスの乳がんモデルにおいてストレッチが腫瘍の成長を減少させるという研究を掲載した。研究の結論は以下の通り。



癌に対する自然免疫を増大させ、1次的・2次的な癌予防に役立つ、投薬以外の治療の開発がますます関心を集めている。最近の研究では、毎日10分間の穏やかなストレッチが局部結合組織の炎症と繊維症を減少させることが示された。間質内の素因が、腫瘍の微環境に影響を与える可能性がある。66個体の雌マウスに、マウスの初期乳癌細胞を第三乳房脂肪体に注入した。マウスは任意に抽出し、ストレッチするものとしないものに分け、4週間毎日10分間治療した。最終的に腫瘍体積は、ストレッチ・グループで、その他の治療をせずストレッチしなかったグループと比較して52パーセント縮小した。ストレッチ・グループでは、細胞毒性免疫反応が活性化され、抗炎症性メディエーター(Specialized pro-resolving mediator; SPM)のレベルが上昇した。これらの結果は、免疫枯渇、炎症解消と腫瘍成長の関係性を示唆する。ストレッチは、投薬以外の穏やかな治療介入となり、癌の治療や予防に重要な要素となりうる。



著者が述べていることの重要性に気づいただろうか?乳癌においては、毎日10分間ストレッチするだけで十分で、癌細胞を対象とした特定の免疫物質が増加するだけでなく、免疫系枯渇の主なマーカーであるPD-1(programmed death recepter-1) のレベルをも減少する。(注意:免疫系の増大は常に注意が必要)




炎症が病気の原因


間質結合組織内の繊維症や瘢痕組織は、ねじ曲がった足場のように働き、癌が根をはって組織層に「結合」し、血液供給や栄養源に侵入し、それによって成長し続けさせてしまう。あなたの組織や存在がハイジャックされたと考えるといい。

かなり前から、癌は、循環器病や糖尿病、関節炎など多くの病気と同じ分類にあるということがわかっている。共通点は何だろう?そう、答えは「炎症」だ。また、炎症は、そのものの性質により、最終的には100パーセントの確率である程度の繊維症を引き起こすことがわかっている。

その病名がどうであれ、繊維症は根本において、我が国(米国)の死因の第一番目とみなされており、残念ながら一般の人だけでなく医療の世界においてもそうであるという事実を忘れてはならない。

常に最も注目を集めている癌研究は乳癌だ。神経学者のヘレン・ランジュバン医師が、ハーバードの Osher Center Integrative Medicine にて講演したのは、彼女のラボで実験したマウスモデルの乳癌に対するストレッチの効果である。ランジュバン医師は、筋膜と全ての病気の関係性が、これまで誰も思いつきもしなかったほど大きいということを語るますます増えつつある科学者たちのひとりだ。ストレッチされた腫瘍が、ストレッチされなかった検体よりも半分以下に小さくなることを、これ以外にどう説明できるだろう?

 

ヨガを含む代替医療が、炎症を減少する可能性


こういう風に考えてみよう。あなたの癌を従来通りに治療すると決めたとしても、抗炎症食(特に「ワールブルク効果」を理解しているなら)、ストレッチやヨガ、飛び跳ねる(トランポリン)、グラウンディング(別名「アース」)などなど簡単なことをただ付け足すこともできると知ることは素晴らしいことではないだろうか。

これらの共通点はなんだろう?これらは皆、体内の炎症の度合いを下げるのだ。

ランジュバン医師の話を聞いてみたい人は、以下をどうぞ。(英語)