2017年6月11日日曜日

記憶力を維持する最善の方法 
The best way to protect your memory?

今回は英国のMailOnlineの記事です。
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YOGA: Stretching and meditation are better at preventing from dementia than brain training games
ヨガ:ストレッチと瞑想は脳トレゲームよりも認知症予防になる


頭をシャープにするにはクロスワードやスウドクをするのがいいと長い間言われてきました。
しかし研究によれば、アルツハイマーに進むこともある知力の退化を防ぐ記憶エクササイズよりもヨガや瞑想の方が効果的なのです。

その研究では、ヨガを習慣的に実践している人は鬱や不安症になりにくくストレスにうまく対処できることがわかりました。
習慣的に実践することは、脳の健康を向上させ老化を防止する簡単で安全、安価な解決法だと研究者らは言います。

名前や顔を忘れたり、約束を忘れたり、物を失くしたりするなど記憶の問題を抱える55歳以上のボランティアを25人集めました。
二組に分け、記憶エクササイズをする組とヨガや瞑想をする組を作りました。

3か月後、どちらの組も同様に、名前や単語リストを覚えるのに使われる言語記憶が向上していました。しかし、このスピリチュアルな方法は、視聴覚記憶が強化されるという形でさらなる効果を示したのです。
この能力は、歩いたり運転する際に場所を思い出したり道をたどることに関係し、不安を解消するのにも役立ちます。

参加者のうち11人は、毎週1時間の記憶トレーニングとクロスワードパズルからコンピューターの課題に至るエクササイズを行いました。
他の14人は週に一度1時間のヨガ、そして家で毎日の20分間のキルタン・クリヤ瞑想を行いました。

アデレイド大学、研究主任のハリス・エアは「歴史的に、また逸話的にヨガは老化防止に効果があると考えられてきましたが、これはその効果を科学的に示しました」
「伝統的な叡智を、医師が患者にそのセラピーを薦めるのに必要になる高いレベルの証拠へと変化させているのです」

その研究で使われた「クンダリニ」と呼ばれるヨガは、呼吸、瞑想、チャンティングとともに、体力や柔軟性を向上させるように作られたポーズに焦点をあてています。
このヨガは、チャンティングや手の動きを伴い光を思い浮かべるキルタン・クリヤ瞑想を含み、老年者の知力退化を防ぐために何百年もインドで行われてきました。

12週間後、ボランティアのどちらの組にも同様の言語記憶の向上が見られました。
しかし、ヨガ・瞑想組には著しい視聴覚記憶が向上したのです。

感情障害が認知機能障害と関係するため、心の充実感は重要なのだと研究者らは言います。
「物忘れをするとそれに対してとても不安になり、それが鬱につながりかねない」と、共同研究者のUCLAのヘレン・ラブレツスキーは言います。

脳活動の変化に関係する記憶力の改善は、脳の機能的MRIでモニターされました。

どちらの組にも脳細胞の結合に変化が見られたのですが、ヨガを実践した人にだけ著しい変化が見られたのです。ラブレツスキー教授によれば「もしあなたや家族が記憶力を向上させたり認知症や物忘れがひどくならないようにしようとするのなら、脳の健康を向上するためのヨガや瞑想の習慣的な実践が簡単で安全、安価な解決法になるでしょう」

この研究は、アリゾナのタスコンにあるアルツハイマー研究予防基金が出資し、Journal of Alzheimer's Diseaseに発表されています。


(出典)http://www.dailymail.co.uk/health/article-3583038/The-best-way-protect-memory-YOGA-Stretching-meditation-better-preventing-dementia-brain-training-games.html

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