Step 1: 外側からのスキンケア習慣
全身のスキンケア
美肌へのアーユルヴェーダ的な要点は、洗う、栄養を与える、保湿する、です。普通じゃないかと思うかもしれませんが、少し考えてみて。洗うのに石鹸を使うと「肌を乾燥させ、pHバランスが崩れ、よりアルカリ性になります。その結果、合成の保湿クリームが必要となりますが、それらは分子レベルでは皮膚組織に適切に浸透するには密度が高すぎることがあります。アーユルヴェーダでは、そうしたものの変わりに、ウブタン(ハーブ、小麦粉や豆などで作ったペースト)を使って洗い、古い角質を落とし、そしてオーガニックの精製されていないオイルで栄養を与え保湿するのです。
ライチュールのお奨め全身スキンケアレシピは以下の通りです。これを毎日行いましょう。ライチュールによれば、「毎時間1000の早さで肌細胞は代謝している」ので、定期的にこの古い細胞を取り除く必要があるのです。
洗う
栄養を与えて保湿する
30ccのアーモンドオイルに体質にあわせたエッセンシャルオイルを10滴混ぜてボディオイルを作ります。乾燥した「ヴァータ」タイプにはスウィートオレンジかゼラニウム、センシティブな「ピッタ」タイプにはジャスミンかサンダルウッド、オイリーな「カパ」にはラベンダーかベルガモットがよいでしょう。
お湯の中でオイルを入れた瓶を数分暖め、アビヤンガ(セルフマッザージ)の準備をします。最初に、少量のオイルを手のひらにとって頭の地肌、それから足の甲と裏、そしてお腹や背骨廻りを含めた身体全体をマッサージしましょう。手足には繰り返し長い動きで、関節や地肌には円を描くように行います。「サンスクリット語でオイルは『スニハ』といいますが、これは愛と同じだということを心に浮かべましょう。セルフマッサージは、本質的に愛を塗って身体の全組織と同時に心と五感にもに栄養を与えることになるのです」
チャラカ・サンヒター(アーユルヴェーダの医学書)によれば、アビヤンガはドーシャを鎮め、肌の色や艶をよくし、筋肉をトトノエ、自然の保湿剤として働きます。こうした理由から、アーユルヴェーダマッサージは「肌の老化を遅らせる最も効果的な方法のひとつ」であるといわれています。深い細胞レベルで身体を清め、滋養し、整えるのです。
フェイシャル・ケア
- ぬるま湯でしっかり顔を湿らせます。古い角質が小さなスポンジのように水を吸い込み膨らみます。それによって除去しやすくなります。
- 大匙2杯のオーツ麦粉と大匙一杯の水でウブタンを作ります。シンクにかがみこみ、人差し指、中指、薬指の先でウブタンをとり、優しく顔にのせて押さえます。肌の自然な油分を奪うことなく古い角質を取り除くことが出来ます。
- スプレー瓶にいれた水かローズウォーターを顔にさっとかけ水分を与えます。
- 肌が湿っている間に、ホホバオイルを薄く塗って水分を閉じ込めます。ホホバオイルは肌の皮脂に最も近く刺激になることがほとんどありません。
Step 2: 外側からの習慣
食事
運動、睡眠衛生
アーユルヴェーダの専門家らは、少なくとも週に5回、背中やわきの下に汗をかくほどの運動を勧めています。運動は発汗を促し、血流を高め、心を穏やかにします。
毎日同じ時間に就寝、起床し、充分な睡眠をとりましょう。睡眠と運動は、繊維芽細胞の健康を促進し、肌の張りを保つコラーゲンやエラスチンの生成を促進する成長ホルモンを活性化させます。また、表皮の生成も促します。
ヨガ
プラナヤマ(ヨガの呼吸法)の時間を持ちましょう。呼吸の変化は肌や身体だけでなく気分に影響します。例えば、浅い呼吸をすると顔色が悪くなりますし、強く呼吸すると赤みを帯びます。ストレスによって連続的に自然な呼吸パターンが乱れると、プラナ(気)が消耗します。動き続ける生命力でありオージャス(活力のもと)を作るのを助けるプラナがなければ、肌はその活力と輝きを失うでしょう。
そして大事なのは、瞑想です。時間と共に、瞑想によって純粋意識を垣間見ることができるようになり、時間を超越した永遠に活気のある自分自身を感じることのできる時間が持てるようになります。
毎日の生活の中で、少しずつ小さな調整を行うことで、より幸福で健康になり、そして美しくなれるのです。このアーユルヴェーダ療法を1-3か月続け、記録をつけてみてください。そして自分に問いかけるのです。「肌は綺麗になった?健康になった?精神的な完全性という感覚は大きくなった?」その答はすべてあなたの顔に表れてくるのです。
出典:Yoga International
https://yogainternational.com/article/view/get-healthy-glowing-skin-an-ayurvedic-skincare-routine
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