2018年10月25日木曜日

国立精神衛生神経科学研究所がインドで設立 
National Institute of Mental Health and Neuro Sciences to set up


筆者が訓練を受けたヨガセラピーのヴィヴィエカナンダヨガ研究所のあるバンガロールに、統合医療センター、国立精神衛生神経科学研究所(National Institute of Mental Health and Neuro Sciences)が設立されたそうです。
以下はそのニュース記事です。
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バンガロール:国立精神衛生神経科学研究所(NIMHANS)では、そのキャンパス内の専用センターにて、現存の対症療法とともにアーユルヴェーダやヨガを含む統合医療の治療を間もなく始める。

情報筋によれば、提出された申請に Union Health Ministry (訳注:「統合健康省」とでも訳せるでしょうか??)が原則的な認可を出し、必要な費用に関するさらなる認可を得るため財務省へと送られたという。

NIMHANSの関係者によれば、そのキャンパス内にて、対症療法とともにヨガセラピーやアーユルヴェーダの治療を行う統合医療のセンターを設立する。しかし、ヨガセラピーはすでに実施されており人気もある。

NIMHANSの責任者、B N ガンガダハール医師は「キャンパスでの統合医療センター設立の申請は受理され、健康省から原則的に認可を受けており財務省からの認可も間も無く下りるはずだ。最終認可が下りれば、我々は仕事を始めるつもりだ」

「精神衛生と神経科学については、すでにこの研究所で対症療法を行なっている。試験的に始めたヨガセンターもうまくいっており、アーユルヴェーダも実施するしなければならない」と彼は付け加えた。

現在、NIMHANSキャンパス内でアーユルヴェーダ研究センターが稼働しているが、 Union Ministry of AYUSH の管轄下であり健康省とは関係がない。「NIMHANSのAyushセンターがあれば、ことは容易にすすむだろう」ガンガダハール医師は言う。

「この申請はNIMHANSによって提出され、同じ原則で健康省が認可したということは、健康省が直接ヨガやアーユルヴェーダのシステムを現存の対症療法に組み入れるということで、国レベルとしては初めて他の医療システムと同等となる」



アーユルヴェーダ・コース


NIMAHNS では、大学院やアーユルヴェーダやヨガセラピーを含む統合医療の資格コースをも始める意向である。「健康省からの申請認可を待つだけだ」とガンガダハール医師は言う。統合医療センターとして、PhD(博士号)のプログラムもまた計画中だ。しかし、研究所は現在の施設を利用することを決定しており、スタッフや必要となる他の教育施設としての準備のためには認可が必要である。




(出典)http://www.newindianexpress.com/cities/bengaluru/2018/oct/13/national-institute-of-mental-health-and-neuro-sciences-to-set-up-centre-for-integrative-medicine-1884940.html

2018年10月23日火曜日

迷走神経の力を解放する12の方法 vol.2
12 Ways to Unlock the Powers of the Vagus Nerve

前回からの続きです。
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迷走神経を刺激する12のテクニック



迷走神経を健康に保つのに強い衝撃は不要だ。筋肉と同じように、引き締めたり強化したりできる。健康を大きく促進させられるシンプルな方法をいくつか紹介しよう。


1. 好ましい人付き合い – ある研究では、他人に対して思いやりのある被験者に、友人や家族に関する前向きな文章を心の中で繰り返させた。コントロール・グループに対し、クラス終了後に落ち着きや喜び、希望などのよい感情の増加が瞑想した者たち全体でみられた。これらの他人の前向きな思考は、心拍変動などにみられる迷走神経の改善をもたらした。またこの結果は、単純に瞑想するよりも迷走神経がより整えられることを示した。


2. 低温 – 「冷たい水でシャワーする顔を洗うなど低温に晒すのもまた神経を刺激する」とメンターは言う。

体が低温に慣れると「戦うか逃げるか」の交感神経系が下がり、休憩し消化する副交感神経系が上がる。そしてこれらは迷走神経によって行われる。冷たい水を飲むなど急に低温に晒されると迷走神経の活動が高まるのだ。

3. うがい – 刺激を受けていない迷走神経を家で改善するもう1つの方法は、水でのうがいだ。実際うがいは、迷走神経によって始動する口の筋肉を刺激する。

「概して、患者たちは涙を浮かべるがそれはいい兆候だ。もし涙がでなければ、涙が浮かぶのに気づくまで毎日するように勧めている」とホフマンは言う。「即座に作動記憶のパフォーマンスがあがることがわかっている」


4. 歌やチャンティング – 鼻歌、マントラ・チャンティング、聖歌を歌う、あるいはエネルギッシュに速い曲を歌うなどどれもやや異なる方法で心拍変動を増やす。本質的に、歌うことは迷走神経のポンプでリラックスの波を送り始めるようなものだ。肺の上部で歌うと、喉の奥の筋肉が働いて迷走神経が活性化する。協会やシナゴークでされるような合唱もまた心拍変動と迷走神経活動を上昇させる。歌うことはオキシトシンを増やすとされているが、オキシトシンが人々がお互いに近しく感じさせるため愛のホルモンとして知られている。



5. マッサージ – 首の両サイドにある頸動脈に沿った頸動脈洞に沿って首を、または足をマッサージすることで迷走神経を刺激することができる。首のマッサージは卒中を減少させることができる。足のマッサージは心拍数と血圧を下げる。指圧もまた迷走神経を活性化することができる。こうしたマッサージは、迷走神経によって大きく影響をうける腸の機能を刺激して乳児の体重増のために使われている。


6. 笑い – 笑いはまた迷走神経を刺激する。グループ環境下で笑いが心拍変動を増やすことを示した研究がある。

笑うことで気を失う人のケース・レポートが多くあるが、これはおそらく迷走神経(副交感神経系)が余りにも刺激されすぎたせいだろう。笑いの後には気を失ったり、失禁、咳、嚥下、腸の動きなどが起こるが、これら全て迷走神経の活性化に関連する。


7. ヨガと太極拳 —どちらも迷走神経の活動や副交感神経系全般を上昇させる。研究によれば、ヨガは脳内の鎮静神経伝達物質であるGABAを増やす。これは「迷走神経の求心性を刺激」することで起こり、これが副交感神経系の活動を上昇させると研究者らは考えている。これは不安症や鬱に悩む人に大変有用である。

研究によれば太極拳もまた「迷走神経のよりよい調整を促す」と示している。


8. 深くゆっくりとした呼吸 — 心臓と首には「厚受容器」という受容体のあるニューロンがあり、血圧を感知して脳に神経信号を送る。これが心臓とつながる迷走神経を活性し血圧や心拍数を下げる。吐く息吸う息がほぼ同じ長さのゆっくりした呼吸は、厚受容器の感度や迷走神経の活動を高める。成人の場合、平均で1分間に5、6回という呼吸が大変有効である。


9. エクササイズ – エクササイズは脳の成長ホルモンを増やし、脳のミトコンドリアを養い、認知機能の低下を防ぐのに役立つ。また、迷走神経を刺激することがわかっており、脳や精神の健康に有効である。迷走神経によって調整されている腸の動きもまた、穏やかなエクササイズで刺激される。


10. コーヒー浣腸 — 浣腸は迷走神経にとっては短距離走者のようなものだ。浣腸の際に起こるような腸の拡張は迷走神経を活発にする。この浄化法は、血液中の毒素を解毒する肝臓の働きを活発化し毒素を胆汁に結合させる。この過程で肝臓は、小腸、そして大腸へと毒素のある胆汁を放出して排泄させ自らを浄化する。3分ごとに血液全てが肝臓を通って供給されている。コーヒーを12〜15分間置いておくと、血液がまるで腎臓透析のように浄化のために4、5回循環する。コーヒーに含まれる水分が腸のぜん動を刺激し、毒素のある蓄積した胆汁とともに大腸が空になるのを促すのだ。


11. ニルヴァーナ(音楽プレーヤー) — この装着可能な商品は、音楽と同期しながら左耳管から優しい電波を送り体の迷走神経を刺激する。そして脳内の神経伝達物質の分泌を刺激して体中に穏やかな感覚を作る。


12. リラクゼーション – どうやって落ち着くかを身につけることが、迷走神経を調整する一番の方法だ。ホフマンによれば、最もリラックスできる活動は迷走神経を刺激するという。

結局、もっとも深く効果を感じられる場所がここだ。本を読む、音楽を聴く、子供が遊んでいるのを見るとか、それが何であれ、リラックスできることを見つけてその時間を持つことを勧める。〜ジャスティン・ホフマン医師






(出典)https://upliftconnect.com/12-ways-unlock-powers-vagus-nerve/

2018年10月17日水曜日

迷走神経の力を解放する12の方法 vol.1
12 Ways to Unlock the Powers of the Vagus Nerve

神経系を書き直す

迷走神経というのは最も重要な神経なのだが、その存在すら知らない人もいるだろう。

迷走神経は曲がりくねった運動と知覚の繊維束で脳幹から心臓や肺、腸へ繋がっている。また、肝臓、膵臓、胆嚢、尿管、女生殖器、首、耳、下、腎臓にも枝を広げ作用し合っている。不随意神経中枢(副交感神経系)を起動させ、心拍数を一定に保つ、食べ物を消化する、呼吸、発汗などありとあらゆる無意識の体の機能を調整している。また、血圧や血糖バランスを調整し、全体的な腎臓機能を活性化、胆汁やテストステロンの分泌、唾液分泌を刺激し味覚を調整、涙を出す、女性では妊娠やオーガズムに大きな役割を果たす。

カリフォルニア州サンタ・ローザのジャスティン・ホフマン自然療法医師によれば、
迷走神経がなければ、私たちが生きている鍵となる機能が保持されない
全国的に知られるスポーツ栄養・強化コンディショニング・コーチのブランドン・メンターは以下のように強調する。
迷走神経は健康全般に大変重要で、複数の内臓や体の組織と密接に繋がっている。

迷走神経には、実質的に全ての内臓に刺激を与える繊維がある。感情の管理や処理は心臓や脳、腸の間の迷走神経でされるので、精神的・感情的に激しい状態では内臓が強く反応する。

迷走神経の機能障害は、肥満、徐脈(異常に遅い心拍)、飲み込みが難しくなる、消化器官の病気、めまい、気分障害、B12欠乏、慢性の炎症、ひどい咳、卒中などありとあらゆる問題を引き起こす。

一方、迷走神経の刺激が以下のような症状を改善することが知られている。
  • 不安症
  • 心臓病
  • 耳鳴り
  • 肥満
  • アルコール依存
  • 偏頭痛
  • アルツハイマー
  • 腸管壁浸漏
  • 血流の悪化
  • 気分障害


このスーパー神経の詳細


12ある脳神経で最も長いのが迷走神経だ。それよりも長い神経系は脊椎だけである。その約80パーセントの神経繊維(5つの道筋のうちの4つ)が、体から脳へと情報を送る。5つ目の道は違う方向に走り、脳からの信号を身体中に往復させる。

脳幹から始まる迷走神経は、首を通って胸部へ向かい左と右に分かれる。どちらも何万もの神経繊維から成っており、心臓、肺、胃、膵臓など腹部のほとんどの臓器へと枝分かれしている。

迷走神経は神経伝達物質アセチルコリンを使い、副交感神経系で筋肉収縮を刺激する。神経伝達物質とは神経繊維の先から放たれる化学的なメッセンジャーで、点から点へと信号を送り伝え様々な臓器を刺激する。例えば、迷走神経から放出されるアセチルコリンの通して脳と横隔膜が通じなくなったとしたら、私たちは呼吸を止めてしまうことになる。



ボトックスや重金属水銀などの物質は、アセチルコリンの生成を妨げることがある。ボトックスは迷走神経を止め、死をもたらすことで知られている。水銀はアセチルコリンの働きを妨げる。水銀が心筋の受容体にあるチオール蛋白質に付着すると、心筋は収縮のための迷走神経電気信号を受け取れなくなる。心臓血管系の問題が起こるのが通常だ。脳から数センチの歯の詰め物に使われている水銀や、大気に3千トン放出されている水銀が、アセトクロリンの生成を妨害しかねない。水銀を含んだワクチンもまた、迷走神経に関連する小児の自閉症の原因である可能性もある。

ホフマンはこう述べている。
理論上、アセトクロリンの量や機能をよくするものは何であれ、迷走神経の健康にもよい。

アセトクロリン受容体の感度を高めるため、自然の向知性薬フペルジン、ガランタミンがよいとホフマンは言う。

迷走神経の障害はまた、糖尿病やアルコール中毒、上気道ウィルス感染などを引き起こしたり、手術中の神経部の偶然の切断などを起こすこともある。ストレスは、疲労や不安とともに神経を炎症させる。悪い姿勢など単純な事でさえ迷走神経に悪い影響を与える可能性もある。

また、瞑想神経の健康に食事が関係するとも考えられている。病的肥満を引き起こす「カフェテリア・ダイエット(高脂肪、高炭水化物のジャンクフード)」は、迷走神経の感度を下げる。辛い食べ物もまた神経を鈍くさせる。



腸内の感覚


鍼療法師で東洋農村医学博士のマーク・サーカス医師によれば、「腸で感じる」と言うのはただの想像ではない。

腹で感じる本能は幻想ではなく、日々私たちを導く実際の神経信号だ。


というのも、消化器官の機能を司る腸管神経系(ENS)は、迷走神経を通して中枢神経(脳)と通信しているからだ。これは腸脳中枢として知られる。ENSは2つ目の脳、あるいは太陽神経叢にある予備脳と呼ばれることがある。サーカスは以下のように続ける。
ENSは自立しているだけでなく脳にも影響を及ぼすことが現在わかっている。実際、迷走神経に沿って流れる信号の90%は上部からでなくENSからだ。 

近年の研究では、抗生物質が腸内細菌のバランスを崩すといかに私たちが攻撃的になるかを示している。カナダのオンタリオ、ハミルトンのマクスター大学による昨年の重要な研究では、特定の有益な腸内細菌がPTSDを実際に防ぐことがわかっている。米国立バイオテクノロジー情報センター(NCBI)の報告によれば、プロバイオティクスが腸や迷走神経の信号を健康に保つのに役立つそうだ。

イリノイ州グレンビューの統合医療医師でカイロプラクターのアビー・クレイマー医師はこう説明する。


プロバイオティックが迷走神経の活動を促進するのは、腸や消化機能と関連性があるからだ。亜鉛もまたストレスや精神衛生の問題を持つ人にとってとてもよいサプリメントだが、それもまた迷走神経に関係してくる。



電気を高める

医師たちはこれまで長い間、脳にある神経の作用を利用してきた。迷走神経刺激(VNS)と呼ばれる迷走神経の電気刺激は、てんかんや鬱患者の治療に使われることもある。VNSは迷走神経を通って脳に規則的で緩やかな電気パルスを送ることで発作を防ぐように作られている。このパルスはペースメーカーのような装置で供給される。胸の皮膚下に置かれ、首の迷走神経へとワイヤーが繋がれる。てんかん患者への迷走神経刺激の効果の研究者らは、発作の減少に無関係な2つ目の効果を患者が経験するということに気づいた。気分がよくなるのである。

米国科学アカデミー紀要(PNAS)に発表された2016年の研究では、バイオ電子機器を使った迷走神経刺激が「リュウマチ性関節炎患者の症状が著しく改善したことを示した。この慢性炎症性疾患は米国で130万人の患者がおり、治療に年間何百億ドルものコストがかかっている。












次回に続きます。

(出典)https://upliftconnect.com/12-ways-unlock-powers-vagus-nerve/

2018年10月11日木曜日

脳には静寂が不可欠 科学が証明 
Science Says Silence is Vital for Our Brains


騒音は害、静寂は癒しだという証拠


静寂の価値というのは、人生の中で誰もが感じることだ。静寂は、快適で居心地の良いものだ。インスピレーションを与え、心や体、魂を育む。その一方、騒々しい世界は私たちの創造性や内なる繋がりを押し流し、回復力を奪う。私たちの疲れ切った脳や体を再生するために必要なのは静寂だということを、現代の科学は示している。

研究によれば、騒音は私たちの脳にとても強い身体的影響を持ち、ストレス・ホルモンレベルの上昇を引き起こす。音は、耳を通して電気信号として脳に伝わる。私たちが寝ている時も、この音波によって体が反応しており、記憶や感情に関係する脳の扁桃体を活性化しストレス・ホルモンを分泌する。つまり、常に騒音のある環境で暮らすと、こうした有害なホルモンがとてつもなく高いレベルになるということだ。

興味深いことに、「noise(騒音)」という言葉はラテン語の「nausia (不快感、吐き気)」、あるいは痛み、損傷、怪我という意味のラテン語の「noxia」からきていると言われている。騒音は、高血圧、心臓病、耳鳴り、睡眠障害などに繋がる。私たちは皆、騒音公害の有害な影響を経験している。過剰な騒音は体の感覚に大きなストレスとなり、今日では、神経質で秩序のない騒音環境下で正常に活動できないとより多くの人が言われるようになっている。しかし現代の科学によって、騒音は有害だが静寂が癒しとなるとなると証明している。



静寂の効果


2011年、世界保健機関(WHO)は欧州における健康問題を調査し規模を測った。それにより、西ヨーロッパの3億4000万人(アメリカの人口にほぼ相当)が、騒音が原因で毎年1000年分の健康的な生活を失っていると結論づけられた。WHOはまた、3000件の心臓病死の根本原因は過剰騒音だと述べた。Psychological Science誌で公表されたコーネル大学のゲイリー・W・エヴァンズ教授の研究では、ミュンヘン空港近くの児童たちへの空港騒音の影響をグラフにした。騒音にさらされた子供達は、騒音の無視というストレス反応を起こしたと示した。子供たちが空港の有害な騒音だけでなく、人の話す言葉など日常の騒音もまた無視するということを、教授は発見した。
この研究は、(聴覚障害を起こすレベルでなくても)騒音がストレスを作り人に有害であるという最も強固でおそらく最も信頼できる証拠である。 :ゲイリー・エヴァンズ教授
静寂の効果の研究は科学者らが能動的に始めたわけではなく、たまたまその効果を発見したのである。最初は、科学的研究において騒音や音楽の効果を比較するため、科学者らが基準として静寂を使い始めた。2006年、ルチアーノ・ベルナルディ医師が騒音と音楽の生理学的影響を研究、驚くべき発見をした。彼の研究の被験者らは騒音や音楽の間に任意の長さの静寂を与えられ、大きな効果を経験したのである。リラックスさせる音楽や実験が始まる前のより長時間の静寂よりも、脳にとっては2分間の中断の方がずっと大きなリッラクス効果があったのだ。実際、ベルナルドの「無関係」の中断が研究の最も重要な側面となったのだ。彼の重要な発見のひとつは、静寂は差異によって強められるということだった。

The brain responds to silence
脳は静寂を認識し力強く反応する


多くの瞑想の指導者や実践者はこれが事実だと言えるし、スピリチュアルな指導者は生徒たちに1日のうちに何度も瞑想的な小休止を取るように指導する。静寂には意味がないと考えがちだが、科学は逆を示している。脳は静寂を認識し、力強く反応するのだ 。デゥーク大学の再生生物学者イムケ・キルストののちの研究では、1日2時間の静寂が記憶生成や感覚に関係する脳の海馬の細胞発達を促すことを発見した。



スイッチを切る時間を取る


注意回復理論(Attention Restoration Theory)によれば、知覚インプットが低いレベルの環境にあると脳はその認識能力のいくらかを「回復」することができる。デジタルな世界ではなかなか脳のスイッチを切ることがない。常に膨大な情報を処理している。現代社会の絶え間ない注意の必要性が、私たちの前頭葉(意思決定や問題解決などを司る脳の部分)に大きなストレスを与えているという研究がある。ひとり静寂の中で過ごす時は、脳はリラックスしてこの絶え間ない集中を解放することができる。

研究者らが発見したのは、静寂のもとでは新しい細胞がニューロンを二分化しシステムに統合するのを助け、また静寂を体験している時の私たちの脳は内外の環境をよりよく理解することができるということだ。私たち全体の幸福に欠かすことのできないこと、つまり人生の意味の理解と総体的な見方が可能になるのだ。


Silence relieves stress
静寂は、脳と体のストレスと緊張を解く


騒音がストレスを作る一方で、静寂は脳内と体のストレスと緊張を解く。静寂は私たちの認識能力を回復し活性化する。騒音は集中力と認識能力を奪い意欲と脳の機能を下げる(騒音影響の研究に裏付けられている)、しかし様々な研究によれば静寂に身を置くことで過剰な騒音にさらされて失ったものを驚くほど回復することができる。古代のスピリチュアルな師たちはこれら全てをよく知っていたのだ。静寂は癒しである、静寂は私たちの内面深くへと導く、静寂は心と体のバランスを取る。今や科学が同様のことを言っている。

自然や静寂の癒しの効果は十分に立証されているが、この探求もまた健康と幸福、そして脳の活性化のために付け加えることができるだろう。静寂という簡単だが古代からの経験は、現代の狂ったライフスタイルを鎮めるのに必要な鎮痛剤となりえるのだ。


静寂は空。空は目覚めた精神の拠り所である。– ブッダ




(出典)https://upliftconnect.com/science-says-silence-is-vital-for-our-brains/

2018年10月8日月曜日

<日記>長野県でヨガリトリート



シンガポール時代に最初に通っていたヨガスタジオのオーナーが長野県穂高でリトリートをするから一緒に来ない?と誘われたのは今年の5月。
誘ってくれたのは、アメリカ西海岸の赴任を経て現在東京にいる私の最初のヨガの先生。
主催の元オーナーは、現在オーストラリアの南西部にいるシンガポーリアンで、
学生時代を長野県で過ごしているので日本語がとても上手。その彼女が、今のオーストラリアでの生徒さんたちを連れて長野にやってくるという話でした。
・・・ややこしいいでしょ?笑

まあ、早い話が、英語しか話さないオーストラリア人たちと久しぶりに会う古い知り合いと一緒に長野で一週間過ごすということ。面白そう!

というわけで行ってきました。

ご存知の方も多いかもしれません。
穂高にある養生園
1日2回のマクロビ菜食(10時半と17時半)、22時消灯で睡眠をたっぷりとる。
山に囲まれ自然がいっぱい。温泉があり、セラピーがあり。
化学物質をできるだけ排除して、人間にも自然にも優しい暮らし。
そして自己免疫を高めるための養生をする。




今回のリトリートは、彼女と養生園のスタッフが考え抜いてくれたプログラム。
朝はヨガやウォーキングで始まり、
本当に美味しいブランチのあとはいろんなアクティビティ。
のんびりしたりお風呂に入ったり、はたまた歩きに行ったりイベントがあったり。
あっという間の一週間でした。



携帯の電波も入らない場所で、テレビもラジオもなく、
ただ風と雨の音を聞き、太陽の光を感じ、
みんなと会話を楽しみ、一緒に食事をしたり片付けたり。
体の緊張が徐々に解けていくにしたがって、心も柔らかくなっていきました。
泥臭い人間界よりまるで天界の方が近いような、そんな気持ちにもなりました。

最終日、みんなと別れることが嘘みたいで。
きっとみんなも、すごく特別な経験になったはず。
もちろん私にとってもすごく特別な経験になりました。










2018年9月13日木曜日

人生に白黒はない 
No Black and White in Life

Sadhguru のページからです。
ヨガ哲学では欠かせないバガヴァット・ギータですが、そこにある人生の真実とは何でしょうか。
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クルクシェートラの戦いの直前、クリシュナは彼の軍隊全てをドゥルヨーダナに差し出した。サドグルは、この場面を述べ人生には黒も白もないということを説く。




質問: 
もしクリシュナがダルマ(訳注:徳、正しい行い)を行おうとしていたなら、なぜ彼は自身や彼の軍をドゥロヨーダナに差し出したのでしょう?


サドグル: 
クルクシェートラの戦いの状況では、誰もが中立のままでいることは出来ませんでした。どちらかを選ばなければなりません。ヤーダヴァの長として、クリシュナはパンダヴァ側(訳注:パンドゥの息子5人兄弟)にもカウラヴァ側(訳注:クルの子孫100王子)にも多くを捧げなければなりませんでした。彼自身はこの戦いを望んでいませんでしたし中立でいたかったのですが、それは不可能なことでした。ハスティナプールに対して彼には憎しみなどありませんでした。彼はドゥルヨーダナ、ビシュマ、ドローナチャリヤ、クリパチャリヤを選ばなかっただけでなく、多くの立派なリーダー達は敵側でした。彼らと敵対していたわけではないし、彼らもクリシュナには大きな尊敬を持っていました。ドゥルヨーダナ側にもパンダヴァ側にも遠縁の親戚関係がありました。クシャトリヤ(訳注:戦士)のダルマに従えば、親戚が助けを求めてきたら断ることは難しいことでしょう。


戦士階級のダルマはクシャトラ・テジ、そして霊的階級にはブラフマ・テジがありました。クリシュナは、クシャトリヤとブラフミン(訳注:バラモン、学者)の間になんらかの同盟をもたらそうとしました。こうした指針や規則というのは、社会を円滑に機能させるために作られたものです。ブラフミンは、毎日決められた時間だけヴェーダ(訳注:聖典)を座って研究しなければならないと言われていました。同じダルマをクシャトリヤの一人に課すとしても、その者には適していないかもしれないし、もしそうしたとしてもよき管理者にもなれず、またよき戦士にもなれないでしょう。これは全ての階級にも言えることです。ですから、それぞれ社会で行うべき義務を持つカテゴリの人それぞれにダルマが存在するのです。クリシュナやヴィヤーサは、全ての人がまとまって大きな力として機能できるように、クシャトラ・テジとブラフマ・テジを近づけようと努力したのです。


クシャトラ・テジによれば親類が助けを求めてきたら断ることはできないとなっているため、クリシュナは自身と彼の軍隊との選択を任せたのです。軍事的視点から、軍隊こそよい判断です。ドゥルヨーダナは軍隊をとることが賢明だと信じていましたが、すぐには決められず悩みました。選択が取られるとパンダヴァはクリシュナに言いました。「生きようと死のうと、我々が生きるならあなたと生きたい。もし死ぬのならあなたと死にたい。あなたがいなくては我々に何ができようか?」そしてそれが彼らに違いをもたらしたのです。


さて、問題は「クリシュナがダルマを守るのなら、彼の力をダルマに反するようにできるのか?」彼は、誰に対しても白黒で判断するような道徳主義の人間ではありませんでした。パンダヴァが完全に純粋な存在と考えたわけでもなければ、カウラヴァが完全な悪だとも考えていません。彼はそんな風に人生を見ていませんでした。彼は常にカウラヴァと良い関係を保っていました。ドゥルヨーダナの妻バヌマーティは彼の信者の一人でした。カウラヴァを悪だとは見ず、ただその時の多くの悪の原因となっていただけでそれを終わりにしたいと思っていたのです。彼らにどんな嫌悪や怒りを持っていたわけでもなく、悪とみなしていたわけでもありません。ですから、ダルマを自身の中に築こうと努力しなければならないのです。そうでなければダルマに反することになります。どんな人間も人生の中でダルマに反する時があります。決してダルマに反しないという保証などありません。それに気付かなければなりません。正しい道にいるよう努力しなければなりません。さもなければ簡単に滑り落ちてしまいます。これは、もう絶対に落ちることがない意識のレベルに達するまで、すべての人間にあてはまるのです。


様々な方法で、クリシュナはドゥルヨーダナにダルマのために努力させようとしました。彼にクリシュナか軍隊かを選択させた時でさえ、戦いを避けようとしました。ある意味では、ドゥルヨーダナに軍隊を与えたのは大変賢い方法だったでしょう。そうした意味で、ドゥルヨーダナは「クリシュナは自分側にいる」と感じたのです。10万人の強固な軍隊ではなく一人の人間をとるなんてパンダヴァはなんてバカなのだと考えていたでしょう。これでドゥルヨーダナが理解して平和になることもありえましたが、失敗しました。


そのものになる


質問: 
サドグル、あなたは3つの局面について話しました。クリシュナの遊び心、次に包含性、そして3つ目には愛と献身です。このコンテクストにおいて3つの質問があります。まず、行動が引き起こした熱を失うことなく遊び心を持ち続けられるのはなぜか?次に、私は友人や家族のためにますます行動しなくなっています。ただ一人で居たい。周りを含むことの意味がよくわからないのです。そして3つ目には、常に動きすぎる心や判断が愛や献身を邪魔すると思っています。日々の生活の中でこの3つの局面をどのように応用できるでしょうか?



サドグル: 
応用はできませんが、成し遂げることはできます。生活の中で応用できるような類の方針や秘訣ではないのです。そのものにならなければならないのです。含まれたもの(全て)にならなければなりません。愛にならなければなりません。あなたが行なったり利用したりできるものではないのです。委ねるべきものなのです。あなた自身を燃やすものなのです。もう自分が重要ではなくなります。


なにかを利用しようというあなたはまだ応用レベルなのです。プログラムの中のその訓練を撤廃できればと思って居ます。確かに美しいものです。人間が本当に持続できる力ではありますが、プログラムを評価したりそれを持ち去ろうと私といる人たちは愚かです。その意味で、彼らはどこにも行けません。健康になるかもしれませんが、人生においてそれ以上知ることは何もありません。


応用することはありません。持ち帰ることもできません。信心深くなろうとしないでください。愛そうとしないで、全体になろうとしないで。それはできないのです。そのものになる必要があるのです。愛することはできません。愛とはあなたよりもずっとずっと大きなものです。その一部になることはできます。恋に落ちるのに筋道はありません。自分自身をもう重要だと思わなくなった時、愛がそこに起こるのです。内面が自分でいっぱいだとしたら、人生において愛の可能性はありません。人間関係や協調のことをわかってはいるでしょうが、どうすれば燃えるのか知ることはありません。燃やし方を知らなければ自らの光を得ることはありません。





(出典)https://isha.sadhguru.org/us/en/wisdom/article/no-black-and-white-in-life

2018年9月4日火曜日

ヨガの呼吸:胸からお腹かお腹から胸か?  
Yogic Breathing: Chest to Belly or Belly to Chest?


ヨガの世界では、呼吸の方向性について議論があります。ヨガの呼吸法や技術はたくさんあり、生徒はこうよく尋ねます。「胸に吸うところから始めて次にお腹を膨らせるのか、お腹を先に膨らせてから胸を広げるのですか?」この一見無邪気な質問が、ヨガ・ティーチャーらに顔が青くなるまで議論させることになるのです。正しい答えはあるのでしょうか?あります、がその前に最初から始めましょう。

まず、事実を整理しましょう。お腹で呼吸はできません(お腹に空気が入ったとしたら、あなたはかなり深い問題に陥っています)。もちろん息を吸う時はお腹を広げないといけませんが、空気がそこに入るからではありません。



ヨガの呼吸:基本的な事実


ヨガでの複雑な呼吸のプロセスを理解するために、2つの重要な事実を知る必要があります。


事実 1: 空気は気圧の高い方から低い方へ流れる

事実 2: 肺に筋肉組織はなく、意思で肺は動かせません。その代わりに肺の外側が胸郭の内側と横隔膜の上部に着いています。それによって、肺はこれらの構造の動きに引っ張られて動きます。ですから肺を直接動かすことはできませんが、意図的に胸郭を広げたり、横隔膜の(これは筋肉なので)動きに影響を与えることができ、それが間接的に肺を動かすのです。



呼吸のしくみ

呼吸をする時、何が起こっているのかは以下です。



空気が肺に入ってきたら、全体が一度に満たされます。先に肺の底をそして上部を満たすことはできません。酸素は液体ではなく気体です。ですから、液体のように容器(肺)に下から満たすことはできないのです。

The degree of movement of the diaphragm and the ribcage in breathing can vary.
呼吸における横隔膜と胸郭の動きの範囲は様々です。
  • 横隔膜呼吸、深い呼吸では、動きを横隔膜に委ねています。通常、活動は最小レベルです。
  • 胸呼吸、浅い呼吸の時は、形を変える胸郭に委ねています。激しい活動のときや、腹部の内容物が横隔膜の動きを制限している時(例えば胎児がいる時など)に多く見られます。


この画像から見られるように、腹腔はいろんなものが詰まっています。生命維持のための内臓、消化管などです。吸気で横隔膜が下がると、腹部の中身が押し下げられ前方以外に行き場所がなくなり、それでお腹が前に出ます。

ここまでは、自然な呼吸パターンを見てきました。息を吸うと、胸とお腹が同時に膨らみます。息を吐くとどちらも元の形に戻ります。

なお、このパターンは筋肉をコントロールして、意識的にも無意識的にも変えることができます。無意識な筋肉の妨害の例のひとつは、「リバース・ブリージング」のパターンで吸気でお腹を押し出さずに引き込む場合などです。

吸気でお腹を引き込み続けたら、腹部が前方に行くのを妨害し、腹部はそのまま止まり横隔膜の動きが制限されます。なので、代わりに胸郭に委ねることになります。もしこれをずっと長い間していると、横隔膜の柔軟性が失われ、呼吸が短く浅くなります(誰もそうなりたくありませんよね?)



ヨガの呼吸


ヨガでは、しばしば意識的に自然のパターンを変える練習を行います。例えば、腹部を先に膨らませ次に胸を膨らますことがあります。あるいは、胸が先でそれから腹部をふくらましたりもします。どちらも多くの理由のために自発的に行うものです。


吸気ーまず腹部をそして胸部を膨らませる

  • 横隔膜の動きを強調するため
  • 「リバース・ブリージング」パターンを克服するため
  • 体のグラウンディング効果を作り出すため




吸気ーまず胸部をそして腹部を膨らませる


  • 背骨を伸ばし姿勢を向上させるため
  • 呼吸を徐々に深めるため
  • 体へ高揚感をよりもたらすため


    受動的な呼気では、吸気で収縮していた筋肉は弛緩し、元の場所に戻ります。

    能動的な呼気では、腹部の筋肉を使って腹部を引き込み横隔膜を上へ動かします。息を吐きながら徐々に腹部を収縮させると腰を支持し安定させます。



    ヨガの呼吸とプラナ



    もっとも重要なのは、呼吸の持つエネルギー効果にヨギたちはとても関心を持っていたことです。呼吸は、身体中を巡る生命力、プラナの媒体です。バガヴァッド・ギータに寄れば、呼吸ごとに生命力の2つの主要な流れであるプラナ・ヴァーユとアパナ・ヴァーユに繋がることができるとされています。



    アパナ・ヴァーユは、重力と平行しており下方に動き、老廃物や病、老化、死、意識の減少などをなど取り除きます。プラナ・ヴァーユは空と風の要素と平行しており、下方への動きをし、体に取り込んだ食べ物や水、経験、情報など全てに影響します。

    しかし、アパナ・ヴァーユは精神や感覚を通して上方に分散し、特に感覚や上方が溢れた現代には顕著です。これが体力の衰えや肉体と精神の調和の乱れに繋がります。



    プラナ・ヴァーユとアパナ・ヴァーユを1つにする


    2つの主要なヴァーユを結合させると、私たちのエネルギーが強まりより高みへの目覚めへと繋がります。ヨガの練習は、アパナ・ヴァーユを引き上げてプラナ・ヴァーユと結合し、プラナ・ヴァーユを引き下げてアパナ・ヴァーユと結合させる働きをし、その結合は体のプラナの中心であるお臍のあたりで起こります。

    プラナとアパナと結合させるために、吸気で意識的な筋肉の収縮を用いて息の象徴的な下方への動き(鼻ー喉ー胸ー腹)に集中します。また、呼気で象徴的な上方への動きに着目します(腹部を恥骨からお臍とゆっくりと収縮させ、胸郭を圧縮します)。




    では、最初の質問に戻りましょう。
    正しいヨガの呼吸とは、胸からお腹なのかお腹から胸なのか?
    答えは:状況次第です!
    ヨガの練習においてあなたが何を成し遂げようとしているかによるのです。

    2018年8月30日木曜日

    ダウンドッグの肩のアライメント:「外旋」は最適の指示? vol.2
    Shoulder Alignment in Downward Dog: Is External Rotation the Best Cue?

    前回からの続きです。
    じゃあ、どうすればいいの?ですよね。
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    ダウンドッグの肩:新しいアプローチ


    先ほど言ったように、ほとんどのヨガ・ティーチャー・トレーニングでは伝統的に、肩のインピンジメントを最小限にするためと信じられているためダウンドッグではかたの 外旋を勧めています。しかしここで見てきたように、痛みと機能障害のモデルとしての「肩関節インピンジメント」は、近年の研究によって急速に時代遅れとなってきています。腕をあげると肩の軟組織が骨と衝突するのは完全に正常なことで、肩に痛みがあろうとなかろうと、頭上に腕を挙げれば誰の肩でも自然に起こります。肩の屈曲に伴った痛みは確かに起こりますが、痛みというのは実際は複雑で複数の要素が組み合わさったものなのですが、ヨガの世界では多くの場合単純に考えられています。肩のインピンジメントが本質的に病気だという証拠はほとんどないという事実に加え、心理的、社会的な痛みの経験に関連するような解剖学を超えた複数の要因があるのです。

    これを念頭に置いて、ダウンドッグのアライメントを再度検討するのが適切でしょう。現在の証拠で支持されていない理由によるモデルであるため、安全性を確保するための外旋は必要ありません。ダウンドッグにおいて外旋は肩に全くよいものである一方、このポーズで内旋することも本質的に何も間違ってはいません。実際、私たちの体を探るためにこの2つの方向の間のどこにいても構わないのです。

    とすれば、どちらの回旋にもよい悪いがないのならば、ダウンドッグでどちらの方向に肩を回旋するよう教えればいいのでしょう?

    生徒の肩にとって最善のポジションを推測する代わりに、肩の回旋について指示しないことも考えるとよいのではないでしょうか。生徒たちの複雑で洗練された神経系は、ヨガのアライメントのルールが理解する以上にどうすれば体が整うのかを理解しているのです。それぞれの生徒が、その時の彼ら固有の体にもっとも効率的な方法で肩のポジションを決めるのをただやらせてみたらどうでしょう?外旋が好きな人もいるでしょうが、内旋が心地よいと感じる人もいるかもしれません。そして回旋を全くしないほうが気持ちいい人もいるでしょう。

    ダウンドッグで肩の痛みを感じる人がいる場合には、頭上に腕を上げた時に痛みを感じないよう他の方法を探すと安全性を守ることができるでしょう。しかし、外旋だけが「安全」なアライメントだという古いモデルに執着するよりも、今はもっと多くの選択肢があります。もしかしたら、ブロック2つの上に手を置くと肩の不快感が消えるかもしれませんし、肩の内旋を試してもいいですし、肩甲骨を耳に向かって引き上げることすらしてみてもいいでしょう。なぜなら、痛みは複雑なので、ポーズに対するいくつもの変化が痛みのアウトプットをうまく変化させるインプットをもたらす可能性があるからです。

    概して、ダウンドッグで肩のポジションをコントロールしたり支配したりしようとしないほど、自分のためのポーズをより簡単に効率的に行える人が多いことに私は気づきました。アライメントは確かに役立つルールで、本当に多くの状況で使います。しかし、現代の運動科学と人体の複雑性を学べば学ぶほど、多くのヨガアサナのためのアライメントの指示が「正しい」「間違い」の絶対性を手放す方が良いと確信するようになりました。






    (出典)https://yogainternational.com/article/view/shoulder-alignment-in-downward-dog-is-external-rotation-the-best-cue

    2018年8月28日火曜日

    ダウンドッグの肩のアライメント:「外旋」は最適の指示? vol.1
    Shoulder Alignment in Downward Dog: Is External Rotation the Best Cue?

    今回はダウンドッグのポーズにおける肩関節の記事です。
    少し専門的(解剖学的)ですので、興味があれば目を通してみてください。
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    編集注:この記事はヨガの実践者や指導者への一般的情報を提供しようとするものです。医療従事者による個人的アドバイスの代替とはなりません。



    ダウンドッグ(下向きの犬のポーズ)の肩のアライメントを考える時、最初に頭に浮かぶのは何でしょう?ヨギの多くにとっては「外旋」かもしれません。例外もありますが、ダウンドッグで上腕を肩関節(肩甲関節窩)で外旋させるのは多くのヨガのティーチャー・トレーニングで教えられている基本的なアライメントです。

    外旋の解剖学的動きは実際には特定の言葉を使ってきっかけを起こすことができるので、気づくことなく肩を外旋するように言われていることもあるでしょう。例えば「三頭筋を後ろに巻いて」とか「脇の下を向かい合わせにして」とか「肘の内側を前方に回して」など聞いたことがあるかもしれません。これらは全て肩関節の外旋を促しています。そしてこうしたものはもっとたくさんあるのです!



    なぜ外旋?


    ダウンドッグでの外旋がなぜそんなに基本的なアライメントなのでしょう?主な理由は肩の安全性にあります。頭上に腕をあげる際(肩の屈曲と呼ばれます)に上腕を外旋すると
    肩関節の柔組織と肩峰突起と呼ばれる肩甲骨の「屋根状」の骨構造の間が広がります。

    この肩関節内が広がることで、腕を頭上にあげた時に特定の柔組織(例えば肩回旋筋腱板腱や肩峰下包)の上腕骨頭と肩峰突起の間での圧迫が少なくなるのです。

    腕の屈曲における肩関節の柔組織の圧迫は「肩関節インピンジメント」と言われます。屈曲の際に肩に痛みがあるときは、医師から「肩関節インピンジメント症候群(SIS)」だと診断されることがよくあります。

    理論的には、肩関節の広がりが大きければ大きいほど、腕を上げた時に組織の衝突が少なくなります。よって、肩の痛みを和らげたり防止するために、ヨガ界ではダウンドッグだけでなく、例えばウルドヴァ・ハスタサナ(両腕が頭上)、ヴィラヴァドラサナI(戦士のポーズ1)、アド・ムカ・ヴルクシャサナ(ハンドスタンド、倒立)など肩を屈曲する他のアサナでも肩の外旋という解剖学的動きを強調するのです。



    肩関節インピンジメントの研究からの新たな理解


    肩関節インピンジメントのモデルは、医学や健康業界で何十年も使われて来ており、ヨガや他の運動の世界でも明らかに影響を受けてきています。しかし、近年のより新しい研究が肩関節インピンジメント症候群(SIS)のモデルに問題を提起しており、多くの臨床医の肩痛の見解が変わって来ています。

    SISモデルに懐疑的になる理由を与える主な見解は、痛みと組織のダメージが常に1対1の関係にないことです。この研究は実は新しいものではないのですが、近年になって健康業界でより広く受け入れられ始めていることです。MRIなどのイメージング技術を使った数えきれない研究が、肩回旋腱板の裂傷、膝の半月板裂傷、脊椎の椎間板ヘルニアなど体の組織にダメージを持っていても痛みのない人が大勢いることを明らかにしています。そして、反対に、痛みを経験していても組織にダメージが全くないという人も多くいるのです。

    これは、 私たちが伝統的に理解してきたよりも、痛みというのはより複雑なことがらなのだと示しています。体には、組織のダメージ以外に痛みの認識に関わる他の要素が数えきれないほど存在しています。というのも、痛みは非常に主観的なもので感じる人によって異なるため、ヨガの生徒の肩痛が実際に「肩関節インピンジメント」のせいだと特定する方法はないのです。(ヨガの指導者としては、痛みを診断する資格などそもそもありません)

    肩関節インピンジメントのモデルに疑問を持つ第二の理由は、肩の組織と肩峰突起の衝突が組織のダメージを引き起こすかどうかはそもそも確認されていない仮説にすぎないからです。肩の組織は実際は、頭上に腕をあげる際には常に衝突しています。それは普通であって、腕を外旋しようがしまいが、腕を上げれば自然に起こる避けようのない事象なのです。事実、私たちが動く時には、全身で軟組織は骨と衝突しています。ですから、なぜヨガ界でこの特別な箇所にだけ特別の配慮や注意が向けられるのでしょうか?

    また、肩峰突起の形状を変えて肩関節の空間を広げ肩関節インピンジメント症候群を「治す」ための手術は、大抵の場合、肩を強化し可動域を増やすよう設計された簡単なエクササイズ治療と症状を和らげる効果がほぼ同等であるという質の高い研究が多くあります。もしSISが、肩峰突起の変更で空間を広げる外科手術をしないで治療できるのなら、その痛みの原因はこれらの構造における組織の衝突以外にあるに違いありません。

    もうひとつ考慮に入れなければならないのは、腱というのはとても強く、弾力性のある組織だということです。腱はコラーゲン繊維で作られていて、コラーゲンには鉄の強さがあります。コラーゲンは通常、強い力のかかった事故や医療手術などの状況においてのみ、断裂したり傷ついたりするものです。反対に、ヨガで行う肩の屈曲にかかる力というのはとても小さく、本質的に肩回旋筋腱板を傷つけることは少ないでしょう。

    これらは全て、肩インピンジメントが組織ダメージが原因だというよく知られているモデルが間違いだと暗示する強固な証拠なのです。(はっきりするために言えば、腕を上げた時に肩に痛みを感じることはないと言いたいのではなく、単に痛みが軟組織のインピンジメントだけに原因があるわけではないと言いたいのです)



    (出典)https://yogainternational.com/article/view/shoulder-alignment-in-downward-dog-is-external-rotation-the-best-cue

    2018年8月2日木曜日

    ふくらはぎを柔らかくする5つの方法 
    5 Ways to Release Tight Calves

    ハムストリングスのストレッチについて、また最近ではその強化について、ヨガの指導者らはよく話をします。が、逆に脚の下部筋肉(特にふくらはぎ)についてはほとんど語られることはありません。

    ふくらはぎにもっと注意を払うべきだと、私は思っています。「どうして?」あなたは思うでしょう。ひとつには、ふくらはぎの緊張を解くと足底筋膜炎などからくる足の痛みを解消できたり、膝の痛みやこわばりを減らすこともできるからです。

    ふくらはぎをケアしないで後悔することがあります。特にふくらはぎをストレッチに戻った時に、長い間それを行なっていなかったことに気づかされます。私の脚は強くふくらはぎは硬く十分な角度に膝を曲げることができますが、ふくらはぎにちゃんと愛を与えてあげると、私の両脚は全く違った世界に連れて行ってくれるのです。かかとがもっと地について立位ポーズと新しい関係性を作ってくれます。そしてふくらはぎがより開いて深く膝を曲げることができ、それによってウォリアー I やマラーサナのような膝を曲げたポーズがよりやりやすくなるのです。


    ふくらはぎについて


    ふくらはぎには2つの筋肉があります。歩行時に膝を曲げる腓腹筋と足首を最初に曲げるヒラメ筋で、どちらも違う方法でストレッチする必要があります。

    腓腹筋は大腿骨の内側と外側顆からアキレス腱(足首の後ろで踵骨についています)まで延びています。腓腹筋をストレッチするためには、起点と停止点をお互いに離すため脚はまっすぐ(膝を曲げない)でなければなりません。

    ヒラメ筋の起点は腓骨幹(脛の骨の細い方)の後面上部1/3から、脛骨幹(太い方)の内側の境界中部1/3まで広がっています。そして、腓腹筋繊維と結合しアキレス腱となり踵骨に繋がっています。ストレッチしながらヒラメ筋を腓腹筋から離すには、腓腹筋を少し緩ませるため膝を曲げ、それから踵をふくらはぎから離していきます。


    腓腹筋          ヒラメ筋

    アキレス腱


    次の5つは、私のふくらはぎを緩めるの方法です。ひとつのシーケンスとして一緒にやってもいいし、普段のアサナにひとつずつ散りばめてもいいでしょう。

    ヨガマット、ブランケット、壁、折り椅子、ブロック2つが必要です。セラピーボールや巻いたマットは任意となります。



    1. ふくらはぎの緊張を解くブランケット・マッサージ


    ブランケットを直径7-10cmくらいに巻きます。(手持ちのブランケットが厚いときは全部巻かないでおきます。また巻いたマットを使うこともできますが、マットは大抵の場合完全に巻いて大丈夫でしょう)両膝をつけるか骨盤幅に開き、足の甲は両膝と同じ幅で床につけた状態の四つ這いから始めましょう。ブランケットを膝の裏にぴったりつくように差し込み、できるだけ踵にちかいところに座ります。これがきつければ、体の前に置いた椅子の座かブロックに両手を置きましょう。またはお尻の下にちょうどいい高さでブロックを置いてもいいでしょう。もしもっと高くしたければブロックを2つ使うかボルスターの上に座りましょう。



    ブロックと巻いたヨガマットに座った状態


    背中をまっすぐに座ったら(すぐにそうできない人もいるでしょう)、ふくらはぎの上のブランケットの圧迫を感じます。またハムストリングスにも感じるかもしれません。その感覚を強めるために、セラピー・ボールなどより硬いものを使うこともできます。



    セラピー・ボールを使った状態


    左右に揺れてふくらはぎからをマッサージしながら、筋肉のこりや緊張を感じましょう。(ハムストリングスのマッサージはおまけです!)そして動きを止めます。30秒から1分そのままにしましょう。それから前かがみになり、プロップを数センチふくらはぎの下の方へ動かして繰り返します。このように続け、かかとまでふくらはぎ全体にプロップを動かしていきます。





    終わったらヴァジュラサナ(稲妻のポーズ・正座)で座り、膝の裏のスペースとふくらはぎの緊張が解かれたことを感じましょう。




    2. 壁につま先のストレッチ


    こちらは、ふくらはぎの積極的ストレッチで、次のストレッチのためのよい準備となります。
    壁から30cmほど離れて立ち、まるで腕立て伏せをするように肩幅より広めに両手を壁に置きましょう。右足の指の付け根を壁につけてかかとは地面に強く押し付けます。ゆっくりと肘を曲げ壁の方へ上体を傾け、右のふくらはぎの感覚を感じます。あまり強く速く動かないで、特に足首が大きく背屈していくときに足首の前の感覚を感じましょう。15ー30秒間続けます。



    腕を伸ばしてはじめの位置に戻ります。右足の指の付け根を壁につけたまま今度は右膝を曲げ、肘も曲げて壁に上体を傾けます。この膝を曲げたヴァリエーションはヒラメ筋に効きます。15-30秒続けます。




    両腕を伸ばして最初の位置に戻って反対側も行います。サイドを変える前に何回か繰り返してもよいでしょう。




    3. 立位前屈のふくらはぎストレッチ


    腓腹筋とヒラメ筋両方に焦点をあてながら、体の背面全体をストレッチするウッターナサナです。巻いたブランケットをマットの前に置き、ブロック2つを一番高い使い方で(あるいは椅子)ブランケットの30cmほど前に置きましょう。

    ブランケットの上に右足のゆびの付け根を乗せ、土踏まずがブランケットに支えられるよう右かかとを地面に押します。同じように左足も乗せ、両足の指の付け根をブランケットに、両かかとを地面に置きます。両膝を曲げ、股関節から前屈して両手をブロック(か椅子)に置きましょう。踵を地面に押し付けながら両足を伸ばしましょう(腓腹筋を伸ばすときには脚はまっすぐでなければならないことを思い出しましょう)。

    これが難しければ、膝を緩めるかわりに両手をもっと高い位置にあげます。この場合は、このストレッチには半分だけ前屈する方がよいでしょう。ふくらはぎがウォータースライドで腓腹筋の起点から意識が滑り落ちていくような感覚を想像しましょう。30秒ホールドします。




    次に両膝を曲げてヒラメ筋を緩めましょう。30秒ホールドします。




    この繰り返しのストレッチをさらに3、4回続けましょう。



    4. 折り椅子を使ったふくらはぎストレッチ


    これは、ここでもっとも強いふくらはぎストレッチです。なので、もしもう限界だと思ったらこれを飛ばしてもよいでしょう。


    折り椅子をさかさにし、座面の裏と椅子の脚が上に座面が床に向くようにマットに置きましょう。座面の裏が滑りやすいときは、マットを置くか折り畳んだマットで覆いましょう。後者を選んだ場合は、椅子全体がマットの上にあるままであるように気をつけてください。


    股関節を曲げて両手を椅子の上側の脚におき、片足を座面の裏に乗せそしてもう一方の足も乗せます。両踵を下に押しましょう。(完全に着かないかもしれません。もし踵が部分的にでも着かない場合は片足ずつにするかやめましょう。あなたの足首には強すぎるかもしれません。)


    片足を椅子に乗せるヴァリエーション


    息を吸いながら背骨を伸ばし、息を吐いて股関節から少し深く曲げ、肘は快適に曲げましょう。そこで30秒ホールドします。そして、もっと深めたいときは両手を椅子の足に沿って下げていきます。






    椅子の足に沿って両手を下げ続け、少し止まって呼吸し、そして限界に達するまで繰り返しましょう。持続的にホールドできるところまで深めたら、そこで最長3分間留まりましょう。






    このストレッチから出るには、椅子の脚に沿って上に両手を上らせましょう。ゆっくりと椅子から片足ずつ離れ、アルダ・ウッターナサナ(半分の立位の前屈)で立ちます。それからゆっくりと立ち上がり、山のポーズで1分以上立って、足と床のつながりを観察します。立ちながら新しい柔らかで安定した感覚を感じるか注目してみましょう。




    5. トライアングル・ポーズでふくらはぎを伸ばす


    これは少しプロップをうまく使う必要があります。しかし慣れれば、この支持のあるトリコナサナ(三角形のポーズ)で長い時間止まることができるようになるでしょう。

    マットの短い方を壁に向けて置き、椅子をマット上に座面が壁と逆に向くように置きます。ブロックを一番低い置き方で地面と平行に座面の中心の下あたりに置きましょう。もうひとつのブロックは手の届く範囲において置きます。




    座面に向かってマウンテン・ポーズで立ちます。左足を大きく後ろに下げましょう。座面に両手を置いて右足の指の付け根を椅子の下にあるブロックに乗せます。右膝を少し曲げて、もうひとつのブロックを(一番高くなる置き方で)右のふくらはぎと床の間に押し込みましょう。左足を少し内側に入れ、左脚全体を安定させます。右手は座面に置き、左手は腰か天井に向かって伸ばしましょう。胸を横の壁に向けて回転させます。


    次に、右踵を床に押し付けながら同時にブロックにふくらはぎを押して右足を伸ばします。まるで、ふくらはぎが柔らかいキャンディでそれを中心からサイドに向かって引っ張るかのようにイメージしましょう。





    1分間このままでいます。このポーズから出るには、上げていた左手を腰にもどし、右膝を曲げ、左あを近くに寄せます。両足を根付かせて上体をまっすぐ持ち上げ、そして右脚を内側に入れて右足を地面におろします。足を揃えて反対側も行います。




    ふくらはぎは力強い筋肉群で、あまり注意を払われていません。このシーケンスはマッサージ、圧迫、動き、ストレッチを通して筋肉の緊張を解く効果があります。シーケンス全てでもたったひとつだけでも行えば、自分の立ち方にすぐちがいを感じるはずですし、アサナの練習において体全体がダイナミックに変わることも感じることでしょう。



    (出典)https://yogainternational.com/article/view/5-ways-to-release-tight-calves

    2018年7月26日木曜日

    睡眠はスーパー・フード 
    Sleep is a Superfood

    こうまでも暑いとなかなか夜も眠れませんが、睡眠は疲れをとり体と心を回復させる大切なものです。よい睡眠を取るためのヒントを試してみましょう。
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    劇的に健康を促進し、ストレスを軽減、生活の質に影響を与えるという面において、睡眠はスーパーフードです!ケールを何杯も食べたり自分自身に優しく語りかけたりしたとしても、しっかり休養していなければ決して元気になることはありません!

    健康的な生活習慣を取り入れていても、夜のよい睡眠の習慣を確実にしている人は多くはないのではないでしょうか。毎晩、推奨された時間目を閉じているアメリカ人は、たった約4割だという証拠もあります。生活、体のためにもよりよい睡眠を取るべきなのです。


    睡眠不足が蓄積されると…
    • 免疫が下がる
    • 代謝が遅くなる
    • ストレスに弱くなる
    • コルチゾールのレベルが上がる
    • 不機嫌でイライラし、あまりよくない選択をしてしまう


    冷蔵庫の前で、アーモンドバターの瓶を空にしてしまいいったいなんで?と呆然とするなんてことありませんか?
    当たり前の事だと思えるでしょうが、ちゃんと休んでいたら何もかもがよくなるんです。

    「午後2時以降のカフェインをやめる」とか「寝る前1時間は電子機器をつかわない、明るい光を避ける」など厳しいルールや禁止事項はおいておいて、落ち着いてリラックスするための行動をオススメしたいと思います。これらは鎮静と集中の効果があり、深く安らかな眠りの準備となります。翌日には元気よく生産的な1日となるでしょう。



    よりよい明日のための準備


    最初のアドバイスは食事です。前の夜に朝ごはんを決めましょう。スムージーの材料の皮を剥いたり刻んだり、オーツ麦やトーストしたトッピングを用意したり、朝起きたときにバランスのよい食事が待っているようにしましょう。また、エクササイズ用の洋服や会社に持って行くバッグ、子供のお弁当の準備をしてもいいでしょう。前もって用意しておくと朝の忙しさを忘れて本当んいリラックスした状態で眠りにつけます。



    習慣が鍵


    毎日、体を休め始める時間を決めましょう。そしてその習慣を続けます。機器のスイッチを切り、落ち着くラテをすするとか、柔らかなパジャマに着替えたり、あたたかいお風呂に入ります。夜の習慣は、精神的にも身体的にも眠りの準備となり、体が眠りに着く準備をする合図だと理解させるのです。



    就寝前の日記


    この習慣はすぐに心と体をリラックスさせ、よい眠りへと誘います。さらに:ギラギラひかる画面から目を離すこともできます!やるべきことを書き出して頭を空っぽにするもよし、感謝を表現するもよし、より幸せに眠りにつくことができます。考えを紙に出してしまうのは精神浄化作用があり、このシンプルは習慣が心の状態に大きな効果があり、不安が減ってより静かな眠りを誘うことにきっとあなたも驚くでしょう。



    ラベンダーを取り入れる


    この小さなお花の魔法のようなパワーを私は信じています。料理用ラベンダーを食事に取り入れたり、エッセンシャルオイルで香りを楽しんだり。香りだけでも、ストレスを減らしよい眠りをサポートしてくれますので、チア・プディングに少し入れたり枕にさっと塗ったりしましょう。ラベンダーは、よい睡眠の友です。




    1日の疲れをお風呂で解消


    就寝前の温かいお風呂は簡単な(そして効果的な)リラックス法です。DIYの睡眠レシピをお風呂に追加してさらに高いレベルを目指しましょう!忙しい1日からゆったりとしていき、下界から離れてより落ち着きを感じ自分自身に繋がるのにはたった20分しかかかりません。

    睡眠レシピ:

    エプソン塩 1-2カップ(マグネシウムは不安を解消、筋肉痛を鎮める)
    ベーキング・ソーダ 1/2 カップ(解毒)

    以下の1、2種を追加します:
    ローズ・ペタル(自然に鎮静、よい香り)
    ラベンダー(リラックスを深める)
    マジョラム(催眠)
    ペパーミント+オレンジのエッセンシャル・オイル(ストレス緩和)

    お湯をバスタブに入れながら好きな材料を入れてその香りを吸い込み、そしてお湯に体を沈めて心と体を完全にリラックスさせましょう。




    ヨガで回復を


    リストラティブ・ヨガは、心と体を落ち着かせるのにもっとも効果的なもののひとつです。就寝前にヴィパリタ・カラニ(壁に両脚をあげるポーズ)をするのもよいでしょう。床に横たわり、ボルスターやブランケット、ストラップを使ってヴィパリタ・カラニを行うのもよいですが、ただベッド・ヘッド近くで壁に向かい両脚を壁に伸ばしてもよいでしょう。両腕は体から45度ていど離して置き、5-10分間そのままでいましょう。



    1日の終わりに、睡眠習慣をよくするもっとも効果的な方法は、眠りを一番優先させることです。私は、ぎりぎりまでメールの返事を書いたり記事を読んだりして遅くまで起きていることもあるけれど、心と体にもう十分だと話しかけて必要な休養をちゃんと取るようにしています。よい睡眠を取りましょう。甘い夢を!

    2018年7月19日木曜日

    スクワットの変化するパワー 
    The Transformative Power of Squatting

    今日はUPLIFTの記事からです。
    ヨガに Malasana というしゃがむポーズがあります。
    お行儀が悪いと言われてしまうこともあるこのポーズにはとてもいい効能があると言われています。今では和式のトイレも少なくなりしゃがむことも少なくなりました。
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    忘れ去られた姿勢の驚くべき効能


    「あるグルが私にこう言った・・・」で始まる文章は、大抵の場合あまり信用できないものです。けれどこの間、イースト・ロンドンのヨガクラスでマラーサナというスクワットで休んでいた時にインストラクターが口にした言葉に私はびっくりしました。「あるグルが私にこう言った、西洋の問題はしゃがまないことだって」

    これは本当なのです。先進国の多くでは、休むというのは座ることと同じ意味です。机の前の椅子に座ったり、ダイニングチェアで食事をしたり、自動車や鉄道ではシートに座るし、家に帰ったら心地いいソファでNetfixを見るのです。こっちの椅子からあっちの椅子へと歩く時、たまの激しいエクササイズ以外は、ほとんどの時間を私たちは座って過ごしています。椅子に背中をつけ続けるというこの行為によって、私たちは世界的にも歴史的にも異端者となっています。過去半世紀で、疫学者らは動きのパターンをどう研究するかを変えざるを得なくなっています。現代では、エクササイズの量とは別に純粋にどれだけ座っているかが問題になっているのです。

    しゃがまないことは、生体力学や生理学上の影響があるだけでなく、もっと大きな問題があるというのです。頭でっかちでクラウドや電話とばかりすごしている世の中、私たちの祖先であるヒトが地面から初めて立ち上がって以来得てきた地面とつながる力を、しゃがまないことで失っているのです。言い換えれば、それがいいのなら今こそ始める時なのかもしれません。


    世界の多くの地域では、
    椅子に座るのと同じようにしゃがむことが生活の一部


    能動的休息としての深いスクワット


    誤解がないように言えば、スクワットは単なる進化の産物ではないのです。この惑星の多くの地域の人々は、今でも毎日、休んだり、祈ったり、食事を分けたり、トイレを使ったりしています。(アジアではしゃがむスタイルが普通で、世界中の田舎にある汲み取り式ではしゃがまなければなりません) ニュージャージーからパプア・ニューギニアにいたるまで、歩きはじめの子供たちは歩くのと同じくしゃがむこと(そしてそこから立ち上がること)をいとも簡単に覚えます。病院があまりない国では、しゃがむ姿勢はまた人生の最も基本的な部分である「出産」にも関係しています。

    西洋だけがしゃがまなくなったわけではなく、世界の豊かな中級クラスではそうです。インド出身の私の同僚 アクシャット・ラティは、グルによれば「西洋と同じくインドの富裕層でもそう」と言っていました。

    けれど西洋では、貧富に関わらず全ての人がこの姿勢をしなくなりました。概して、スクワットはみっともなくて不快な姿勢で、絶対に避けるべきものだと考えられています。やるのはせいぜいクロスフィットやピラティス、ジムでのウェイトリフトの間くらいで、ときどきウェイトを使ってが多いでしょう(250万年前にはとても役立ったとは思えない繰り返しの動きです)。これは、能動的休息としての深いスクワットが進化や発達の過去に築かれたという事実を無視しています。あなたが快適に深いスクワットをすることができないのではなく、どうやればいいのかを単に忘れているだけなのです。

    「スクワットから全て始まる」とニュージーランドのウェリントン在住の整骨医で作家のフィリップ・ビーチは言います。ビーチは、「原型姿勢(archetypal postures)」の概念の先駆者として知られています。これらの姿勢(床に両脚を平らに置いた深い受動的スクワットに加え、足を組んで座る、膝とかかとをついて跪坐くなど)は私たちにとって良いものであるだけでなく、「体の構造に深く刻み込まれている」のです。


    これらの姿勢がいかに重要かに気づいていなければ、人間の体を本当には理解していないのです。 ニュージーランドは、寒くて湿ってぬかるんでいます。現代のズボンがなれけば、こんな冷たく湿った泥に背中をつけたくはないので、(椅子がなければ)長い時間しゃがんでし過ごします。トイレでも同じ事です。このように私たちの生理機能はこうした姿勢のように作られているのです。



    なぜしゃがむことをやめたのか?


    なぜしゃがむことがそんなによいのか?そしてなぜ私たちの多くがやめてしまったのか?

    それは単に「使わなければ失われてしまう」ということにつきる、とカナダはオンタリオの高度理学療法教育研究所(APTEI)の創設者で理学療法士のバーラム・ジャム博士は言います。

    私たちの体にある関節の全てに滑液があります。これは栄養を軟骨に供給する体内のオイルです。 この液を作るのにふたつが必要です。動きと圧迫です。ですので、関節が可動域いっぱいに動かなれけば(股関節や膝が90度を越えなければ)体は「使われていない」と退化し始めて滑液の生産をやめるのです。

    健康的な筋骨格系は、しなやかで潤った感覚を与えてくれるだけでなく、もっと広く影響します。欧州心臓予防学会の2014年の研究では、手や肘、脚の支えなしで立ち上がることが困難な被験者は、容易に立ち上がれる被験者よりも寿命が三年短いことがわかったのです。





    トイレ・デザインの発展


    西洋では、日常的にしゃがまなくなった原因はトイレのデザインに深い関係があります。地面に掘った穴、屋外トイレ、おまるなどはどれもスクワットしなければなりませんが、研究では、用を足すときに股関節が大きく屈曲していると負荷が軽減されることを示されています。腰掛け式のトイレはイギリスの発明ではありません。最初の簡単なトイレは紀元前4世紀のメソポタミアに遡り、古代のクレタ島にあったミノア文明は水洗トイレの先駆けであったと言われています。しかし、イギリスに初めて導入したのはチューダー王家で、16世紀、凝りに凝った玉座のようなトイレで「トイレの宮内官」に用をたす助けをするよう頼んでいたといいます。

    後の200年間はトイレの革新はゆっくりと不規則なものでしたが、1775年の時計職人アレキサンダー・カミングスが立ち上がった水槽の下につけるS字のパイプという重要なを開発をしました。しつこいコレラの発生と悪名高い「偉大なる悪臭」ののち1858年ロンドンでとうとう完全に水洗の機能する下水施設が作られ、1800年代半ば以降になって腰掛け式トイレが家庭でも普通に見られるようになり始めました。

    今日では、アジア全体でみられるしゃがむタイプの水洗トイレは、西洋のものと同様に清潔です。しかしジャムによれば、欧州の腰掛け玉座デザインへの移行は、多くの西洋人のスクワットに対するニーズ(そして毎日の習慣)を奪い取ったのです。確かに、スクワットが便通を良くするという事実が、西洋式トイレをしゃがむものへと変えるプラットフォームである lillipad Squatty Potty など、スクワットのように曲げた姿勢で座ることができる製品のカルトのような人気に火をつけています。 ジャムによれば、

    スクワットがこんなにも不快なのは、普段しゃがまないからです。けれどもし1日に便通に1、2回、排尿に5回、トイレに行くとしたら、1日に6回はスクワットすることになります。




    「原始的」な姿勢


    この身体的な不快感がスクワットしない主な理由である一方で、スクワットに対する嫌悪感が西洋文化でもあります。オフィスの椅子でスクワットや足を組んで座ることが股関節に良いことだとしても、現代の仕事場での服装では(正式なオフィス・エチケットはいうまでもなく)、概してこの種の姿勢がしにくいものです。西洋のリーダーや議員などが地面に近いところに浮遊するとすれば、可愛らしい幼稚園児と写真撮影するときぐらいなものでしょう。確かに、ニューヨークやロンドンなどの都会で歩道にしゃがみこんでいるような人というのは、私たちが素知らぬ顔をして急いで通り過ぎようとするタイプの人であることが多いでしょう。ジャムはこう説明します。

    どこかにしゃがむというのは、原始的で社会的地位が低いとみなされます。しゃがむといえば、インドの農民やアフリカの村の部族、非衛生的な都会の床などを思い起こすでしょう。私たちはそこから進化したと考えるでしょうが、実はそこから退化してきたのです。


    ロンドン在住の助産師であり整骨医のアヴニ・トリヴェディは(私自身の座るときの痛みで過去に彼女を訪れたことがある)、出産の姿勢としてのスクワットも同様だといいます。いまでも多くの世界の発展途上地域では重要なもので、西洋でもホリスティック出産運動によってますます提唱されています。

    スクワットの出産姿勢では、筋肉がリラックスし仙骨が自由に動いて赤ん坊が押し出されると同時に、重力もその役割を果たします。しかし、この姿勢が原始的であるという認識によって、女性たちはこの能動的姿勢から、出産のプロセスで作用が少なく体系化されていないベッドへと移ったのです。




    進化的衝動


    では、しゃがむことにしてオフィスの椅子と永遠にさよならするべきでしょうか?ビーチは「どんな姿勢でも長時間保持すると問題が起こる」と指摘し、深いスクワットの姿勢であまりにも長い時間(日に数時間)過ごす人びとに、膝や骨関節の問題に高い発生率がみられるという研究もあります。

    しかし、しゃがむ行為をほとんどやめてしまった私たちにとっては、「実際にこれをやりすぎることはできない」とビーチは言います。この種の動きが関節の健康や柔軟性を促進するという範囲を越え、世界中で大きくなっているヨガに対する興味が「地面に接していることが身体的に自らを自分自身(画面に支配され超知能化された私たちの暮らしから大きく失われた何か)につなげる」という認識に幾分強い影響力をもっているのだろうとトリヴェディは指摘しています。

    ビーチは、これは流行ではなく進化的衝動なのだと認めています。現代のウェルネスの動きは「床の生活」が鍵なのだと気付き始めています。自らを地に着けるという体の行動は人類がこれから変わっていくのに何も不足しているものはないと、彼は主張しています。

    ある意味、スクワットは人間全員が来たもとの場所であり、だからできるだけ多くそこを訪れるのは当たり前のことなのでしょう。





    (出典)https://upliftconnect.com/the-transformative-power-of-squatting/

    2018年7月13日金曜日

    アーユルヴェーダでの3つの鬱 
    3 types of depression as per Ayurveda

    アーユルヴェーダでは、精神的な疾患も同じくドーシャに基づいて考えられます。
    深刻なものでなくても、気分の変動があればそれはもしかするとあるドーシャが過多になっている可能性があります。どのドーシャが多すぎるかがわかれば、そのドーシャを食事などで鎮静化すればよいとわかりますね。
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    3つの鬱


    鬱の診断は逆症療法の基づいたものだけではない。アーユルヴェーダでは、独自の鬱の定義や種類がある。実際、アーユルヴェーダによれば、鬱は体に過多に存在する3つそれぞれのドーシャに沿っている。その原因によって現れる症状も異なる。
    アーユルヴェーダでは、3つの体質がある。ピッタ(空、気)、ピッタ(火、水)、カパ(水、地)だ。これらのバランスの崩れが病気をの原因となり、異なるドーシャの過多が異なる鬱の症状を引き起こす。つまり、3種類の鬱があるのだ。ヴァータが過多なヴァータ型、ピッタが過多なピッタ型、カッパが過多なピッタ型だ。



    ヴァータ型鬱

    「気」のヴァータは、呼吸を表し体内の生命力だ。つまりヴァータ型の鬱は生命力が抑圧されて、無気力、倦怠感があらわれる。このタイプの鬱は感情的虐待体験から来ることが多く、懸念、不安、恐怖の感情に関連し、不眠症として現れることがある。このタイプでは、摂食障害や睡眠障害を起こすことがある。健康的で安定した日々の睡眠やオーガニックの食事が効果的。



    ピッタ型鬱

    このタイプは、感情、体験、食事などあらゆるものの代謝の問題に関係している。3つの中でもっとも深刻だと考えられている。原因は、身体的あるいは口頭での虐待に関連していることがある。ある専門家によれば、ピッタ型の鬱には、暴言、アルコール、白砂糖、過労、強すぎる野心の5つが原因となると指摘している。攻撃的な行動や激怒などさらに激しい感情があらわれることもある。ピッタ型の鬱はまた、自傷行為に陥ることが多く、自殺することもある。



    カパ型鬱​

    これは組織のドーシャだ。全てのタイプの中でもっとも活気がなく、ヴァータのように無気力や倦怠感が起こる。過眠や不活発な生活スタイルが原因になることもある。しかしこのタイプの鬱では、肥満の率が高く摂食障害を持つことが多い。役立たずである感覚、精神的枯渇の発作を経験することもある。




    https://timesofindia.indiatimes.com/life-style/health-fitness/3-types-of-depression/photostory/64733328.cms

    2018年7月6日金曜日

    湿疹のための食事:避けるべき4つの食品 
    Eczema Diet: The 4 Foods To Avoid If You Have Eczema

    汗をかく季節は湿疹が出やすくなります。
    何を避ければよいのか、アーユルヴェーダの見地からも見てみましょう。

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    アーユルヴェーダの知恵は、体が外的なストレスにどう反応するかに影響する食品の選び方を教えてくれます。感情と食事は直接的な関係があるからです。私たちの選択がドミノ効果を作り出します。平穏と害、どちらをももたらす可能性があるのです。

    食べ物は、体のあらゆる段階において現れます。血漿(ラサ)から、血液(ラクタ)、筋肉(マムサ)、脂肪(メダス)、骨(アスティ)、神経(マッジァ)、性的エネルギー(シュクラ)まで及びます。このように、食べ物と体、湿疹がどう現れるかには重要な関係性があるのです。

    湿疹に関係するドーシャは主にピッタです。湿疹は皮膚の表層の炎症反応によって起こり、赤みや熱をもたらし、そしてヴァータの特性である乾燥を作り出します。これを知っていれば、炎症を高めるピッタの食品を避けることが必要となります。つまり湿疹のための食事では、次の4つの食品をやめます。湿疹関連の発作や発疹を減らすのに大きな効果を得ることができるでしょう。



    乳製品


    古代のアーユルヴェーダのテキストでは、牛乳は大変聖なるものと考えられており、牛はなによりも敬れた存在でした。しかし今日の牛は遺伝的に異なり、違うものを食べています。現在の牛乳は体内でアレルギーの原因となると確認されている分子が25種含まれており、発疹の誘引となりえます。




    湿疹などの自己免疫疾患によって免疫系が傷つくと、免疫は混乱し防御反応を起こします。それが卵のタンパク質を異物の侵入と認識し化学物質で攻撃し、それが炎症反応を起こすのです。


    精白糖


    ソーダやキャンディ、白米、シリアル、ジュースなども含まれます。

    体が精白糖を分解する方法が原因で、このタイプの糖が体内の炎症を高めるという研究は多く存在します。精白糖は単鎖糖なので消化する必要がありません。この早い反応により、細胞内の糖を急いで取り込もうと膵臓からインシュリンが勢いよく分泌します。エネルギーが勢いよくどんどん入って来るのです。ううむ、何でも勢いよく入って来るものは有害になります。自然は、周期の過程に沿って生きなさいと教えてくれているのです。自然を急がせると、精白糖が体内で炎症を起こすというような有害な影響を起こすのです。


    加工食品


    加工食品の多くには保存料が入っています。保存料は、商品の保存性を高めるためにいれられており、食品の生命力を高める為ではありません。皮膚の湿疹を起こす保存料は数多く存在します。例えば、アイスクリーム、ヨーグルトやケーキ、お菓子、にはプロピレングリコールが、ビール、サラダドレッシング、ベーキングミックスには皮膚疾患を起こす可能性のある乳化剤が入っています。このように考えれば、パックされた食品に生命力は少ししかなく、体を治したければ、栄養や命に溢れた食品を選択する必要があるのです!

    これらを全てやめてもまだ問題があるようなら、グルテン、大豆、MSG(グルタミン酸ナトリウム)、ナス科の野菜をやめてみましょう。




    さて原因の食品を取り除いたので、今度は健康的で新鮮な食品を取りましょう!毎日の食事に取り入れるべき癒しの食品が以下のリストです。


    湿疹を治す食品

    ピーマン
    ケール
    セロリ
    アーモンド
    かぼちゃの種
    ひまわりの種
    野菜の発酵食品・乳成分を含まず生きた菌で作ったヨーグルト
    芽キャベツ
    にんじん
    さつまいも

    これらの食品にはビタミンC、B6、マグネシウム、亜鉛、ビオチン、ビタミンA、ビタミンE、必須脂肪酸、グリセリン、カロチン、抗酸化物、乳成分なしのプロバイオティックスを含みます。全て、皮膚を治癒し、炎症を抑えて消化器官を健康的にします。


    治療の美味しくて一番良い方法は食事です。楽しく食べましょう!



    https://www.theayurvedaexperience.com/blog/eczema-diet/

    2018年7月3日火曜日

    靴を脱ぎ捨てよう:裸足は子供の脳を発達させる! 
    Shed those shoes: Being barefoot benefits brain development and more!

    本格的な夏到来です。
    街を歩いていると真夏でも分厚い靴下を履いている人をよくみかけます。冷え性だとか職場の冷房がきついとかあるのかもしれません。
    実は私は裸足が大好きです。OL時代には、毎日ストッキングにパンプスという出で立ちだったせいなのか、足指を全く使えてないと指摘されたこともあります。ヨガが日常になった今では、真冬以外は裸足でいますが、足指はまっすぐになり足の裏のガサガサもなくなりました。子供の発達過程で裸足の利点ってなんでしょう?今日はそんな記事から。
    子供にいいことは、大人や老人にもいいはずですよね。
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    子供の頃、私が裸足でいると母はイライラしていたものです。そして今も、秋と冬以外は裸足でいるからです!

    私は靴に縛られるのが嫌いなのです。また、子供たちが靴を履かずにいるのには、ずっと大賛成でもあります。
    「子供たちが運動するときはスニーカーを履いているのが普通になっていますが、どうも足が感覚を感じられるものだということを私たちは忘れているようです。足は力強くバランスをとるために床を掴むためにあり、裸足でいるとそれぞれの部分(つま先、付け根、足裏、かかと)をもっと感じやすくなります。さらに裸足でいると、足が強くなり体のアライメントが向上するということを示す証拠もあります。小さな子供は、地面と足の間の障害物を取り除くことで高まる地面との自然な関係性を感じているのです」
    何も驚くほどのことはないでしょう。しかし、裸足のほうがよいという科学的証拠があるということに驚かれるかもしれません。何よりも、神経系の発達や脳の理想的な発達に重要なのです!足は体の中でもっとも神経の多い部分であることがわかっていますが、それはつまり脳内の神経経路の構築の一因ともなるということです。ですから靴で覆ってしまうということは、子供たちの脳の中で新しい神経連結が育つためのあらゆる機会を消してしまっていることになるのです。
    もちろん、親や先生たちにとって子供たちを裸足にさせるのは不安でしょう。裸足でいることでばい菌にさらされてしまうということもよくある心配です(私の母はそうでした)。しかし、私たちの皮膚は病原菌を取り込まないように作られています。それよりも、病気になる原因の多くは、一日中とても多くのものに触れる手から来ることの方が多いのです。ばい菌を防ぐために一日中子供たちに手袋させようとは思いません。

    また、怪我の心配もあります。しかし裸足でいることは実際は足の裏を強くすることになり、釘だらけの工事現場を歩き回らない限りは怪我をする危険はそんなに大きくはありません。
    実際、足治療医の多くが、子供たちにとって裸足でいるよりも靴を履く方がもっと有害であると主張しているのです。足は、靴の形に合わすのではなく、自然に発達させなければならないものです。また、靴は足の動きを制限し、歩行、バランス、感覚の発達、体性知覚(周囲の空間における体の向きを理解すること)などに負の影響を及ぼす可能性もあります。
    大勢の子供たちが靴と靴下を脱ぎ散らかしてめちゃくちゃになるのが心配なら、履物を脱いで戻すという習慣を練習させることもできます。靴下は靴の中に、靴は壁に沿ってあるいは各ロッカーの前に並べさせます。脱ぎたがらない子供がいれば、「はだしのじかん」とか「つまさきのじかん」のようなテーマで促しましょう。あなたも裸足になれば、もっと脱ごうとするでしょう。


    2018年6月28日木曜日

    ヨガは永遠ではない:現代のニーズに合わせて変化  
    Yoga isn’t timeless: it’s changing to meet contemporary needs

    夏至である6月21日に定められた国連の国際ヨガの日が今年もやってきて、各地で様々なイベントが行われました。ヨガ人気が高まって広く行われるようになったのはとても嬉しいことですが、一方でヨガの本質についてはあまり知られていない気がします。今日は、ペンシルベニア州立大学助教授の記事を選んでみました。

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    国際ヨガの日である6月21日、人々はヨガマットを引っ張り出して、太陽礼拝を練習したり瞑想したりするでしょう。ヨガは古代インド発祥ですが今日では世界中で行われています。

    アメリカでは、1830年代、ラルフ・ワルド・エマーソンやヘンリー・デビッド・ソローといった哲学者らがヨガ哲学に初めて関わりました。米国でより広く知られるようになったのは1800年代後半になってからにすぎません。

    今日、ヨガの魅力の一端は、神秘的な古代の伝統とみられていることにあるでしょう。しかし、私の研究で発見したように、ヨガはもっと深く変化してきています。4項目をあげてみましょう。


    1. 健康と幸福のためのヨガ


    広くヨガを初めて広めたのは、ヒンズーの改革者スワミ・ヴィヴェカナンダでした。ヴィヴィカナンダは、最初はインドの貧困をなくすための資金を集めにアメリカにやってきました。1893年シカゴで行われた世界初の異宗教間の会議、万国宗教会議での感動的なスピーチによって彼はすぐに有名になりました。それから数年間アメリカ中を旅し、彼は講義をしヨガを伝えたのです。

    ヴィヴィカナンダは、ほとんど忘れられかけていた古代インドの賢者パタンジャリの伝統を蘇らせました。パタンジャリは、紀元前1世紀から西暦4世紀の間のどこかの時代にインドにいたと考えられています。ヨガの目的は実在からの隔離と死ぬべき運命の命の束縛からの自由だと彼は主張しています。

    パタンジャリによれば、苦しみを乗り越えるためには、現代人の多くにとって生きる意味を成すような快適さや執着こそを放棄する必要があります。 “The Goddess Pose,”の著者であるジャーナリストのミシェル・ゴールドバーグが記したように、パタンジャリのヨガは「自己現実というより自己消去のツール」なのです。

    現代では誰もヨガを実在を消し去る方法だとは考えてはいないでしょう。ほとんどの人は、日々の中での幸福、健康、共感を見つけるためにヨガに傾倒しているのです。


    2. 身体的エクササイズの価値


    今日のほとんどの人にとってヨガとは、体を強化したりストレッチするように考えられたアサナと呼ばれるポーズ、身体的エクササイズでしょう。しかし、ヨガには身体的なもの以上のものがあります。ヨガは献身、塾考、瞑想をも含みます。実際、体より精神を優先したパタンジャリやヴィヴェカナンダにとっては、まず体に焦点を当てるということは驚きでしょう。

    パタンジャリは体を「牢獄」だと信じて重要視しませんでした。私達は私達の体ではなく体への執着はヨガの邪魔になると強く主張しました。ヴィヴェカナンダもこの思想を受け継いでいます。彼はアサナを軽視していました。体にばかり集中していると本来のヨガの練習、つまり瞑想の邪魔になると主張しました。

    反対に、現代の実践者はアサナをヨガの中心においています。現代のヨギたちは、精神や魂は包含されているとみなしています。現代のヨギは自らの体そして感情にも意識を向けます。なぜなら、体の健康は明瞭に見たり慎重に行動する能力に影響を及ぼすからです。


    3. 自己に集中する


    ヨガ実践の中心にあるのは、サンスクリットで「シュヴァディヤヤ」と言われる独習です。パタンジャリの伝統では、これは聖典を読むという意味になります。

    今日では、シュヴァディヤヤは自己を研究するという意味になっています。ヨガを始めるきっかけの多くは、より幸福でストレスが少なく愛情に満ちた人生を送るためです。私の著書“The Art of Gratitude” に記したように、ヨガには習慣に気づくという行為が含まれています。自分の癖のパターンにまず気づかなければ、それを変えることはできません。

    聖典は、この簡単には答えの出ない深く難しい問題への考察を助けてくれるので独習の役に立つと広く理解されています。現代の実践者にとっては、次のような問題も含まれるでしょう。人生の目的とは?道徳的な人生を過ごす方法は?何が本当に自分を幸せにしてくれるのか?

    究極的には、健康的なヨガの練習の中心に独習があるべきなのです。それによって、ヨギたちは他者、そして周囲の世界との深い繋がりを認識することができるのです。この相互に依存し存在していることへの認識が今日のヨガの中心なのです。


    4. ヨガ・グルの倫理


    古代では、グル(指導者)と生徒の間の関係は必須でした。現代では、グルー生徒の関係性は変化しています。ヨギは、古代インドで行われていたようにグルの家で何年も訓練をすることはありません。そのかわりに、スタジオや公園、フィットネスジム、家などで練習しています。

    それでも、現代のヨガ・ティーチャーの多くは「グル」だと主張しています。

    しかし、濫用の恐れがある内在する力のため、グルという形は終わりにするべきだというヨガ実践者もいます。そういった濫用の例はたくさんあり、最近ではビクラムヨガの73才の創始者ビクラム・チョードリのケースもそうです。彼は性的暴行で訴えられ、2017年カリフォルニア州の逮捕状を避けるため国を出ました。

    アメリカやインドでの#MeToo movementを受け、多くのヨガ実践者が、ヨガ・ティーチャーとしての倫理について話し合っています。これらは、ヨガ・ティーチャーが尊厳と敬意をもって、しばしばとても弱い立場の生徒にどう接するべきかについて行われています。



    古代、でも永遠ではない


    本当に、ヨガがどれほど古いかを考えると、とても力がありとても神秘的です。

    しかし、コミュニケーションの教授として、日々の会話のなかで人々がよく間違うことの1つは、古いことをアピールすることだと考えています。それが古いから良い、なぜならずっとそうであったからということです。

    ヨガは古いですが、永遠というわけではありません。少し立ち止まってヨガの過去をみつめることで、私たちがみなで未来を作るためにすべき役割を認識できるのです。



    http://theconversation.com/yoga-isnt-timeless-its-changing-to-meet-contemporary-needs-97162

    2018年6月10日日曜日

    消化のための陰ヨガ 
    Yin Yoga for Digestion

    6月になってすっかり「真夏」のような天候が続きます。夏の暑い時期は、消化の力が弱まって体力が消耗しやすい季節です。今回は、消化のための陰ヨガをご紹介しましょう。
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    編集注:以下はヨガの実践者や指導者のための一般的な助言を目的としています。医療専門家の個人的な助言の代替ではありません。


    過敏性腸症候群(IBS)である方、また腹痛や膨満感、消化不良が時々でも起こる方なら、お腹のトラブルは楽しいものではないことに同意されることでしょう。食養生と同様に、ストレス軽減法は確かに役立ちます。個人的には、消化器官あたり、または消化器官の不調に関係する中医学的な経絡を対象としたヨガがとても問題の解消につながり得るのを見出しました。

    消化器官が痛むとあまり外出したくありませんでした。お腹がゴロゴロしたり張ったりすると、トイレが近くにないと不安で、ヨガのクラスに行く気さえ起こらなかったものです。ありがたいことに、家でできるヨガのポーズで短期間の不快を解消することができまし、私が経験したように、そうした問題の程度や起こる頻度を減らすことさえできるかもしれません。(ヨガクラスに行く気分だとしても、ゴロゴロを気にしなくてもいいのです。ヨガの途中では誰でもゴロゴロいうんですから!)

    こちらに紹介する陰ヨガのシーケンス(外出さえしたくなくても家でできるんです!)には2つの見方があります。ポーズのいくつかは消化器官を優しくマッサージし、ガスを軽減し消化を促進します。他に、脾臓や胃の気を強化するものもあります。陰ヨガは、伝統的な中医学に影響を受けており、中医学ではこの2つの経絡のバランスが崩れていると、膨満感など消化の問題が起こると考えられています。
    さらに中医学では、脾臓の気が弱い時は不安が高まり、その気が強い時は創造力が高まるとされています。脾臓の気はまた、意思やその力、変化のための可能性の気づきなどと繋がっています。ではお腹のゴロゴロを待たないで、この1時間のシーケンスを試してみましょう!

    ポーズには優しく消化器官を圧迫するものがあるので、ウェストまわりがゆるいパンツを履くと良いでしょう。また、1、2枚のブランケットか大きなタオル、ボルスター、2本のストラップ(任意)を用意しましょう。多くのタイプのヨガやエクササイズと同様、消化を助けるため練習の前少なくとも1時間は食事を終えましょう。そして、よりバランスの取れた状態になるのに必要なゴロゴロやグルグルは、お腹や消化器官にさせてあげるようにしましょう。



    山のポーズ(4分間)


    山のポーズではじましょう。両足の四隅(親指の付け根、小指の付け根、かかとの内側と外側)を通してマットに根付きます。そうした方が快適なら目を閉じます。




    鼻から4カウントで息を吸い、口から8カウントで吐きましょう。このカウントが苦しいと感じるなら、3:6や2:4の比で試してみましょう。これを2分間続け、次は自然なリズムで後の2分間呼吸をします。可能なら鼻で呼吸しましょう。ここで不快感を感じたら、判断をせず胃に意識を向けましょう。全ての感覚を客観的にみましょう。



    前屈(3分間)


    山のポーズから両膝を緩めて前屈し、両ひじを腿にのせます。背中はやや丸めておきましょう。膝を曲げて胸が腿の上にのるようにイメージします。あるいは、可能で快適なら、胸を実際に腿にのせて優しく胃をマッサージしましょう。



    これは、ハムストリングスや背中を対象にした深い前屈というよりは、胃をしずめる緩い前屈だと考えてください。



    スクワット(2分間 + 1分間のカウンターポーズ)


    マット幅程度に足を開き、つま先は両前角に向け、両膝をより深く曲げましょう。スクワットしながら、腰を地面に向かって下ろします。かかとがマットから浮くかもしれませんがそれは構いません(かかとの下に畳んだブランケット、アイピローなどを置くと快適かもしれません)。
    両手を合掌し、鎖骨を左右に開きながら両ひじを両膝の内側に入れ込みます。ここで安定していると感じたら、少し前にかがんで足首の感覚を感じましょう。胃や脾臓の経絡を刺激します。



    ポーズから出るには、肩の下に肩幅両手を床におきましょう。それから腰幅に両膝を床に着きます。カウンターポーズであるテープル・ポーズ(四つ這い)を1分間行いましょう。



    垂直のスワンと眠るスワン(2分間と3分間、両サイド)


    四つ這いから右膝を右手首の近くにおき、右腿を外側に回転させます。身体によって右のすねは以下のいずれかの位置になります。1)マットの端と平行(この場合は右足首を曲げ続けてみましょう)、2)斜めの角度(脛と一直線だとしても足はより自然な状態になるでしょう)、3)マットの前とほぼ直角になり右足が右臀部の真下に(この場合は足首を曲げずに伸ばします)。




    骨盤を沈ませましょう。右臀部の下にサポートとしてブランケットを差し込んでも構いません。左脚を後ろにまっすぐ伸ばしますが、快適でなければ左膝を横方向に曲げて鹿のポーズになりましょう。右手の指先で右膝かヒップの位置で床を押します。左腕を空に持ち上げ5呼吸して左の腰筋のストレッチの感覚を深めましょう。これが胃と脾臓の経絡を刺激します。


    そして左手を床に下ろします。90秒続けましょう。

    注意:前の足が痺れるようなら、足首の下にブランケットを置いてみましょう。


    次に、ヒップを床に置いたまま、両手をマットの前の方へ歩かせ、前屈して眠るスワンに入ります。両腕を伸ばしたり、肘を曲げて前腕の上で休んだり、あるいは上体をボルスターの上に下ろすかします。



    眠るスワンを3分間行ったあと、両手を肩の真下まで歩いて戻します(ボルスターを使っていたら移動しましょう)。左のつま先を立て、両手で地面を押し両腕を伸ばし、胸を床から持ち上げ、ダウンドッグに押上がります。5呼吸続けたら、膝を床におろして四つ這いに戻ります。

    2つのスワンポーズを反対サイドでも行い、ダウンドッグか四つ這いで終わります。



    スフィンクスかアザラシポーズ (5分間)


    四つ這いから両手を前に歩かせてうつ伏せになります。肘を曲げて肩の下に置き、両前腕は平行にしましょう。感じる場所に(おそらく腰)に注目します。



    もしきついと感じたら、肘をもっと前に動かしましょう。もっと感じたいと思ったら、ボルスターや折り畳んだブランケットに前腕をのせてみます。けれど忘れないで、その感覚は今まで味わったことがないほど強くする必要はありません!

    次に、頭の位置を試します。頭を下ろすと快適かどうかみます。首が快適でなければ、頭を再度背骨のラインまで持ち上げましょう。

    2分ほど経って、もし感覚がなくなったら、両膝を曲げてかかとを腰の方へ下ろしてみましょう。



    あるいは、手の中指がマットの角に向くようにして斜めに手を回転させて、腕を伸ばしてアザラシのポーズになります。



    感覚に集中します。全部で5分間のスフィンクスかアザラシのポーズのあと、曲げていた脚を伸ばし、伸ばしていた腕を曲げ(そして前腕を平行に戻して)、使ったプロップスを移動させます。



    チャイルド・ポーズ(5分間)


    優しく床に手をつき、両ひざを曲げ、腰をかかとに向けて下ろし(両ひざは好きな間隔で)、チャイルドポーズになります。おでこをブロックやボルスターにのせるととても心地よいでしょう。



    そのほかに、胸もボルスターにのせる方法もあります。



    チャイルド・ポーズはお腹を圧迫するので、食後にこれをすると快適とはいかないかもしれません(特に下痢をしていたら!)。体の声を聞いて、己を知りましょう。

    5分経ったら、やさしく床を押して起き上がりましょう。腰を左右どちらかに下ろしてお尻で座ります。ボルスターはマットの横に置いておきましょう。



    半分の浮舟のポーズ(左右3分間ずつ)


    仰向けに寝ます。両ひざを曲げ足をマットにおきましょう。足裏で押してマットからお尻を持ち上げ、お尻と仙骨(腰ではなく)の下にボルスターをすべりこませます。そしてボルスターで支えられるようにお尻をおろしましょう。右腿の後ろか右脛の前に手をかけて、優しく膝を胸に引きましょう。左脚はマットに沿って伸ばします。



    このポーズは2つの消化促進効果があります。右膝を胸に優しく引き込むことで消化器官がマッサージされて膨満感が解消されます。また左脚を伸ばすことで、腿前に走る脾臓と胃の経絡が優しく圧迫されます。股関節屈筋や左腿のあたりに何も感じなければ、折り畳んだブランケットボルスターに追加して高くしてみましょう。

    3分後、反対側も行います。



    完全な浮舟のポーズ(5分間)


    半分の浮舟のポーズから、左脚を床に沿って伸ばします。脚の力を抜きましょう。そうすれば両脚が外に開くのに気づくでしょう。もう一度、股関節屈筋に意識を向け、緊張していないことを確認します。この陰ポーズで支えられているという感覚をより深めるために(ボルスターから落ちてしまわないよう、また股関節屈筋を緩めストレッチさせるように)、両脚がよりニュートラルの位置にくるよう腿や脛のまわりにストラップをかけてみましょう。


    このポーズから出るには、両ひざを曲げます。ストラップを使っている場合は外します。足裏をマットにつけ押して腰を持ち上げ、ボルスターを移動させましょう。お尻を床におろします。



    両ひざを曲げたツイスト(左右5分間ずつ)


    お尻を3〜5センチほど左にシフトして、両ひざを胸に近づけましょう。両腕はT字に開き、両ひざを右に倒して床かブランケット、ボルスターの上に下ろしましょう。

    ツイストは消化器官をマッサージするので大変よいです。このポーズで消化の効果をよりよく得るには、左腕を頭上に伸ばします(左肩が床から浮くようであればブランケットの上に置きましょう)。小腸・大腸の経絡が刺激されます。




    5分経ったら、左腕をT字の位置まで戻しましょう。両ひざを真ん中に戻し足裏をマットに下ろします。お尻を中心線に戻してから、右に3〜5センチ移動します。左にツイストしたら、両腕をT字に戻して両ひざも真ん中に戻します。両足裏を床に下ろしましょう。



    シャバサナ(5分間以上)


    両脚を伸ばし、腰よりも広い幅に足を離します。腕は体の横か、お腹や肋骨の上においてもいいでしょう。



    好きなだけシャバサナを楽しみましょう。ただし、お願いですからこのとても重要な休憩のポーズに最低5分間は捧げてください。そうすれば、あなたの体は今行ったことから十分な癒しの効果を得るはずです。




    2018年6月4日月曜日

    静寂を深める:毎日に静かな時を取り入れる6つの方法 
    Cultivating Quiet: 6 Ways to Invite Silence Into Your Life

    瞑想とかマインドフルネスとか、なんだか難しそうだけどちょっと興味あるなあという方、今回の記事が参考になるかもしれません。

    パタンジャリのヨガスートラにこう書かれています。
    「Yoga Chitta Vritti Nirodha」つまり、ヨガとは心の揺れを死滅させることだと。「死滅」と聞くとビクッとしますが(笑)よく言う「頭の中を空っぽにする」に近いように思います。そのためには、まず忙しく動き続ける思考に気づく必要があるのです。さて、どうやったらいいのでしょうか?
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    マインドフルで私たちの体験に深く繋がる静かな時を持つことは、いつでも可能です。こうした時間は、吸う息と吐く息の間の瞬間に毎回訪れ、目を閉じて思考を解いた時、壮大な星空の下に座る時に存在するのです。

    けれど、多くの人がそうであるように様々なノイズに浸りきった社会に生活していれば、そうした静かな瞬間の体験というのはごくごく希なことでしょう。そして沈黙から離れてしまえば、それが戻ることは不可能に感じるでしょう。しかし、少しの意思、そしていつも行動している人間ではなくヒトとしての私たちに繋がる意識的な努力によって、静かな時が浮上するスペースを作ることができるのです。

    日常で静寂とまた繋がる方法をご紹介しましょう。


    1. 朝一番に


    朝の時間は内側の静寂を呼び起こすよい時間です。数分から1時間(時間が許すなら)内に入って行きましょう。

    この内への作業は、単にどう感じているかを観察し今日1日の心構えを行うことかもしれません。また、アサナや瞑想の練習、日記を書いてもいいでしょう。あなたの習慣がなんであれ、より意識をもって朝を始めることは安定の効果があり、1日をあなた自身と過ごすことができるでしょう。


    2. 食事の前に


    食べたものの結果については私たちは大変意識を向けていますが、間違いなく食べ方も重要なのです。気づきをもって食べた食事は、味をより楽しめるのはもちろん、栄養の消化もいいのです。

    食事を始める前に、目を閉じ、深く数呼吸し、母なる自然の豊かさに感謝し、自分を育む時間に感謝しましょう。短いお祈りをしてもいいでしょう。私は、このウパニシャッドの食事の祈りを食事前に行って成長したので、今では心の中で唱えてから食べます。

    私たちをひとつにしてください
    私たちを一緒に食事させてください
    私たちがお互いに必要でありますように、
    私たちが真実を放ちますように
    命の光を放ちますように、
    誰をも避難しないでいられるように
    けして否定を抱かぬように


    この祈りでもなんでもいいのです。あなたに響くマントラや文章などを選びましょう。



    3. マインドフルな気づきを実践する


    1日のほとんどを仕事場や戸外、その中間どこで過ごしていても、周囲に注意を向けましょう。どんなによくない場所でも自然の不思議な力を感じられるものがあるはずです。ついこの間、私はバスルームの壁に動く光の形に魅せられている自分に気づきました。この観察の実践で、あなたの1日を構成している一瞬一瞬に、より存在感を与えるのです。

    下界を観察すればするほど、自分自身を世界の一部として見ることができ、根底にある繋がりを意識することができます。わたしたちの呼吸のリズムが、通り過ぎる自転車のペダルと同期しているのに気づいたり、野生のたんぽぽの強さに気づいて自身の決意が強く感じたりするのです。それが何であれ、あなたと周りの環境が分かち合っている存在の根を観察することでこの共鳴に近づけるのです。



    4. 感謝を実践する


    これは多くの人がよく知っている実践ですが、おそらくできるだけ多くの時間を費やしているという人は少ないでしょう。観察とともに、1日の中で感謝のスペースを開けて置くことは、深い存在を感じる機会となりそれが豊かな静寂をもたらします。

    感謝は幸運な偶然という小さなものから惑星の位置といった大きなものまで、そして困難の時など全てを受け入れる助けとなります。全ての体験は、日々の生活のノイズの背後にある静寂と繋がる源となりえます。感謝と繋がるために立ち止まることは、満ちた人生の理解において全ての体験が持つ役割に敬意を払うことになるのです。



    5. 呼吸する


    呼吸は命の源です。呼吸に意識を向けると心が落ち着き、体にエネルギーが満ち、命の根源により強く繋がります。自然の呼吸を観察し、気づきをもって集中しましょう。このシンプルな練習は内なる静寂に繋がるためのいつでも使えるツールなのです。


    6. 寝る前に


    始めと同様に1日を瞑想で終えましょう。リラックスした音楽を聞いたり、日記を買いたり、ろうそくの明かりでリストラティブなヨガをしたり、感謝の瞬間を思い出します。1日の出来事を思い出すことで、それを手放すことができ、それによってより存在を感じ静寂に戻ることができます。

    今この場に完全に存在することで、静寂の時は豊かさをもたらしてくれます。内側と外側、宇宙と大地、陰陽のバランスは、人の体験に大きな満足感を作り出します。

    この内なる静寂と親友のように仲良くすれば、毎日あなたのところに訪れてくれるでしょう。

    あなたは静寂の灯台です。光を灯せば、静寂があなたを探し出してくれるでしょう。




    (出典)https://yogainternational.com/article/view/cultivating-quiet

    2018年5月31日木曜日

    <研究>瞑想が不安を解消し循環器の健康を促進する 
    Study: Meditation Improves Anxiety and Cardiovascular Health

    US News からです。

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    ミシガン工科大学の研究によれば、1時間の瞑想(メディテーション)が不安症を緩和し循環器の健康を促進する可能性がある。
    60分間の瞑想後、参加者の心拍数や脈動圧の降下が観察された。また、一週間後でも不安レベルが低くなったままだという参加者の方向もある。生徒主導で行われたこの研究では、たった1時間のマインドフルネス瞑想が参加者の不安感を減少させ、いくらか心臓病のリスク要素を減らすことがわかった。軽度から中度の不安症のある成人らは、1時間のメディテーションたった一回のセッションで心理的な安心感を得られたという。

    長期間のメディテーションの効果については多くの研究によって不安が取り除かれることがわかっている。しかしながら、短期間のメディテーションについては少数しか行われていない。ミシガン工科大学のプレスリリースによれば、当大学の生物化学准教授ジョン・ドローチャーと彼のチームは、「短期のマインドフルネスの認知と循環器系への効果を探り、抗不安症の治療や介入の立案方法を改善したいと考えたという。

    「たった1時間のメディテーションでも、不安や循環器疾患リスクのマーカーのいくつかが減少するようだ」とドローチャーは述べた。

    60分のセッションの間、参加者らは20分間瞑想したのち30分間の「身体のスキャン」を行うよう指示された。つま先から始め、身体の各部分一度に一箇所だけに深く集中するよう言われた。この行動は、細部への注意からより広い意識へと精神を移す訓練である。最後は、10分間の自ら行うメディテーションでセッションを終了した。

    「身体のスキャンのポイントは、足親指など身体の一部分に集中することができるなら生活の中のストレスのある事柄により容易に対処することができるようになることです。生活の他の事柄にストレスを感じるよりある一部分に集中することが習得できます」この研究を発案した卒業生であるハンナ・マーティは述べた。




    https://www.usnews.com/news/health-care-news/articles/2018-04-20/study-meditation-improves-anxiety-and-cardiovascular-health

    2018年5月28日月曜日

    股関節と膝の健康  
    Healthy Hips and Knees

    ひざ痛や腰痛を経験したことのある人なら、ヨガクラスでよくある広範囲の動作やポジションを試すなどもっての他で、しゃがんだり階段を降りたりというちょっとした動作でさえも辛いことを知っているでしょう。痛んだ膝や腰を一定期間大事に使っている間に脚のバネがなくなっていき、悪化を怖がっているうちに完全に動けなくなるなど、実際には状況をもっと悪化させることにもなり得ません。幸いにも、スペースを作って膝や腰の痛みを緩和する多くのツールがヨガにはあります。

    急性の怪我を除いては、膝や腰の痛みは消耗が原因で起こることがほとんで、微細な非対称によってさらに炎症する場合もあります。腰のバランスの悪さが膝の位置調整を妨げ、またその逆もあります。股関節(球窩関節)の可動域は、膝(蝶番関節)よりも大きいです。膝が屈曲・伸展のために作られている一方で、股関節はさらに内外転、内外旋することも可能です。股関節での動きの中で、その可動性が限られたりあるいは過度に動くと、膝が拗れたり傷ついたりすることがあります。例えば、上脚が股関節で外旋しにくいと、下脚が代わりに回転して補い、それが膝を捻って関節まわりの結合組織が過度に伸びてしまいます。ヨガでは、股関節の動きが最大になるよう股関節や腿のまわりにある筋肉をストレッチ、強化することができます。そしてそれが膝を守ることになります。



    腰と膝のための安全なシーケンス


    膝の問題は、痛みが現れ始めるまで関節が悪化するのに何年もかかることがある股関節より早く問題が現れがちです。膝の痛みや腫れがあるのなら、荷重のないアサナの練習を始めるの最善です。下記のシーケンスのスプタ・パダングシュタサナ I(横たわった足親指のポーズ I)やウパヴィスタコナサナ(座位の前屈)など、伸展した脚を膝関節の上に調整するポーズを選択しましょう。

    荷重のかかるアサナでは、膝が曲がっていてもまっすぐであっても、膝が正しい位置に置くことが重要です。股関節の正しい外旋によって膝が安全に屈曲できるパールシュヴァコナサナ(体側を曲げるポーズ)や、足首、膝、股関節を立っている脚の上に並べることで腰が安定するウッティタ・ハスタ・パダングシュタサナ(伸展した手と足親指のポーズ)で、これを細かく見ていきましょう。

    膝を曲げたポーズでは、膝の内側が外側以上に伸展・収縮しないようにしましょう。もし、ヴィラサナ(英雄のポーズ)などで膝を90度以上曲げることが難しい場合は、巻いた布や折りたたんだブランケットなどのプロップスを膝の後ろに置いて関節にスペースを作るようにしましょう。膝を曲げる動きをした後は、膝を伸ばしたアサナで再度膝関節を伸展させなければなりません。

    こうした原則をもっと細かく見ていきましょう。下記のシーケンスでは、各ポーズを左右どちらも1ー2分間ホールドします。



    スプタ・パダングシュタサナ I (横たわった足親指のポーズ I )




    このポーズでは股関節の屈曲が必要となりますが、股関節の回旋や内外転はしないので膝の内側と外側は同様に伸展します。仰向けに横たわり、両脚を伸ばし両腿を床に下ろします。背中がニュートラルな状態で腰椎が床に着いていなくても、腰部は長く感じるようにしましょう。つま先と両膝はまっすぐ天井に向けておきます。ふくらはぎからかかとまで伸ばし、足裏を広げましょう。

    右膝を胸に引き込み、右足の母指球あたりにベルトをかけます。右の腰を床に押し付けながら、床と直角になるまで右脚を挙げましょう。脚をまっすぐ伸ばせないとき、右の臀部が床から浮いてしまう時は、足を頭からもっと遠くへ持ち上げます。母指球を引き込むようにベルトを床の方向に引きます。右の足裏を天井と平行に保ち、左のつま先と膝はまっすぐ上を向けておきます。




    次にベルトを右足のかかとにもどし、母指球を天井へと持ち上げながらベルトをかけた右かかとの内側を押しましょう。右腿の前を脚の裏側へと押し脚を完全に伸ばします。ベルトに向かってかかとを押しながらベルトを引いて、右腿を股関節のくぼみへと引きます。右の腰の外側を床につけたまま、左の大腿骨を床に押し下げましょう。左のふくらはぎからかかとに向かって伸ばします。右の母指球を持ち上げながら右膝がまっすぐ前に向くように気をつけましょう。

    右膝を曲げて胸に引き、脚を伸ばして床に降ろし、左側に進みます。このポーズを何度か両サイド行い膝の痛みを緩和しましょう。



    ウパヴィスタ・コナサナ(座位の前屈)






    体の前に両脚を伸ばし、ダンダーサナ(杖のポーズ)で床に座ります。そして、両手で膝の内側を支えて両脚を大きく開きます。腰の横に両手を起き、上体はまっすぐ引き上げます。膝とつま先をまっすぐ天井に向けましょう。両脚が外に回転したり腰が沈んでいたら、腰が自然な曲線になる高さまで折りたたんだブランケットをお尻の下に置きましょう。そして骨盤の底から喉の上部に向かって背骨の前を伸ばします。

    腿の前面を裏側に、それから両脚の裏側全体を床に向かって押しましょう。(ブランケットの上に座っている場合は脚の裏側を下方に下げます。)両かかとを床に着けたまま、ふくらはぎの筋肉を膝からかかとの方向へ伸ばします。この状態で数分座ったら、両脚をもう少し開くこともできるでしょう。腰のすぐ後ろで床を手の指先で押し、床からお尻を数センチ持ち上げ、骨盤を前へ押して両足がもう少し離れるようにスライドさせ、そしてお尻を降ろします。両脚がさらに大きく開いたら、腿の内側と膝の内側が伸びるのを感じるでしょう。足とつま先はずっと真上に向くように気をつけましょう。ウェストの横と肋骨を骨盤から離すように持ち上げ、胸を開きます。

    このポーズから出るには、両手で膝の内側を持って脚を引いて膝を曲げ、それから両脚をもどして閉じます。



    パールシュヴァコナサナ(体側を曲げるポーズ)






    パールシュヴァコナサナでは、曲げた膝は足の中指の方向に向けなければなりません。硬い内転筋や外旋しにくい股関節のために膝が内側に入ることがしばしばありますが、膝の内側に余分な負荷をかけてしまいます。腿の基部である股関節から正しく外旋し、脚を安全にそして均等に曲げましょう。この動きで、硬い内腿がストレッチされ腰の外側が強化されるので、股関節を安定させるのに役立ちます。

    タダーサナから、両脚両腕を広く開き、手を足の上にします。右足の後ろにブロックを起きましょう。右足を90度外に回し、左足はやや内側にします。右脚全体を外に回転させ、股関節と膝の中心、足首の中心をを結ぶ脚の中線が右足の中指が直線上に並ぶようにします。左かかとの外側を床にふみこんで脚を伸ばしましょう。膝が足首より前にいかないよう右脚を90度に曲げながら回転し続けます。右の股関節、膝、足首の中心が一直線に並ぶように保ちましょう。

    左かかとの外側を踏み込んだまま、息を吐いて上体を右の方向へ伸展させ、右足の外側に置いたブロックに右手を置きましょう。右腰の外側を内腿に向かって前へ動かし、右膝は外側にある右上腕と押しあいます。左肘を曲げて左腰に手をおきます。左かかとの外側を根付かせ続けて体重が両脚に均等にかかるようにしましょう。左肩を後ろへ回し胸と骨盤の前面を回転させて天井の方向へ向けます。ポーズから抜けるときは、左かかとを踏み込みながら左腕を引き上げて左脚を伸ばしましょう。反対側もくりかえします。


    ウッティタ・ハスタ・パダングシュタサナ(伸展した手と足親指のポーズ)


    この片足のバランスポーズは、足首と膝、股関節のアライメントを意識して両腰の安定性を向上するのに役立ちます。



    股関節程度の高さの壁や棚などを探し、それに向かって脚の長さの距離の位置でタダーサナ(山のポーズ)で立ちます。両手を腰にして右かかとを体の前にある棚に置きましょう。右脚を伸ばし、左足はまっすぐ前に向かせて置きます。脚を伸ばせない、あるいは左足を前に向かせたままにできない場合は、もっと低い棚を試してください。左かかとの内側を床に押し付け、膝頭をまっすぐ前に向けたまま左腿の前を腿裏に向かって押します。左股関節が左足首の真上に来て、脚が床と垂直になるようにしましょう。右腿を下方へ下げます。両脚を伸ばしながら、膝ではなく腿の上部(股関節に近い方)から後方へ引きましょう。両腿の前と両膝は強く保ち四頭筋を働かせて、膝頭から離しましょう。

    左腰を左につき出したりして左腰の外側を落ち込ませないようにしましょう。そうではなく、左かかとの内側に体重をのせ、腿の外側を内腿に向かって動かします。左脚と腰を安定させたまま、右腰の外側を床に向かって下げ、ウェストの右側は引き上げましょう

    息を吐いて右膝を曲げ、足を床に降ろしてタダーサナに戻しましょう。反対側も繰り返します。


    このポーズの二番目のヴァリエーションは、脚を横方向に伸ばします。90度左に回転して、両足が壁や棚と平行になるようにします。つま先と膝は真上に向かせて右脚を棚に乗せます。左脚はまっすぐのまま腿の上部から後方へと押します。右脚を伸ばし右腰の外側とお尻を床に向かって下ろしましょう。右脚を外に回転させて膝を上に向けて股関節を下げておきます。左腰の外側が落ち込まないように気をつけましょう。1つ目のヴァリエーションのように、左かかとの外側を床に押し付け左の腰と膝を脚の内側へと動かしましょう。

    スムーズに呼吸し、ウェストと胸を骨盤から離します。ポーズをはめてタダーサナでしばらく立ってから、反対側で繰り返しましょう。


    ヴィラサナ(英雄のポーズ)





    ヴィラサナは股関節、膝、足首の非対称や硬さに対応しながら、疲労した脚の筋肉を深くリラックスさせます。このクラシックなポーズは関節に問題のある人にとって難しいのですが、ここにあるヴァリエーションは簡単でリラックスできます。4枚のブランケットとブロックひとつが必要です。

    2枚のブランケットを一緒に長く太く巻きましょう。もう1枚は半分の厚みで巻きます。両膝は揃えて体の後ろで両足を離し、薄く巻いたブランケットの上に膝の下部、脛の上部をのせ、そして足首は太い方に乗せます。お尻を持ち上げて平らに畳んだ4枚目のブランケットを膝の後ろに置きましょう。足は真後ろに向けてつま先は床に下ろします。ブロックをお尻の下そして足首の巻きの上に水平に置き、両かかとの間に座りましょう。臀部は下方に落ち着かせてください。骨盤を少し持ち上げなければポーズを続けられないと感じたらもっとサポートを増やしましょう。腿の上部と鼠蹊部の内側が下がるとともに、胴部と胸を骨盤から持ち上げましょう。両脚の前にストレッチを感じるかもしれませんが、膝に痛みを感じないようにしなければなりません。

    このポーズから出るのに必要なことは、膝を捻らずに両脚を伸ばすことです。まずお尻を持ち上げてブロックを外します。両手を膝の前の床につき、ブランケットの後ろの床でつま先を立たせ、そしてアド・ムカ・シュヴァナサナ(下向きの犬のポーズ)に押し上がります。両腿と両膝を強く保ち、腿の前を脚の後ろ側へと押し、膝の裏を完全に伸ばします。ハムストリングをお尻に向かって持ち上げ、ふくらはぎとかかとを床に下ろしましょう。





    (出典)https://yogainternational.com/article/view/healthy-hips-and-knees